明日につなぎたい

老いのときめき

他民族を抑圧する民族に自由はない

2022-04-15 09:50:49 | 日記

 表題は、ロシア革命の指導者・レーニンが紹介した、19世紀のマルクス、エンゲルスの至言である。だが、悲しいかな、21世紀の今も他民族抑圧が罷り通っている。今のロシアにそれを見る。ウクライナ侵略を批判した人が逮捕されている。ロシアには自由がないのか、そう感じた人は私だけではあるまいと思ってしまう。つぎのレーニンの言にも惹かれる。「民族的誇りのみちあふれた、われわれ大ロシアの労働者は、その隣人との関係を、偉大な民族をはずかしめるような、農奴制的な特権の原則のうえにではなく平等の人間関係のうえにうちたてるところの、自由で独立な、自主的で、民主主義的で、共和制的な、誇らしい大ロシアを、ぜがひでものぞむものである」と。現ロシア大統領ブーチンは、傲慢だ。この教示を平然と踏みにじっているではないか。

 

 ロシア軍の蛮行は「戦争犯罪」だとの非難の声が広がっている。マンション、病院、学校など民間施設・非軍事施設に対して攻撃してきた。ウクライナ北部のブチャなど、首都キーウ郊外で、4月3日までに410人の民間人の遺体が見つかったいう。少なくとも子ども121人を含む1480人(5日現在)の民間人が死亡したと報じられている。無差別の砲撃が続いているのだ。まさに残虐行為ではないか。テレビの画面で破壊された街の模様を見るたびに胸が痛くなる。ロシアは恥も誇りも捨てて、何を欲しがっているのか、何を狙っているのか、何で非人道の武力を使うのか、どうにも理解できない。血みどろの残虐な行為は、かならず自らの顔にはねかえってくる。もうそれが現れているはずだ。ロシア国民は血で染まる一方、それでいいのか。

 

 国際刑事裁判所(ⅠCC)の検査官が、ロシアの戦争犯罪や人道に関する捜査に入ったと報じられている。しかるべき勧告があるだろう、それを受け入れなければ、ロシアは更に孤立を深めるだろう。ロシア国民は辛く哀しい憂き目に出会うことになる。政府は即刻ウクライナから撤兵、戦争をストップしないと、自らの墓穴を掘ることなるだろう。世界からの厳しい視線に眼を閉じ、耳を傾けず、強欲を押し通せば、もう「誇らしい大ロシア」は昔の姿というしかない、哀れをとどめることになるだろう。ロシア国民は悲劇に苛まれることになるだろう。即刻、終戦に、ウクライナと世界に謝罪と賠償を。この道を選択しない限り、大ロシアは軽蔑と怨嗟の波を浴びるしかないだろう。自らの大先人、レーニンの遺訓に従えと言いたい。


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