「狂った権力者」(19日付)という記事を書き込んでいるとき、咳が烈しく、身体が熱っぽかった。「やられたな」と思いながら、送信をすましてから体温を測った。まだ昼前だったが、38度を超していた。久しぶりの発熱だ。蒲団の上に横たわる。夕方には39度前後、食欲なし、口に入れるのは、ス―プ、ジュ―スなど液体ばかり。この状況が3日間続いた。「多分、インフルエンザやろう」。娘が電話でそう言っていたそうだ。
21日、事故が起きた。トイレに行こうと立った途端にふらつき、前のめりに転倒、傍にあったお膳の角に下顎をぶっつけた。下唇が切れ、かなりの出血。鏡を見たら、唇は無残に膨れあがっていた。「ああ情けない。この程度の熱でふらつくオレではなかったのに。口惜しい」。22日、ちょっと落ち着いたので、妻と一緒に行きつけの病院へ行く。若い医師から「90歳なのに元気ですね」と言われたが、複雑な気分だった。診断はインフルエンザ。
息子から「どうや?」と電話があった。「もう大方、治ってんねん。来んでもええで。染ったらあかんから」と返した。ふっと孫が気になった。発熱前夜、我が家にきて私の目の前に座っていた。電話で私の症状を説明し、変わったことないかと聞く。「何もないで、普通やで」の返事なのでほっとした。オレも齢だが、インフルエンザなんかに負けなかった。自己満足である。4日ぶりのブログはこんな次元の記事になった。日課なのだから。隣室のテレビから国会討論が聞こえてきた。また一言いう機会がくるだろう。