*買収で20年度迄に1500億円超ノ売り上を拡大する可能性、買収の100億円は高くない、既存事業の全体に拡大能力を付与できるソフト、
株か 5,584前日比+60(+1.09%)
京セラは7日、英国の事務機器販売、アノデータを買収したと発表した。同社は文書やデータをインターネット上で管理する事業が強く、今後は京セラのプリンター・複合機事業と組み合わせて新サービスを展開する。買収額は100億円規模とみられる。
アノデータは1988年設立で、16年6月期の売上高は約90億円。従業員は約340人。京セラや他社の事務機器を販売する一方で、ネットを利用した通信インフラ構築やIP電話設置などにも注力している。
顧客から複合機などを利用した事務の効率化を求める需要が多いため買収を決めた。今後は、昨年11月に買収したドイツの文書管理ソフト開発、サイオニックとも連携し、事務機を使った最適なオフィス環境を構築する事業を強化する。
買収は事務機器製造販売子会社の京セラドキュメントソリューションズ(大阪市)が株式の大半を取得した。最終的に完全子会社化する。
京セラドキュメント社の16年3月期の売上高は3363億円。売り上げの約9割が欧米を中心とした海外で、買収効果などで20年3月期には5千億円を目指す。