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0979、日立建機、日産とフォークリフト事業統合?

2011年10月05日 13時45分14秒 | thinklive

日産フォークリフトは売却先を探しているというハナシが先のようであるが、両者の市場シェアは、日産フォークリフトが、が6.8%で5位、TCIが8.4%で、統合すれば、15.2%で、3位のコマツユーティリティ、16.4%に次ぐ4位となる、首位の豊田自動織機が43%の突出したシェアでシェアは唯一拡大している、

10月4日(ブルームバーグ):国内建機2位の日立建機が、日産自動車のフォークリフト子会社をめぐり、日産側と買収交渉を始めたことが分かった。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

非公開情報を理由に匿名を条件に話した関係者によると、日産自が売却を検討しているのは日産フォークリフト(横浜市)。売却先の候補として非上場のフォークリフトメーカー、TCM(大阪市)を保有する日立建機などが浮上しているという。

日産フォークリフトは元々、日産自の産業機械事業部門だったが、昨年10月の分社化で100%子会社となった。ウェブサイトによると、日本のほか、米国やスペイン、スウェーデンに生産拠点があり、年間約3万台のフォークリフトを生産している。

日産フォークリフトは非上場で決算情報を公開していないが、関係者によると、直近の売上高は800億円程度で、黒字を確保しているという。昨年の本体からの分離時の日産の発表資料によると、2009年度の売上高は613億円だった。

日立建機は1999年にTCMと業務提携し、09年には同社の全株式を取得して完全子会社化した。同社のウェブサイトによると、10年度の売上高は725億円。日立建機の発行済み株式の約半分を日立製作所が保有している。

日立建機・広報担当の平野耕太郎氏は、この売却交渉に関し、公表していないことに対して「お答えできない」とコメントした。日産自・広報担当のクリス・キ―フ氏は「コメントできない」と述べた。

90年代に経営不振に陥った日産自は99年に仏ルノー傘下入りし、人員削減や事業整理などの再建策を進めてきた。子会社関係では06年にディーゼルエンジンを製造する日産ディーゼル工業の全株式をスウェーデンのボルボに売却し、資本関係を解消した例などがある。日産自は99年に日産フォークリフトを米ナッコ・インダストリーズ・グループへの売却を3億ドル規模で進めていたが、交渉が破談となった経緯がある。

国内フォークリフト業界は約4割のシェアを持つ豊田自動織機を筆頭に日本輸送機(ニチユ)、コマツなど多くのメーカーがしのぎを削っている。08年にはニチユが三菱重工と国内販売事業の統合を発表するなど再編の動きもあった。

日産自は昨年の産機事業部門の分社化の発表で、フォークリフト業界の厳しい事業環境下で持続的に成長していくため、意思決定の迅速化と経営の機動力を高め、自主的な経営を確立することなどが目的としていた。日産自のカルロス・ゴーン社長は20年に全世界の新車販売台数の10%を電気自動車が占めるとの予測を示し、成長分野への集中投資を進めている。


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