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GE、デンマークのLMウインドパワー、ブレード部分の世界大手、保守、管理を含めた垂直支配強化、

2016年10月13日 17時06分47秒 | thinklive

*風力発電の主力部品領域の累積市場の一定のシェアを確保することはインフラ市場では極めて重要、

。2015年には世界中で新たに設置された発電設備容量の約50%は再生可能エネルギーを発電源とするもので、35%は風力発電でした。

【ニューヨーク=稲井創一】米GEは11日、デンマークの風力発電機器メーカー、LMウインド・パワーを16億5000万ドル(約1700億円)で買収すると発表した。英ファンドから株式を買い取る。風力発電市場で中国勢が台頭するなか、機器製造から一貫して手掛けることでコストや性能の強化を急ぐ。

 LMウインドは風力発電のブレードと呼ばれる羽根の部分を製造する世界大手。デンマークや米国などで生産している。

 GEはブレード製造を手掛けていない。今回の買収で、GEのデジタル技術を設計段階で活用して効率良く風を受けて回転する羽根の形状をしたブレードの開発などを進める。3Dプリンター技術もブレード製造で生かし、生産コスト低減にもつなげたい考えだ。

 GEにとっては、世界各地に据え付けているLMウインド社製のブレードの保守・修理サービスを取り込む効果も期待できそうだ。

 15年の風力発電機市場のシェアは中国のゴールドウインドが約13%で首位、GEは約9%で3位。独シーメンスなども追い上げるなかで、GEは今回の買収を契機に再生エネルギー事業の中核として風力発電を強化する


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