*サッカークラブとのパートナー契約がどの程度の、世界的、国内的な消費者のイメージ喚起となるものか、此のダイヤモンドの記事は格好の参考データとなるであろう、
*世界での、楽天領域での知名度の喚起力に、バルセロナの知名度がどれだけ効果的かは、わからないが、日本ノEC市場で、アマゾンと通販イメージを2分する程の力に、寄与していることはマギレもない、
*契約料レベルの効果は果たすであろう、と言うより、安いんだなー、という感じが強い?
現在、世界最強といえるサッカークラブ、FCバルセロナが日本のインターネット通販大手・楽天とメイン・グローバル・パートナー契約を結んだというもの。つまりメインスポンサーとなり、来季からFCバルセロナのユニフォームの胸の部分には「Rakuten」のロゴがプリントされることになるのだ。契約金は年間5500万ユーロ(約64億円)。17年から2020年シーズンまでの4年間の契約だ。
楽天はスポーツ事業に熱心で、プロ野球では東北楽天ゴールデンイーグルスを保有し経営、JリーグではJ1ヴィッセル神戸のメインスポンサーを務めているが、その知名度は国内にとどまっている。
FCバルセロナは世界でもトップレベルのスペイン1部リーグ・リーガエスパニョーラを制すること24回、ヨーロッパのナンバー1クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ優勝5回、世界最強クラブ決定戦FIFAクラブワールドカップの優勝も3回を数える栄光に彩られた名門であり強豪だ。
所属する選手もリオネル・メッシ(アルゼンチン)、ネイマール(ブラジル)、アンドレス・イニエスタ(スペイン)、ルイス・スアレス(ウルグアイ)、ジェラール・ピケ(スペイン)など世界的スーパースターが顔を揃えている。彼らが胸に「Rakuten」とプリントされたユニフォームを着てプレーすれば、世界中のサッカーファンが楽天という社名を知ることになるし、どんな会社か興味を持つ人も増えるはずだ。
楽天は1997年創業。インターネットの普及を背景に画期的なECモール事業を展開して急成長を遂げた。市場を世界に広げようと2008年頃から事業の海外展開に力を入れるようになり、国際的M&Aを積極的に行ってきた。だが、海外展開は想定した結果が得られなかったようで事業の縮小が続いていた。
日本企業が初めて欧州サッカークラブのスポンサーになったのは1976年。総合電機メーカーの日立製作所がドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVと契約を交わし、ユニフォームに「HITACHI」のロゴがプリントされたのが始まりだ。
日本企業がスポンサーになった主なクラブをあげておこう。*DAIAMOND online
*契約が終了すると、イメージ喚起力が消える?感じ?
1980年代
アヤックス(オランダ)=TDK、ヴェローナ(イタリア)=キャノン、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)=シャープアーセナル(イングランド)=日本ビクター、エヴァートン(イングランド)=NEC、マンチェスター・シティ(イングランド)=ブラザー工業、マルセイユ(フランス)=パナソニック、アトレティコ・マドリード(スペイン)=三田工業
2000年代
バレンシア(スペイン)=トヨタ、ローマ(イタリア)=マツダ、サンテティエンヌ(フランス)=コニカミノルタボルシアMG(ドイツ)=京セラ、フィオレンティーナ(イタリア)=マツダ
楽天同様、最近ビッグクラブと大型契約でスポンサーになった日本企業もある。横浜ゴムだ。15年からの5年契約で、英メディアの報道によればスポンサー料は年間4000ポンド(約74億円)とのこと。