「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【ネパール】ランタン地域トレッキング(1)

2014-05-09 14:13:37 | 山小屋泊

                     のびやかなランタン村

【日 程】2014年4月11日(金)~5月5日(月)
【山 域】ランタン谷及びゴサインクンド
【山 名】キャンジン・リ
【メンバ】本人、妻
【コース】カトマンズ(4/11~4/13)→シャブルベシ(4/14)→リムチェ(4/15)→ランタン(4/16)→ゴダタベラ(4/17)→ランタン(4/18)→キャンジン・ゴンパ(4/19)→キャンジン・リ登頂周回(4/20)→ランシサ・カルカ往復(4/21)→リムチェ(4/22)→トゥロー・シャブル(4/23)→シン・ゴンパ(4/24)→ゴサインクンド(4/25)→ゴサインクンド周辺(4/26)→ゴプテ(4/27)→クトゥムサン(4/28)→チソパニ(4/29)→カトマンズ(4/30~5/3)

アップが遅れましたが予定通り5月5日にネパールから帰国しました。トレッキング期間も予定通り17日間でした。ただし、ランタンで妻に高山病の症状が出たため、いったんゴダタベラに戻って再度ランタンに登りました。前回、2011年秋には標高5,360mのゴーキョ・ピークも経験しているので、標高3,500mのランタンでまさか高山病に罹るとは思っていなかったので油断があったと思います。再度ランタンに登ってからは予防薬のダイヤモックスを飲んだこともあって、キャンジン・ゴンパ滞在を一日早く切り上げただけで、ほぼ予定どおりの行程をこなしました。今回の最高標高はゴサインクンドからゴプテに向う途中のラウルビナヤク・パス(峠)の4,610mでした。

カトマンズへは成田からマレーシア航空でクアラルンプール経由でした。しかし、いきなり出発が2時間遅れになるというハプニングに会います。クアラルンプールでの乗り継ぎ待ち時間が長かったので心配はありませんでしたが、成田でお昼にかかってしまうので一人800円分の昼食券をもらいました。マレーシア航空は航空機行方不明事件があって気になっていましたが、どうやら迷宮入りでしょうか。

また、トレッキング中の18日にエベレストで雪崩があり、大勢のシェルパが亡くなるという痛ましい事故がありました。私たちのコースはカトマンズの北方で、エベレスト方面ははるか東方でなので影響はもちろん、うわさも聞きませんでした。トレッキングを終えて、カトマンズに戻ってきた時、良く利用する「ロータス」というレストランの日本人経営者の佐々木さんから話を聞いてびっくりしました。事故の影響で今年のエベレスト登山はすべて中止になりそうですね。

ただ、今回の事件は別として、ネパールという所は事故に対して日本ほど神経質ではありません。前回のトレッキングで利用したルクラという飛行場は世界で最も危険な空港の一つでしたが、今回、車で行ったシャブルベシまでの道もひどいものでした。狭く急で、でこぼこな道の片側が切れ落ちており、(もちろんガードレール無し)路肩を踏み外したら千メートルでも転がり落ちるのではないかと思う所が何ヶ所もありました。ルクラとどっちが危険かと聞かれたら何とも言えません。良く事故が無いですねと聞いたら、良くあるんですよとの答えが返ってきました。日本だったら通行禁止になること間違いありません。

トレッキング中もすぐ後ろを歩いている人が落石事故に会いました。足をやられて歩けなくなりましたが、幸い骨折は免れたようです。でも、大きな岩も落ちてきたので、運が悪ければ、頭に当たって死亡事故になっていたと思います。

帰りはカトマンズに近いスンダリジャルまで下ってきたので、危険な道はありませんでした。しかし、普通の道でも渋滞しているときは、映画にでも出てきそうな凄まじい運転をするタクシードライバーもいました。ネパールではトレッキングでもかなり事故の危険性は覚悟しないといけませんね。

 

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