「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【茨城県】かみね公園から神峰山、高鈴山

2009-04-10 21:17:43 | ハイキング
                  ショウジョウバカマ(助川山付近)

日立駅前平和通りとかみね公園でお花見をしてから、神峰山、高鈴山を巡る周回コースを歩きました。お花見でのんびりした分、後半はかなりがんばりました。アップダウンは少ないけれど、とにかく長いコースでした。

【日 程】2009年4月10日(金)日帰り
【山 域】多賀山地
【山 名】鞍掛山、羽黒山、神峰山、御岩山、高鈴山、助川山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】日立駅(9:10)→かみね公園(10:00)→神峰山(13:00)→高鈴山(14:30)→助川山(16:00)→日立駅(17:30)
【参 考】新・分県登山ガイド7茨城県の山
【切 符】青春18切符

1回分が残っていた青春18切符を期限ぎりぎりで使用して、初めて日立駅に来た。駅前の平和通りは「日本さくらの名所百選」にあげられているそうだが、ちょうど見頃で素晴らしかった。平和通りの桜並木が終わるところが国道6号で、右折して市役所前を通りかみね公園に向かう。かみね公園も桜が見頃だが、満開少し前の木もある。ここのベンチに坐っておにぎりと持参したワインを飲んで一人でお花見をする。この先、長いコースを歩くつもりなのに、のんびりしたうえに酒気帯びになってしまった。

「かみね公園」の展望台からの展望は、海の方は霞んでいるが、これから向かう山の方は青空がきれいだ。車道に出て山に向かって歩き、神峰ハイキングコース登山口の道標に導かれて林道から山道に入る。山道に入ると、これまでのソメイヨシノとは違うオオシマザクラの白い花が目立つ。オオシマザクラは煙害防止のために植えられたそうで、その後ソメイヨシノが多く植えられるようになったとのこと。鞍掛山を巻く道もあるが、左へ階段状の細い道を登るとテレビの中継局の建物があり、その裏に鞍掛山248mの山名板があった。ここから細い道を下ると先ほどの広い巻き道に戻る。

先へ進むと「かみね公園」から続く車道に下り、車道を渡って今度は急な階段道を登る。このあたりもオオシマザクラが目立つ。ここで逆方向から歩いてくる人に2人出会った。両側から木がかぶさるトンネル状の道や開けて見通しの良い送電線の下を過ぎ、「蛇塚」を通る。小木津山への分岐を分けて、登りついた羽黒山は立派な山名板があるが道の途中みたいな平凡な山頂だった。いったん下って石尊山分岐を分け、縦走路から少しはずれて神峰神社のある神峰山頂に着く。山頂は南東方面が開け、大煙突跡が見える。その先、霞んでいてはっきりしないが海が見えているようだ。ベンチもあって、休んでいる人が3人いた。

縦走路に戻り、高鈴山への道標に従って進む。未舗装の林道にいったん出て、再び山道に入る。御岩神社への分岐を分けて登って行くと御岩山の山頂に着く。ガイドブックには御岩神社から岩峰を登るコースもあるようだが、このコースでは平凡な登りだった。やがて塔の林立する高鈴山が見えてきて尾根の左を巻くように行く。舗装路に出る手前に休憩舎があり、頂上は人が居そうな気がしてここで休憩した。凍らせて保温袋に入れてきた缶ビールがちょうどいい具合に融け、けっこう暑くて喉が渇いていたのでぐびぐび飲んでしまった。落ち着いてから頂上へ行ってみると誰もいなかった。

頂上は広々しており、展望台の前の山名板には「花の百名山」と記されている。大きく展望が開けているのに霞んでいる日でちょっと残念。下りは舗装路をしばらく行ってから山道に入る。途中の水溜りにおびただしい数のおたまじゃくしがいたが、水が干上がってしまいそうで気になった。スミレの群落を見ながら下って百体観音を過ぎ、「かみすわ山荘」への分岐あたりにショウジョウバカマの群落があった(写真)。オオシマザクラが咲いている「おむすび池」を過ぎて、きれいな休憩舎がある助川山の頂上に着く。海が間近に見え、振り返ると歩いてきた神峰山から高鈴山方面も良く見え、今日一番の展望だった。鉱石を運んでいるらしいケーブル下をくぐって街中に下り、日立駅まで歩いた。


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