「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【日 光】薬師岳から三ノ宿山でアカヤシオ満喫

2007-05-08 22:54:47 | ハイキング
                  薬師岳山頂直下から半月山方面

日光・中禅寺温泉バス停から茶ノ木平、細尾峠、薬師岳、三ノ宿山、滝ガ原峠経由で丹勢バス停まで歩き、アカヤシオを堪能してきました。アカヤシオは籠石より細尾峠へ下る途中、薬師岳前後、大木戸山頂上、三ノ宿山頂上で良かったが、特に薬師岳前後が最高でした。また、大木戸山と三ノ宿山の下り斜面でカタクリの花も見られました。

【日 程】2007年5月8日(火)日帰り
【山 域】日光
【山 名】薬師岳(1,420m)、丸山(1,242m)、大木戸山(1,287m)、三ノ宿山(1,229m)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】分県登山ガイド8栃木県の山、栃木百名山
【コース】中禅寺温泉バス停(8:30)→茶ノ木平(9:30)→細尾峠(11:00)→薬師岳(11:50)→丸山(13:00)→三ノ宿山(14:15)→滝ガ原峠(15:40)→丹勢バス停(16:30)

4年前の5月14日に明智平から細尾峠、薬師岳、夕日岳、古峰原と歩いたことがある。その時のアカヤシオはコース中の一番標高の高いあたりだけが見ごろで、あとは盛りを過ぎており、薬師岳付近ではかろうじて頂上に一本だけ残っていた。最近はブログが大流行のおかげで、ブログを検索することで最新の情報が得られるのは有り難い。今回、夕日岳では見ごろには少し早いのではないかと予想し、薬師岳から滝ガ原峠へ向かうコースとした。

中禅寺温泉バス停で下車し、レークサイドホテル先の登山口から登り出す。今日は暑くなるとの予報で天気も快晴だが、朝早いせいか少し寒い。冬枯れのままの木の間ごしに男体山や中禅寺湖を眺めながら、茶ノ木平に着くと、廃止されたロープウエイの跡地から中禅寺湖と白根山、男体山、女峰山の眺めが素晴らしい。ここから明智平方面に向かうが、始めのうち、広々とどこでも歩けるせいか道がやや不明瞭になっている。分岐から細尾峠に向かい籠石を過ぎどんどん標高を下げていくと、アカヤシオがちらほら姿を見せて、やがて満開の群落となる。道は下る一方でさらに標高を下げていき、最初の送電線が現れる手前でアカヤシオは姿を消してしまう。

「草木ダム管理所細尾雨量観測所」を見て、再び送電線を過ぎると細尾峠に着く。細尾峠には車が3台停まっていた。②のガイドブックには奥細尾からはゲートがあって車両の通行ができないとの記載があるが、足尾方面から入って来るのだろうか?薬師岳に登り出すとすぐにご夫婦と見られる二人が下ってくる。女性の方が頂上のアカヤシオは良いですよと声を掛けてくれる。まもなくオオカメノキの白い花とともにアカヤシオがちらほら見られるようになる。頂上に近づくにつれ増えてきて、頂上は花盛りだった。頂上の標識がある場所で3人の男性グループがゆっくり昼食を取っていた。連休が終わったばかりの平日だが、細尾峠から薬師岳の間で8人のハイカーに出会った。しかし、人に出会ったのはこの間のみであった。

薬師岳からいったん下って次のピークへ登り出すあたりから、道の両側が満開のアカヤシオのトンネルまたは並木道といった様子となる。今年4回目のアカヤシオだが、ここが一番感動ものだった。ここから長い下りとなり、やがて右手が開け、どっしりした夕日岳の全体が見える。コルから登り返して1,159m峰に着く。ガイドブック①ではヤシオツツジが素晴らしいと書かれているが、ほとんど散ってしまっていた。少し時期が早ければここが一番良いのだろう。次のピークの丸山とのコルにはかすかに峠道らしい踏みあとが見られた。丸山あたりもアカヤシオの盛りは過ぎていたが、大木戸山では頂上の大きな一本が素晴らしい。また、ここの下りで期待していなかったカタクリの花が咲いていて得をした気分になった。さらに三ノ宿山からの下り始めにもアカヤシオの群落があり、斜面にカタクリの花が見られる。

1,158m峰の分岐には案内板があり、右へ滝ガ原峠へ向かう。この急下降と次の1,051m峰への急登は最後に来てきつい。頂上からは右への踏みあともあり、注意が必要。左へ下っていくが、少し藪っぽく踏みあともやや不明瞭になり、最後はほとんど消えかかるが、林道が見えてくるので適当に下る。林道の分岐にぴったり下り、あとは曲がりくねった車道を2、3回ショートカットして下っていき、やしおの湯にも寄らず、丹勢バス停まで歩いた。

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