「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】峰谷川雨降谷倉戸沢↑水根沢谷↓

2006-09-03 22:38:29 | 
 
 倉戸沢は峰谷行きのバスで雲風呂で下車すればアプローチも無く、短い流程の中に手ごろな滝が多くて手軽に楽しめる沢でした。つめは結構きつく、倉戸山の頂上直下に出ます。倉戸山からは水根沢谷の支沢を下り、さらに水根沢谷本流を下ってキャンプ場先の仕事道に上がりました。

【日 程】2006年9月3日(日)日帰り
【沢 名】峰谷川雨降谷倉戸沢(遡行)、水根沢谷(下降)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】雲風呂バス停(8:20)→倉戸山(11:30)→水根沢本流(12:30)→仕事道(13:00)
【参 考】奥多摩山岳会HP

久しぶりに、武蔵五日市駅に向かうつもりだった。ところが、電車の中でうとうとしてしまい、乗り換えるはずの立川駅を乗り過ごしてしまった。立川駅に戻ったときには五日市行きの電車は出てしまったので、奥多摩駅行きの電車に乗る。この電車は峰谷行きのバスに接続が良いので、また峰谷川の沢に入ることにした。地形図も無いが、昨年、雨降谷本流の長久保沢に入っているので出合いも分かっている。

雲風呂バス停で下車し、先へ歩くとすぐに雨降谷の出合に着く。地図に記載されている地震観測所はすでに撤去されて無い。沢沿いに行き、出合から右岸に伸びている仕事道が木橋で左岸に渡る先に大きな堰堤が見える。仕事道を辿って堰堤を越えるとすぐに倉戸沢の出合となる。出合は倒木に埋まって貧弱である。丸太をまとめた橋を渡って倉戸沢に入る。

沢にはわさび田の跡が見られ、すぐに大きな堰堤が現れ、左から越える。倉戸沢の滝場はほぼ二つにまとまっており、最初の滝場はゴルジュ状になっている。何段にも分かれた長いナメ滝は楽しく直登できる。この滝場には8mほどの傾斜のきつい滝が二つある。どちらも落ち口付近がハング気味なので水流沿いは難しい。初めのは左手の乾いた部分が登れた。後のは右手から巻き気味に取り付いて、木の根を頼りに落ち口へ抜けた。

初めの滝場が終わると、しばらく平坦になり倒木が多い。右手の斜面が崩れて風前のともしびとなっている木が何本か見られる。やがてまた何段にも分かれた大きな滝となるが、比較的傾斜が緩いため楽しく登れた。この滝場が終わるとだんだん斜面がきつくなり沢形が無くなるあたりから右手に登っていく。女の湯からの踏み後に出てすぐに倉戸山頂に着いた。

倉戸山頂で休憩すると倉戸口方面から何人か登ってきた。登山道を榧ノ木尾根方面に向かい、下りきったところから右手に登山道を外れて下っていく。やがて水根沢谷の支沢を下ることになり、緑に覆われた綺麗な滝を一つ見る。途中、仕事道を横切り、なおも下って水根沢谷本流に出た。その時、ちょうど水根沢谷を遡行しているパーティが休んでいた。

水根沢谷本流に出てからどうするか決めていなかったが、このパーティに会ったので下ることにした。水根沢谷の水流は豊富で轟々と音を立てて流れている。途中、ハーケンに掛かっているスリングに頼ったりして下る。この下りも楽しめた。水根沢谷を渡る橋が見えたところで仕事道に上がって、乾いた衣類に着替えてバス停に下ったが、バスの待ち時間が長く、奥多摩湖の展示館で時間をつぶした。

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