「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】三岳周辺ミニスキー

2004-03-14 23:46:36 | 山スキー
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

光徳牧場から三岳南側の沢状の部分を登り、峠を越えて湯元へ出ました。登りはツボ足とスノーシュー、下りはミニスキーを使いました。

【日 程】2004年3月14日(日)
【山 域】奥日光
【山 名】三岳(ピーク登頂は無し)
【メンバ】単独
【道 具】踵固定のミニ板(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、プラ兼用靴
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】1:25000地形図「男体山」
【コース】光徳牧場(10:15)→学習院大寮→鞍部(11:40-12:00)→林道(13:40)
     →金精道路→湖畔バス停(14:50)

光徳温泉でバスを降りる。中禅寺湖周辺にはほとんど雪が残っていなかったが、ここまで来るとクロカンに十分な程度の雪はある。スニーカーのまま光徳牧場のロッジまで歩き、ここで兼用靴に履き替える。雪が締まっているのでツボ足ではっきりした踏み跡をたどって行く。学習院大寮を過ぎてから沈みそうな気配があったので、スノーシューをつけたが、しっかりした踏み跡が続いており、ツボ足のままで行けたかも知れない。アイゼンを着けて下っている踏み跡は最近のもののようだ。

沢状なので緩やかな登りからだんだん傾斜が増してくるが峠までスノーシューのまま登れる。峠は開けており、振り返ると男体山が見える。ここで昼食休憩とする。風の音がすごいが樹林のせいかここには吹いてこない。峠から踏み跡は右の斜面を登っていく。三岳の山頂を目指していると思われる。今日のような条件で踏み跡もあれば、比較的容易に山頂に立てるかも知れない。しかし、一度登っているし、足も骨折から完全には回復していないのでパスする。峠から下る方向はちょうど倒木が遮っており、右手の斜面を少し登っていく。こっちの方面にはまったく踏み跡はない。

峠から沢状をまっすぐ下るとなだらかなまま湯ノ湖に出てしまう。金精道路から刈込湖方面へのハイキングコースの入り口あたりの斜面を滑ってみたいというのが動機の一つだったし、時間的にも早いので北西に進みながら斜面を登っていく。最後はスノーシューを脱ぎ、キックステップで高度を稼いでから安定した場所を見つけ、スキーを履いて滑り降りる。今シーズンはゲレンデにも行かず、初スキーだったので慎重に過ぎてしまいこの一本はあまり満足のいかない滑りになってしまった。

傾斜がなくなって、再びスノーシューを着ける。目指す方向は密林帯になり、特有の迷路のような地形が現れる。磁石で方位を確かめながら進むと林道の上に付けられたクロカンコースに出た。コースを右に辿っていく。スノーシューを取っても歩けたが、時々少し沈んでコースを荒らしてしまうので、スノーシューをつけて行く。コースが大きく曲がって再び北へ向かうところで、コースから離れることにする。休憩しているとクロカンのスキーヤーが一人、すっと通り過ぎていく。

ミニスキーを履いて西に下る。下り始めは雪が多かったが、いったん平らになってから急斜面に落ち込むあたりは雪が少なく、ブッシュや岩が露出し、ガリガリのアイスバーンになっている。下りやすい所を探して南へトラバースする。アイスバーンなのでスケーティングも効いて高度を落とさずに移動できる。比較的状態のいいところを見つけるが急斜面のアイスバーンは変わらない。呼吸を整えてからスタート。

ミニスキーはアイスバーンでの切れがよくて頼もしく、短い距離だったが楽しめた。ハイキングコースの入り口にぴったり下りられたのもうれしかった。ちょうどここでスノーシューハイクのグループに出会った。ここからは除雪してない金精道路を下る。時刻が遅ければここもアイスバーンになってスピードが楽しめるところだが、なんとかストップしないように下るのが精一杯だった。