泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「小栗判官・照手姫」荷造り作業

2023-10-31 10:00:41 | 丹下一の泡盛日記
イスタンブールから無事終了の連絡が入る。
演出のアンナさんからボイスメッセージで過分な感謝のお言葉を頂く。
公演の映像を見たのだけど、無茶苦茶な状況の中で、日本人のチームの作業を素敵に取り込んで作品を造ってくれた事に感謝。
それも1日のリハーサルだけで。
もっとも現地からの報告では朝の9時から15時15分まで休憩なしのぶっとし。45分休憩の後は21時までぶっ通しのリハーサルだったそうだから。
すごいエネルギーだ。
このエネルギーは見習わないといけない。

月曜日は藤沢・遊行寺公演の前の最後の稽古。
修正、確認すべき箇所だけどやるだけ。
そして膨大な楽器群をはじめたくさんの機材を梱包する作業に取り掛かる。
大変な作業だ。
特に金属でできている楽器は非常に重い。
衣装と靴だけを持参すればいいプレイバックシアターに慣れすぎてるな、この頃。
一足早く解放してもらい帰宅。
とにかく風呂。
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日曜日はプレイバッカーズの稽古

2023-10-30 10:06:36 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は終日をお仕事で過ごしたのだけど、
イスタンブールからのコールが時々なっているのがわかる。
メッセージにしてくれないと対応できないと伝えているのだけど。
夜中、別件のご報告電話を聞いていたら、派生的な問題案件が。
困ったもんだ、と話していたらSOSが来て「困った」どころではなくなり、
直接電話してちょっとした騒ぎになったのは、本当に困ったもんだ。
もちろん20世紀にはしばしば起こった事件の流れも感じていて、
だからこそ冷静に対応することはできるのだけど、ため息が出る。
ベッドに入り少し眠り、やっぱりこういう時は目覚まし鳴る前に目が覚める。
横浜のプレイバッカーズの稽古へ。
遅ればせながら9月の自主公演の振り返り。
「星」というテーマだったけど、さすがプレイバッカーズで、
最後には「空の星」になった人の話になったのは想定内だったのだけど、
演技には無限の可能性があるわけで。
いい時間になった。
帰路の電車内で帰る方向が同じメンバーと話しつつ、
イスタンブールからは無事に本番に向かっているという嬉しいメール。
生配信での参加はできなかったけど、リハーサルの映像を見たら、おっとその動き(振り付け)は自分が送った映像でCRがやっていたやつではないか!? なんてのもあって。

帰宅して即座に風呂。
本番直前のイスタンブールのポーランドの演出家と日本チームにメッセージ送る。
身体は睡眠を求めているのに神経が立って。
録画した映像を見ながら、やっぱり飲む。
外は満月。
それでも普段は稽古している時間にベッドに入り爆睡。

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早朝から電話が

2023-10-27 18:22:12 | 丹下一の泡盛日記
金曜日は仕事の予定が直前にキャンセル。
神様が休め、と言ってくれたのだろうと、
のんびり起きてDM作業でも、と考えていた。
未明にメッセンジャーの着信音が鳴る。何度も。
元々12時、現地時間の朝6時になったら、一度メールでも入れておこうと考えていた。
現地時間4時半なんだけど、電話もかかってくる。
グループラインでかけないでと伝えてあったんだけど、
また、そこらじゅうでコール音が鳴っていたのだろう。
話を聞いて、そして状況確認するのに手間取る。困ったもんだ。
「不安」で「大切にしてほしい」のはわかった。
結局、昼過ぎまでかかる。
もちろん自分のチームのことは後回し。
もちろんなんとかなると信じている。

明日は終日お仕事。明後日はプレイバッカーズの稽古。今夜はゆっくり休みたいなあ。



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整体でスッキリ

2023-10-27 12:47:38 | 丹下一の泡盛日記
木曜日は、予定通り、ベッドの中から動けず。
それでも洗濯、片付け、その他。
夕方は整体。
あぐらで座って前屈みの姿勢で演奏していた時に、ちょっときつかったのだけど、その姿勢のためか、ずいぶんと体が歪んでいた。
おかげでスッキリ。

夜も録画した映像を見ながら呆然と過ごす。
ガザで解放された人質だった年配の女性が、ハマスの戦闘員と別れ際に握手するのが印象的だった。

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「小栗判官・照手姫」プレビュー公演本番

2023-10-26 10:38:25 | 丹下一の泡盛日記
いよいよ「小栗判官・照手姫」のプレビュー公演当日に。
前夜、明和町から帰宅して、もちろん、即座に連れ合いが沸かしておいてくれた風呂に。
スーツケースの中身も全て行くべき場所に。
リセットができてから軽く飲んでベッドに入る。
本番当日の集合は午後2時。(劇団員たちは午後早めの集合で作業をしてくれている)。
ありがたい。
長い間稽古を重ねてくるとはこういうことだ。
9時に集合して午後は通し、夜本番が基本のイメージだろうが、
もうその必要はない。
大内先生から学んだ「本番が最高になるように導くのが演出の仕事」を思い出す。
さすが吉岡(紗矢)さんだ。
喉のこともあり、ゆっくり横になってから出かける。
もちろん本番だから色々とあったけど、エネルギーも出来も、最高だった。
時間をかけて練り上げていく台本と出会えたことは本当にありがたい。
古典をやっているわけではないが、伝統演劇に近いものがあるかもしれない。「芝居」もいいなあ。
立ち会ってくださった岸本一郎さんと駅のホームで缶ビール。
40年をNYで暮らしていた岸本さん「駅で飲んで大丈夫なのか!?」と驚いている。
米国は街中での飲酒はきついお咎めがあり普通に罰金を取られる。
帰宅してガッツリ晩御飯。
ゆっくり飲むはずが4杯目で意識無くしそうになり終了。


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明和町無事終了

2023-10-24 22:45:03 | 丹下一の泡盛日記
明和町DAY 2。
さすがに1日で3校回るというのは、移動も含めて結構きつい。
昨夜は「徘徊」もほとんどせずにベッドに入り爆睡。
2日目は朝食をパスしてお昼ご飯の買い物経由で駅へ。
この日の午前中はこのシリーズが始まった、遺跡の上に立つ小学校へ。
冷たい雨の中、みんなで遺跡の土産物屋でうどんを食べた思い出も、すでに100数年前のこと。
お昼を食べたら、椅子に座ったまま爆睡してしまった。
午後は、こちらも10年以上の小学校へ。
無事終了。
名古屋で一人になる。
晩御飯を街で食べてから帰宅、と考えていたのだけど、
土地勘が消えている。
名古屋は中継地点でもあり、駅構内はもちろん、駅前の飲み屋もラーメン屋も把握していたのに。
大須観音にお参りする余裕はなく、駅周辺でと考えていたのに。
名古屋は駅のすぐ近くに安くて美味しい居酒屋がいくつもあって、
よく寄り道をしていた。
もちろん大事な友人を連れてきたこともある。
それが。。。
自分の記憶のゆるさに驚いた。
それでも、ひつまぶしなんか食べて、新幹線に乗る。
地下通路を行くはずが、こちらもなぜか地上から地下鉄に向かうことに。
おかげで20年くらい前に仕事をした東京駅の空間を通過。
こちら、東京駅の周辺もずいぶんのご無沙汰だなあ。
イスタンブール先乗りのHさんから全員にメール。
会場がいい感じです、と写真たくさん。
ひとまずはよかった。
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明和町初日

2023-10-23 19:51:46 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、目覚ましが鳴るずっと前に目が醒める。
やばいなあ。
久しぶりの松阪で不眠。
もちろん目を閉じて横になったまま目覚ましを待つ。
8時前の電車で明和町の斎宮駅へ。
午前2校、午後1校を回るハードなスケジュール。
コンダクターがかよさん(宗像佳代)なので安心。
16時前に無事終了。
帰路、最近新しい発見があった斎宮の遺跡発掘現場に寄ってもらった。
昼間、斎宮が禊をした浜辺の場所も教えてもらっていた。
気になることたくさん。
夜は今回参加のTの誕生日のお祝いを小料理屋で。
明日も746の電車で移動。今日と同じく午前午後の本番!
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名古屋で赤ちゃん抱っこした

2023-10-22 23:11:38 | 丹下一の泡盛日記
日曜日は朝早起き。
荷物を抱えて横浜へ。
12月の民俗芸能祭の打ち合わせ。
干支は一回りするくらいのご縁だけど、コロナやら何やら。
朝ごはんを食べずに出たのは、桜木町の蕎麦屋に入りたかったからで。
いつもこのあたりを連れ合いの車で夜中走っているのだけど、
明るい時に駅に降りるのは久しぶり。
午前中で立ち合いは終わり、その後会議に。
無事終了後、横浜で20年ぶり? に会うガールのためにお菓子買い込んで名古屋へ。
名古屋駅で待っていてくれたのは大学の同級生で。
もう東京よりも就職しての名古屋での生活が長くなってしまった。
生まれた時から知っている娘が子供を連れて帰省中。
その娘への土産。
もうガールではなく母なんだけど、やっぱりKちゃんなんだよなあ。
ものすごく久しぶりに赤ちゃん抱っこした。
母娘+子のレディースが帰った後は、本当に久しぶりに二人でゆっくり飲んで話した。
彼がくれたギターは、この夏の稽古でも大活躍だった。
そんな話よりも、なんか深い話だった。
23時、滑り込みで松阪のホテルに。
明日から「いじめ防止授業」!
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劇団アランサムセ結成35周年公演「NOGOJIRI」、見るべき!

2023-10-22 00:27:18 | 丹下一の泡盛日記
劇団アランサムセ、という名前はジァン・ジァンのチラシで知っていた。
1990年ごろか、自分たちも渋谷を拠点にしていた頃。
その後、彼らがタイニイ・アリスで公演をしていることも知っていたのだけど、出会う機会がなかった。
西村博子先生の追悼イベントのおかげでこの劇団の脚本・演出の二人と引き合わせていただいた。
そして、土曜日の今夜、時間ができて高田馬場へ。
自分が「育った」新宿のこのエリアで、在日朝鮮人の劇団の公演を見ることになるとは。
結成35周年の記念公演は、チラシのコピーにある
「諦めた僕と、
諦めようとしている私が出会った。」
という「舞台」で。
脚色・脚本の金惠玲(キム へリョン)の想いが深く投影されている。
やっぱり、役者がいい。
韓国(この舞台は在日朝鮮人だけど)の舞台でいつも役者にノックアウトされるのだけど、この舞台も。
そして、脚色された脚本が素晴らしい。
歴史を見つめていく視線。
それは、何よりも「日本人」が今こそ持つべき視座だと考えている。
「諦めちゃいけない」。
全共闘の終焉に始まった漫才ブームを思い出す。
そんなこんなをまとめ上げていく演出が素敵。
役者4人でも、最終場面でテントの背後の幕が開いた、気がした。
幕が落とされた背後が全面鏡なのは、実は自分たちはタイニイアリスでもやっているのだけど、素敵に衝撃的で嬉しかった。
エンターテイメントしか報道されない時代だと考えているのだけど、
70年代の雑誌「新劇」が生きているならば、絶賛したであろう舞台。
だって今この瞬間も戦火の只中で生きようとあがいている人がいる、
その瞬間に向き合っている。
それは、彼らの現実でもある。
そしてもちろん、自分の現実でもあるはずだ。
追い続けるべき劇団に、また出会ってしまった。
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オフ

2023-10-20 10:06:09 | 丹下一の泡盛日記

木曜日はオフ。
スケジュールを考えて、ここらで休みを作らないと、と考えて。
12時間ベッドにいた。
無理やり起き出したけど、風呂に浸かりながら眠りそうになった。
床屋で髪を切り、整体へ。
今日は亡くなった父の誕生日で、実家に行こうと考えていたのだけど、断念。
休みを作っておいて本当に良かった。
「小栗判官」の当日パンフレットに掲載予定の遠藤拓郎さん追悼の文章を書く。
さすがにあれこれありすぎて、まとめるのに時間がかかってしまった。
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