泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

名古屋で赤ちゃん抱っこした

2023-10-22 23:11:38 | 丹下一の泡盛日記
日曜日は朝早起き。
荷物を抱えて横浜へ。
12月の民俗芸能祭の打ち合わせ。
干支は一回りするくらいのご縁だけど、コロナやら何やら。
朝ごはんを食べずに出たのは、桜木町の蕎麦屋に入りたかったからで。
いつもこのあたりを連れ合いの車で夜中走っているのだけど、
明るい時に駅に降りるのは久しぶり。
午前中で立ち合いは終わり、その後会議に。
無事終了後、横浜で20年ぶり? に会うガールのためにお菓子買い込んで名古屋へ。
名古屋駅で待っていてくれたのは大学の同級生で。
もう東京よりも就職しての名古屋での生活が長くなってしまった。
生まれた時から知っている娘が子供を連れて帰省中。
その娘への土産。
もうガールではなく母なんだけど、やっぱりKちゃんなんだよなあ。
ものすごく久しぶりに赤ちゃん抱っこした。
母娘+子のレディースが帰った後は、本当に久しぶりに二人でゆっくり飲んで話した。
彼がくれたギターは、この夏の稽古でも大活躍だった。
そんな話よりも、なんか深い話だった。
23時、滑り込みで松阪のホテルに。
明日から「いじめ防止授業」!
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劇団アランサムセ結成35周年公演「NOGOJIRI」、見るべき!

2023-10-22 00:27:18 | 丹下一の泡盛日記
劇団アランサムセ、という名前はジァン・ジァンのチラシで知っていた。
1990年ごろか、自分たちも渋谷を拠点にしていた頃。
その後、彼らがタイニイ・アリスで公演をしていることも知っていたのだけど、出会う機会がなかった。
西村博子先生の追悼イベントのおかげでこの劇団の脚本・演出の二人と引き合わせていただいた。
そして、土曜日の今夜、時間ができて高田馬場へ。
自分が「育った」新宿のこのエリアで、在日朝鮮人の劇団の公演を見ることになるとは。
結成35周年の記念公演は、チラシのコピーにある
「諦めた僕と、
諦めようとしている私が出会った。」
という「舞台」で。
脚色・脚本の金惠玲(キム へリョン)の想いが深く投影されている。
やっぱり、役者がいい。
韓国(この舞台は在日朝鮮人だけど)の舞台でいつも役者にノックアウトされるのだけど、この舞台も。
そして、脚色された脚本が素晴らしい。
歴史を見つめていく視線。
それは、何よりも「日本人」が今こそ持つべき視座だと考えている。
「諦めちゃいけない」。
全共闘の終焉に始まった漫才ブームを思い出す。
そんなこんなをまとめ上げていく演出が素敵。
役者4人でも、最終場面でテントの背後の幕が開いた、気がした。
幕が落とされた背後が全面鏡なのは、実は自分たちはタイニイアリスでもやっているのだけど、素敵に衝撃的で嬉しかった。
エンターテイメントしか報道されない時代だと考えているのだけど、
70年代の雑誌「新劇」が生きているならば、絶賛したであろう舞台。
だって今この瞬間も戦火の只中で生きようとあがいている人がいる、
その瞬間に向き合っている。
それは、彼らの現実でもある。
そしてもちろん、自分の現実でもあるはずだ。
追い続けるべき劇団に、また出会ってしまった。
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