泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

またやっちまった。

2020-10-30 22:50:04 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、ちゃんと起きて洗濯、食事。
準備きちんと整えて出発。
封書もちゃんと投函した。
余裕を持って銀行にも寄った。
新宿で途中下車、本番用の靴下も購入。
そして、そこから中野へ。

行き先は、かつて通い慣れた稽古場/劇場と同じ方向で。
そして、はたと今日の稽古場は別の場所、別の街だったことに気がつく。
情けない。

大遅刻して「冬物語」の稽古場へ。
怒りに身を震わせながら怒鳴りまくる場面があるのだけど、
自分に向かって怒鳴りそうなのだった。
おかげさまで連日の稽古で、でかい声だけは出る。

とにかく終えて「次」へと急ぐ。
かつてアルバイトで通っていた街。
この駅で降りたのはものすごく久しぶりな気がする。
早めに着けたので待つ。
よかった。
待ち人は、5分前に到着。さすがだよなあ。
お迎えできてよかった。
いい時間になった。
色々と確認できて、ああなるほど、と得心できる事たくさん。
贅沢だよなあ。こんな稽古。
そして、このモザイクな稽古スケジュールは、まるで小学校の時間割のようだと思う。
シェイクスピアから泉鏡花まで幅広く組まれているのだけど、
小学校の頃はやったこのない「予習/復習」が大事で。
稽古場から自宅に戻ってからの一人の時間、
それは呆然とするだけのこともあるのだけど、
そんな時間が大事なのかもしれない。
昨夜もベッドの中で、「大きな声」ではなく「地を這う声」の話を思い出していた。
30年以上前のことで、しばらく忘れていたことだけど、
今思い出すべきことだ。
明日は久しぶりのプレイバッカーズの稽古、横浜へ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稽古2本立て

2020-10-30 00:46:12 | 丹下一の泡盛日記

またもや早起き。

朝ごはんはきちんと食べるようにしているのだけど、これは食べ過ぎだった。
まあ午後の稽古が13時からで。
12時には駅にいないといけないので。
早めのランチか、と考えていたら1.5食分作っちまった。

で、午後は「冬物語」の稽古。
(制作と出演者の方たちに許可をいただいて掲載しています)
前日に舞台の本番を終えた紺野相龍さんが合流。
あっという間に場が賑やかになる。
16時に終了、横浜へ。

横浜市民だった時と同じくらい来ている気がするなあ。
「中華街」もどこか地元民感覚で、「来る」「行く」ではなく、
「寄る」か「通過」って感じだもの。

ボートシアター の稽古場で「望郷と海」の稽古。
なんとか終了。
帰宅すれば24時近い。
それでも風呂は欠かせない。
今日の分は全部洗い流しちまわないとね。
入れたセリフ以外は。。。
そこそこ身体を使ったのでさすがに疲れた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身体はちゃんと準備ができていた

2020-10-28 22:39:36 | 丹下一の泡盛日記
水曜日、ちゃんと起きて洗濯、朝ご飯。
そして銀行などに出かけて帰宅。
稽古の準備整えて、午前中に軽くランチを食べたのは、なぜだろう。
身体はちゃんと準備ができていたのだろう。
そして、12時を20分過ぎたあたりで、平栗萌香から電話。
「あの〜稽古場でお待ちしているんですけど。。。」
「!!!!」
13時からだと思い込んでいた。
12時からだった。
そのまま荷物をつかんで駆け下りて稽古場へ。
近い稽古場で本当に良かった。
昨日といいこの日といい、やばいやばい。。。
それにしても、なぜか身体はなんとなく12時前にランチを食べている。
そのまま稽古場に向かえばちょうど良かったのだ。
夜は「滝の白糸」の稽古。
明日は、シェイクスピアの後、横浜へ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅のホームでも掴んだままだった

2020-10-28 12:06:24 | 丹下一の泡盛日記

ネットで見たサラダが美味しそうだったので真似してみた。
レシピでは緑の葉っぱは全てパクチーなのだけど、なかったので。
とても美味しい。
しばらくハマりそう。
生のきゅうりは奥飛騨でとても美味しいものを食べてしまってから、
自ら頼むことはなくなったのだけど、これならいける。
この日は、午前中から高尾で「夜盗、風の中を走る」の稽古。
ちょっと別件で集中していたまま、家を出た。
自分を知っているつもりなので、投函すべき封書はカバンに入れず、あえて手に持って。
そして、駅のホームで、まだそれを掴んでいることに気がついた。
しかも、iPhoneフォンも充電したまま忘れてきたのだった。
悩んだすえに遅刻しないことを選んだ。
スケジュール帳にモザイクのように同時進行している各プロジェクトの予定が書き込まれている。
こんなことでは先が思いやられる。
稽古は無事終了。
帰宅して再び新しい作業に没入。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金星が大きく光っている

2020-10-25 23:40:15 | 丹下一の泡盛日記

やっぱり朝早くに目が覚める。
夜明けが近いので、ちょっと眺める。
金星が大きく光っている。

夜明けは何度も見ているはずだけど、見ている風景は「今」の「鏡」でもあるので。
様々に思いを巡らしながら、しばらく眺めていた。
舞台の公演が次々に予定されていく幸せ。
もちろん先のことは本当にわからない。
そして、来年3月の「Hamlets/ハムレッツ」ver.9が近づいている。
コロナをきっかけに始まった「大きな変化」。
こんな時代の変化を体験することになろうとは。
まだまだ走り続けていかねば!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朗読「冬物語」の稽古へ

2020-10-25 23:40:15 | 丹下一の泡盛日記
月曜日は、ちょっとゆっくり。
前夜もそれほど遅くなかったのだけど、こういう時間がないと自分の身体はもたない。
12月半ばまでいわゆる「オフ」はない。
それはいつものことだから構わない。
勤め人のように時間で拘束され、残業たくさん、というのとはちょっと違うから。
脳の容量がそれほど多くないので、短期決戦が得意。
そして、身体も脳も休めないと事故を起こすことは、
過去たくさん体験している。

北海道から戻った連れ合いが、ゆで卵のサンドイッチが食べたいというので。
なのでレタスは二人分。

食後、東京シェイクスピアカンパニーの稽古へ。
来週、下北沢亭で「冬物語」の朗読。
江戸馨さんやつかさまりちゃんとは、5月に明治大学の授業のための動画撮影以来の「再会」。
そして懐かしい顔に、新しい方も。

「冬物語」は、回数を重ねている演目で明治大学の授業でも上演した。
王レオンティーズや羊飼いの爺さんなんかを何度もやらせてもらっている。
今回はその中の一つを担当。(レオンティーズでも爺さんでもない)
そして、もしかするとレオンティーズをやらないのは初めてかも、と思う。
気がつけば最年長組に入っている。
15年以上続くシリーズになっているが、元々は舞台の前のワークショップ、という位置づけ。
出演者だけでなく、お客様にもストーリーや見どころを理解していただきたいというもの。
江戸さんの解説が入る構造になっているのも、そのためで。
(おかげで明治大学の「授業」にまでなった)
なので「座席」は、どんどん譲っていかなければならないものなのだ。
来週の本番まで、この「冬物語」に加えて「夜盗」「泥かぶら」、「滝の白糸」、
「望郷と海」に「赤毛のアン」(これは演出)、
そして、プレイバッカーズの稽古がモザイクのように続いていく。
書いていてもおかしくなりそうだ。
どれも滑走路に入った状態。
怒涛の11月に向かって走り出しているのだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒を飲んでもいい、という夜なのに一人はつまらない

2020-10-24 19:25:03 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は、高尾山中の新制作座で「泥かぶら」の稽古を突然に再開。
「夜盗、風の中を走る」と並行しての作業になった。
というのも5月からの本番がすべてキャンセルになり、
自分が参加するはずだった新作の稽古(始まっていた)、公演予定もすべてキャンセル。
だったのだけど、制作部が戦って、そしてツアー再開の見込み。
劇団としてはいきなりの大忙しで、嬉しい悲鳴。
自分のカレンダーも物凄いことになっていて。
朝から気合の入った稽古が始まる。

午前中を終了して食堂へ。
ここんちのご飯は本当に美味しいので食べ過ぎ注意。
午後の稽古の間もLINEが次々に鳴る。
北海道の山中はマイナス3度だそうな。
仕事を抱えて帰宅。何時間かをパソの前から動かず。
作業を終えて風呂。
そして、またあの「秋の孤独」が襲ってくる。
仕方がないのでテリー・キャスを聴く。
40年前の秋雨の夜、早稲田の裏道の暗がりにぽつんとともった
芝居の受付の明かりに、吸い寄せられてしまった。
あの光景は忘れない。
酒を飲んでもいい、という夜なのに一人ではつまらない。
そういえば、目についた占いに「人間関係を構築する日」とかあったけど、
素敵な(未知の)女優さんとか、とんがったパンク姉ちゃんとか、現れなかったなあ。
一人で訪れてアートの話ができるバー「火の子」が本当に懐かしい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れた空は嬉しい

2020-10-24 19:14:51 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は神楽坂の能楽堂から「滝の白糸」の稽古へ。
無事終えて乗った地下鉄の中で「泥かぶら」の台本を復習。
要するにセリフを確認しつつ帰宅。
稽古の後というよりも、素敵な舞台の後なのに酒を飲む気になれないのが残念。
翌朝の稽古が高尾で10時からなので。
今年の初め頃は、関係なくぐいぐい飲んでいたのだけど、
こうも稽古が重なり、続いていくと、さすがにそんな気になれない。
お連れ合いさまは、なんちゃらキャンペーンとやらを使って北海道までペンギンを見に行ってしまった。
羨ましいが、今見に行きたいとも思わぬ。
美味しいものを食べて幸せそうな連絡を見て、
こちらも「ああよかった」と思う。
だって普段本当に大変なんだもの。



やっぱり目覚ましより早く起きる。
洗濯機を回しながら、お日様の光を浴びる。
少し気持ちが楽になる。
洗濯機2回目も回す。
早起きしてよかった。

そして、出陣。
やっぱり晴れた空は嬉しい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坪井美香さんの「竹取物語」

2020-10-23 22:14:25 | 丹下一の泡盛日記
以前は昼間アルバイトして夜稽古、というのが定番で。
プレイバッカーズの稽古が午前10時からというのに耳を疑った。
それが、今では小学校の本番が朝8時半からだったりで。
稽古どころか、朝から本番。
なのでこの頃は午前中の稽古にもすっかり慣れた。
午前中は、ガールズに助けてもらいながら稽古。
この二人、橋本樹里と平栗萌香とは、コロナのおかげで
今年はたくさんご一緒している。
Tama+ projectになくてはならない二人なんだけど。
食べていくのも大変な世の中。
どうなることやら。
彼女たちの未来に幸多かれと心から願っている。

矢来能楽堂で坪井美香さんが「竹取物語」を原文でやるというので神楽坂に急ぐ。
坪井さんと知り合ったのはかなり前だけど、この10年くらい深い作業を幾つかご一緒させていただいている。
さすがの舞台だった。
能舞台で、能役者のようなことをしなくても充分な演劇的存在感がある。
3人の楽師たちの音も深いのだけど、その中で彼女の「こえ」がちゃんと存在している。
決して硬質にならない柔らかなこえ。
女優がこんな風に年輪を重ねていくことの大変さを思いつつ。
本当に立ち会ってよかったと思う舞台だった。
師匠である関弘子さんに見てもらいたい。
(来ていたかなあ)
ギリギリの時間に飛び出して稽古に向かったので、終演後にご挨拶もできなかった。
一箇所だけ「ここはこうした方が」と(メールで)指摘したところが、
舞台監督の茅根利安さん(仙台から駆けつけている)のそれと一緒だったそうな。
ちょっと嬉しい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜、山下公園

2020-10-22 20:49:58 | 丹下一の泡盛日記

野菜不足なこの頃、朝ご飯はこんな事になった。
郵便局で封書を出したのだけど、ちょっと中身が増えると基本料金じゃ行かなくなるんだもんなあ。
先様に万が一ご迷惑をかけてはいけないと、測ってもらってよかった。
この日は横浜ボートシアター の稽古、元町中華街へ。
早めについたのでちょっとだけ山下公園へ。


去年まで横浜市民だったし、この辺りは他にも劇場がたくさんあって出没回数は数知れず。
もちろんお客様をご案内したことも数知れず。
だから思い出はたくさん。
でもやっぱり、2年前の横浜ボートシアター 「さらばアメリカ!」の稽古のことを思い出す。
稽古には1年10ケ月をかけたけど、その回数は54回だったそうで。
最初の1年は月に1回だった。
初めての方法で最初は戸惑った。
もちろん膨大なセリフとの格闘は最後まで続いたのだけど。
公演会場もKAAT(神奈川芸術劇場)だったのでこの公園の近く。
なんてひたっている場合ではなく、同じ稽古場へ。
「望郷と海」。
台本・演出の吉岡さんの踏ん張りがすごい。
先週の稽古で話し合いになった部分をきちんと修正して下さった。
毎回のことだけど、もう何稿目になるのだろう。
とにかく身体で試していく。
「ちょっと休憩しませんか」との奥本くんの声で、気がつけば終了予定の時間を過ぎている。
沖縄土産のお菓子なんかつまみながら、フィードバックを出し合って、終了。
この後の予定は何もなく、夜の海を見に戻る。


ちょっとだけ風に吹かれてクールダウン。
2年前もそうだった。
酒も食事もいらないので、店に入る気にもなれない。
こういう時にこんな場所での、一人で長居は、あまりよろしくない。
とっとと駅へ。
帰りの電車の中では、土曜日の高尾の稽古、「泥かぶら」のセリフを当たるのだった。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする