泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

長崎の夜景が大好き

2018-10-29 17:32:39 | 丹下一の泡盛日記

日曜日は、はあはあ言いながら帰宅して風呂。
そして、晩ご飯でがっちり飲む:)
色々と溜まってるのよ。。。。
身体がツアーモードで翌月曜日の朝は「いつもの」時間に目が覚めちゃう。

午後になぜか味噌ラーメン(インスタントの)が食べたくなり、卵納豆と生タマネギスライスをのせて。
身体喜ぶ。
夕方、なぜか隣駅前の喫茶店に。
なつかしいたたずまい。
こういう店でだらだらと芝居の話したりくだらない話で過ごすときもあったなあ。
帰宅してテレビのニュースで長崎の夜景が全国1位に選ばれたと知る。
嬉しいな。
ちょうど新聞でその夜景の写真を眺めていた。
1年だけ暮らした家が鳴滝、城址しの手前にあった。
夜、家の前から見る港の夜景が大好きで。
暗くなってから急な坂道を上りながら、時々振り返って眺めていた。
ある時、長崎に「帰って」いて夜行列車で離れようと言うとき、何か大事なことを忘れているような気がしていた。
「そうだっ!」。
夜景を見ていなかったのだ。
タクシーを止めて運転手さんに鳴滝の上に、とお願い。
夜景を見たいというと、即座に「合点承知」。
子どもの頃、見ていた大好きな風景なんです、と話す。
3分ほど見つめて、納得。
そうだ、これを見なけりゃ長崎に来た甲斐が無い。
そのまま駅に向かい夜汽車に乗った。
おかげさまで夜の港の風景はたくさん見て来た。
どれも美しい。
なんでだろう。
そして、自分にはやっぱり長崎の、それも鳴滝の上から見た夜景が一番だ。
これから空港へ。大分に移動。
どんな夜景を見ることができるかな:)
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真山美保「日本中が私の劇場」読了

2018-10-28 15:08:17 | 丹下一の泡盛日記

先日、新制作座という1950年から活動を続けているという劇団の存在を初めて知った。
なんせ不勉強な自分なので。
年を取れば取るほど、恥ずかしいことばかりが増えていく。
設立された真山美保さんが1957年(昭和32年)、自分が生まれる2年前、に出された「日本中が私の劇場」という著作を読んで感銘を受けた。
渡された水曜日に新横浜から名古屋までの間に一気に半分ほど読み。
残りは帰りの新幹線の中で読み終えて。
再びぱらぱらとめくっていた。
この人のエネルギーはすごい。
誠実で真摯な、そしてまっすぐなエネルギー。
あの時代、すでにこういう突っ走る演劇人がいたことが嬉しくなった。
ご両人から「違う!」と叱られそうだが、なんだか唐十郎の状況劇場の疾走も思い出した。
集団論も時代的に社会主義を基礎においているのだけど。
自分の育った劇団も「共同体としての劇団」を大事にしていた。
だからすごくわかる。
そして、今、こういう生活はできないだろうなあ、とも思う。
社会はこの70年間に大きく変化しているのだけど、一周して再び「貧困層」が現れている。
「豊かになった」と表側だけを装って、中はスカスカというアメリカの植民地化が進んだということかもしれない。
この本にもすでに「植民地化が進んでいる」というくだりが出てくる。
30年以上前だけど舞台ですごく簡単な英語をジョークで使おうとしたら、ある女優に激しく拒否されたことがある。
彼女は「労働者でもわかる台詞でなければならない」と言うのだった。
こんな英語は今テレビで漫才師が普通に使う、と言っても頑として聞かなかった。
実は、それは単純に彼女が(大卒だったけど)英語がわからなかったからで。
彼女の舞台には「労働者」は誰も来なかったし、そんな舞台はつくってはいなかった。
それとは逆に、真山さんが「大衆」の中に入っていって「芸術」を共有したい、という思いと戦略は深く理解できる。
そしてその苦しさは、自分なんかの想像を超えるであろうことも。
この本の中の「新劇」は、もしかすると時に「アート」と読み替えることができるかもしれない。
現在、自分は、社会の中に入って行くときに「演劇」ではなくプレイバックシアターを選んでいる。
そして、「演劇」は自分の「作品」として創り上げている。
この二重構造が切ないのだけど、現実だと思っている。
真山さんは既に亡くなられて何年も経つのだけど、会ってみたかった。
プレイバックシアターや自分の舞台を見ていただきたかったなあ。
ものすごく叱られそうだけど。。。。
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アトリエ第Q藝術のお手伝いに

2018-10-28 14:55:22 | 丹下一の泡盛日記

金曜日はお久しぶりのアトリエ第Q藝術へ。
天井の防音工事で特殊なペンキを塗る作業の人手が足りないとのこと。
いつも無理ばかりお願いしているので、こんな時くらいはお手伝いに。
18歳から21歳までは早稲田銅鑼魔館で、脚立に上り天井あたりの作業ばかりしていた。
吊り物や仕掛けなど。
天井一杯に星空を作ったこともある。
久しぶりに脚立作業は楽しい。

あれから40年、こういう空間を維持して行くことの難しさや、「表現」と「技芸」のバランスなど、
思い悩むことは多い。
そして、故郷に戻ったかのような肉体作業でちょっとすっきり。

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明和町DAY4 最終日無事終了

2018-10-27 09:13:29 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、さすがに朝ご飯はパス。
コーヒーとみそ汁だけ。
ランチ用、電車内で食べるパンを持って再び斎宮駅へ。
最初の学校にはギターが。
珍しい。もちろん使う。
最後は、明和町で最初にプレイバックシアターの授業を始めた学校。
校内も会場の音楽室も「ただいまあ!」と言いたくなる、すっかりお馴染みの空間/場。

もちろん楽器も:)
無事終了。
さくっと片付けて駅へ急ぎ、予定の電車の10分前に到着。
主婦もやっているメンバーは、子どもたちの晩ご飯の時間に間に合うように帰宅を急ぐ。
自分のように「わーい、ビールだ!」などと浮かれているわけにはいかないのだ。

三重県とはたくさんのご縁を頂いている。
18年間、様々な季節に乗っている路線から収穫の季節を見ながら名古屋へ。

どうしようか迷ったけど、やっぱりお参りに。
今年も明和町無事終了。
そして、またここにお参りに来れてよかった。
その帰路だった。
地下鉄の駅の手前で、ものすごくショックなメールが(-_-;;;;
このアップダウンの連続、は馴れてはいるものの、やっぱりきついなあ。
なんだろうなあ俺の人生。。。。
けっこうきつい一撃だったので、新幹線に乗る前に駅前で飲む。

この店は月曜日と金曜日は新鮮な魚がある。
金曜日でラッキー、ぶり刺し、名古屋駅前にしては美味しいじゃないの(^o^)/
と幸せなことを思わねば、やっておれん。。。。

それでも帰宅して即座に洗濯、リセット。
ツアーは続く。
来週は大分へ。
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明和町DAY 3

2018-10-27 08:59:22 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、三重県明和町の学校シリーズを再開。
後半戦はあきちゃん(小森亜紀)に代わりえりちゃん(髙橋江利子)が参加。
なんか「通勤」のように松阪駅からいつもの時間の電車に乗って斎宮駅へ。

明和町の給食はお肉のことが多い。
肉を食べない自分は前夜コンビニで鮭缶を購入していた。
ご飯だとばかり思い込んでいたらパンなのだった。
なんか予想がはずれることが多いなあ。
スープのなかの刻んだソーセージは全て取り出す。
揚げパンが美味しくて他のメンバーが残したのも食べてしまった。
学校でのプレイバックは2校を回り無事終了。
その頃から胃が油物に苦しみだしている。
食べ過ぎなのだ。
プレイバックシアターは、肉体的な運動量はほとんどないのだけど、
フルに使われる脳が、糖分をほしがる。
必要以上に、揚げパンが美味しかったりする所以。
パフォーマンスが終わるとものすごい睡魔が襲ってくる。
コンダクターは自分のようなアクターの3倍は疲れることを知っている。
かよさん(宗像佳代)の自己管理は本当にすごい。
彼女は寝る代わりに歩く。
それもクールダウンのいい手段。
自分は寝る。
その前に浴びたエネルギーを全て洗い流すことが大事。
いつもの通りホテルでシャワーを浴びて、1時間ほど昼寝。
夜は18年のおつきあいSちゃんのアレンジで、贅沢な会食: )
胃がはち切れそうになったので、ホテルに戻った後、1時間ばかり夜の街を歩く。

松阪城趾、はじめて本丸跡まで登った。
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来年の自主公演の日程決定!

2018-10-27 08:47:18 | 丹下一の泡盛日記
なぜ明和町から1日だけ戻ったのかというと来年のプレイバッカーズ自主公演の劇場の抽選があったからで。
元町のあかいくつ劇場へ。
もうお馴染みすぎる空間。
ここはまず「くじを引く順番」をくじ引きで決め、続けて欲しい日程を指定する順番を決めるくじを引く。
前回は最初に「2番」を引いてしまった。
これはただのくじを引く順番。
こんないい数字だけど何の役にも立たない。
そして、日程を決める順番は最下位。。。。
喜劇のような、ジョークのような。。。。
今回はそれだけは繰り返されないはずと信じていた。
最初に引いたのは、12番。
26団体の真ん中よりちょっと上。
次の数字で決まる。
数字というより、麻雀好きな自分には「目」。
次の目はどっちに転ぶ。上か、下か。。。。
頼むから上に行ってくれ!
と心の中で叫びつつ引いたのは、
24番。
最後から3番目(T.T)
この頃の運気の低下を示している。
ところが、なんとプレイバッカーズが欲しかった日程は、最後まで他の団体に指定されなかった!
そして、第1位候補をゲットしたのだった。
来年の自主公演は、9月1日に決まりました。
どうぞよろしくお願いします。

その後、池袋で所用を済ませ。


都内某所でこんな夕景を見てから新横浜に急ぐ。
23時には松阪のホテルで風呂に入っているのだから日本の鉄道はすごいなあ(^o^)/
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明和町DAY2

2018-10-24 00:27:56 | 丹下一の泡盛日記

秋のハイシーズンはホテル暮らし多くなる。
まず間違いなく寝酒を飲んでベッドに沈み込んでいるのだけど。
目が覚めてくるときに自分が今どこにいるのかわからないことがある。
火曜日もそうで。
意識が覚醒していくときに、あれ自宅だっけ? 函館じゃないよな。どこだっけ?
なんて自問自答。
本番1日終えているのに、まだ魂がついてきていない、のかもしれない。
もちろん教室に入りウォームアップの頃には、「いつもの」状態に。
2校を終えて松阪駅まで送ってもらい名古屋へ。

大須観音にお参りすると話したら、くみちゃん(佐藤久美子)が「あたしも行く」。
名古屋とのご縁が深い、と感じるようになった。
なので、名古屋経由で時間があるときは大須の観音様にお参りするようにしている。
まあくみちゃんは勝手についてきちゃうのだけど、とりあえず大須にご案内:)

その後、なぜか道に迷ったイタリア人のご案内もして、居酒屋へ。
横浜には夜遅くに帰着。
そのままリセット作業。
明日は、松阪に戻るんだもんね。
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明和町初日

2018-10-24 00:18:39 | 丹下一の泡盛日記

日曜日夜、幸せに松阪へ移動。
ついふらふらと街を歩く。
この15年くらい、何度も歩いているのだけど。
夜、この街を歩きながら結構大事なことを考えていた。
そんな思い出や。
あんな思い出。
湧いてくるものをそのままに、夜散歩は続く。

翌朝から明和町のプロジェクト開始。
いつもの通りに、さくさくと。
そして、中身はより濃く。
2校を回り午後にホテルに帰着。
いつもの店でみんなで幸せな晩ご飯。
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報告書を書き上げて、旅へ

2018-10-21 15:48:10 | 丹下一の泡盛日記

昨夜は実家から遅くに帰宅。
実家ではこの頃、帰り際に話が盛り上がり「もういいや!」と最終電車がたどり着く桜木町からタクシーか徒歩を選択してしまう傾向が(^o^;;;
そして、幸せな二度寝の後、さくっと起きだして(当たり前か)洗濯、片付け、朝ご飯の後、昨日のワークショップの報告書。
講演者養成講座では、講師陣がこの報告書で「この人のここをお願いします!」と連絡を取り合っている。
なのでそれなりに時間をかけて書き上げるのだ。
その後は松阪に移動するだけ。
明日からは、10年を越えるお馴染みの三重県明和町に。
旅馴れた、というか、旅が仕事のプレイバッカーズはメンバーがそろって移動する必要は無い。
ホテルと明日からのタイムテーブルが配信され、明日の集合時間によろしく、なのだ。
ちなみに海外でも基本同じ。
モントリオールの指定されたホテルのロビーに「*日の13時に集合ね」てな具合。
このスタイルが大好き!
新幹線で飲むハーフボトルも用意:)
これから晩ご飯(肴!?)のお弁当用意して出かけます。
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イーウーマン講演者養成講座初日

2018-10-21 13:04:57 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は移転した新しいイーウーマンのビルで講演者養成講座。
何度も書いている通りこの講座の受講生たちはとにかく前向きのエネルギーが素敵。
初回に立ち会い、担当する日を楽しみにしていた。
普段は出会うことの無い様々な職業/現場を持つ人たちのお話を伺えるのも勉強になる。

午前中を楽しく終了しお弁当。
以前は外食していたのだけど、今は外に出ず会場内でランチしながら休息するのがいい。
受講生には逆に外の風に吹かれてきてもらったほうがいい。
無事終了。
金曜日は父の誕生日だった。
バースデーケーキを買い、実家へ。
一番下の弟と彼の息子にも会えた♪
この甥がかわいくて仕方が無い。
父と歩く。
先日は池袋まで(!)歩いたそうな。
8キロはあるぞ。
子どもの頃、一緒に山を歩いたことが何度かある。
雨が降ってきて引き返す。
雨の中二人で小さな山頂でご飯を食べたことを思い出す。
子どもの頃の幸せな思い出がわき上がる中、一緒に歩いた。
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