泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

プレイバッカーズ自主公演へ

2019-08-31 22:34:07 | 丹下一の泡盛日記
怒濤の8月が終わろうとしている。
ここまで過密なスケジュールは今までなかったような。
というのもプレイバックシアターは、アクターだけで現場に行けば大丈夫なんだけど、
「泥かぶら」は言うに及ばず、「Stick」は新作で。
自主公演のオープニングを考えているのとは別次元で。

お弁当持って稽古場へ。
帰宅して野菜を料理したら自分でも驚くくらいがつがつ食べてしまった。
外食が続いていたからかなあ。
自主公演のリハーサルは、さくさくと進み、終了。
早めに終わって助かった。
日が沈む前に帰宅。
明日の本番がものすごく楽しみ。
今月の体験を全て注ぎ込むべし。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰宅

2019-08-30 21:08:21 | 丹下一の泡盛日記

ちょっと秋めいている木々。
今回の函館の小学校は、なんと1日だけ。
もったいないなあ。。。
もちろん学校には学校の事情が。

かよさんのさすがのコンダクティングで、無事終了。
子どもたちはみんなかわいい。
一生懸命なだけだ。
大好きなスクール同期のさっちゃん(杉山さち子)が率いる函館の地元劇団も着実に成長。
みんなで蕎麦屋へ。
北海道は蕎麦も旨い。

空港へ。
滞在時間20時間くらいかな。
機内はまた窓側。

こういう光景/風景を見続けることが、やっぱり自分に何かを与えてくれている。
つい最近まで限られた人しか見ることができなかった光景だ。
日本地図を確認しつつ舞台のイメージも湧いてくる。
あっという間に羽田に着陸。
函館はジーンズに上着だったのに。
短パンで乗ればよかった気温と湿度。
「これが現実よ」とかよさん(宗像佳代)。

明日は、日曜日の自主公演の最後のリハーサルだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館に移動

2019-08-30 21:01:20 | 丹下一の泡盛日記
木曜日は午後出発だったので午前中をフルに活用。
と思っていたら、ものすごく早く目が覚める。
前日にタマネギたくさん食べたのがよかったのか。
旅ばかりだとどうしても野菜不足になる。
特に自分のように肉を一切食べないとなると日本では外食が難しい。
午前中に沢山のことを済ませて羽田空港へ。


機内はがらがら。
窓際に移動!
飛行機はやっぱり窓側が好きだ。
外科医が見えず、雲ばかりの風景でも見つめている。

この日は移動だけ。
大好きな飲み屋で晩ご飯。
自分は美味しい肴があるときしか飲まない、と決めている日本酒。
熱燗を。
刺身がおいしいのが本当に嬉しい。
一旦みんなとホテルに戻り、ちょっと「お出かけ」。

いつものジャズバーが見当たらなくなっていて。
うろうろ探していたら素敵な店に出会った。
客は自分一人。
柔らかい椅子に身を沈めて、ジャズに身をまかせる。
最高のリセットになった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰宅。戸塚でプレイバック

2019-08-28 21:10:42 | 丹下一の泡盛日記
前日、中之条で無事本番を終え、ヒグマ春夫さん、早川誠司さんとがっちり握手して別れる。
それぞれの車、ルートで東京へ。
みんな「次」が待っている。
自分は温泉に直行、洗い流す。
出てくると一気に疲れが溢れ出て、くらくら。
マッサージチェアに200円払って揉んでもらう。
10分間、椅子に身を沈めて目をつむる。
帰宅したのは22時頃で。
とにかく洗濯。
「次」の用意、と「その次」の用意。

水曜日はプレイバッカーズの本番。
雨の中、戸塚へ。
「いじめ防止授業」のプレゼンをかねた研修会でプレイバック。

なんせ「本番態勢」が続いているのでアドレナリンが出まくっている。
そしてファシリテーター/コンダクターのえりちゃん(髙橋江利子)が素晴らしかった!
さすが「大人」のコンダクター。
おかげですっかり任せきってのアクティングができた。
無事終了。
次々にメンバーと別れ戸塚駅で一人に。
池袋までグリーン車に乗っちまった。
身体を休めるため、なんだけどちっとも眠れない。
宿題はたくさん。
そして、明日は函館に飛びます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中之条DAY3

2019-08-28 20:59:44 | 丹下一の泡盛日記
中之条、最終日。
さわやかな空気、鳥のさえずりで目が覚める。
身体は重く、頭も重い。
それでも本番態勢の意識は尖っている。
午前中、ヒグマさんと一緒にいくつかの展示をまわる。
刺激たくさん。
前日やってきた相方も一緒に2年前にも食べたおそば屋さんでお昼ご飯。
この段階で14:00を過ぎている。
本番は15:30からなんだけど、「楽屋」となるべきスペースがないので、
早めに現場に入っても居場所がないのだ。
その分、蕎麦をすすりつつイメージを膨らませていく。
段取りの確認ではない。
構成上の段取りがないわけではないけれど、現場優先。
ソロだもの。
何か起きても泣くのは自分だけ。
そして、もちろん映像のヒグマ春夫さんに迷惑をかけるわけにはいかない。
15時ちょっと前に現場に。
さくさくとセッティング。
トイレでメイク。
10分前になっても誰も来ない。。。
ウイークデイだもんなあ、なんて思っていたら、
ぞくぞくとお客様が!
あっという間にぎっしり状態に。

新しいパートも組み合わせ、その場のノリで農具も叩き、
幸せな時間は無事終了。
拍手とたくさんの投げ銭をいただきました!
ありがとうございました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中之条2日目

2019-08-27 23:02:56 | 丹下一の泡盛日記
中之条2日目は、延々と寝ていた。
「泥かぶら」から続く怒濤の日々の疲れが体全体に広がっているのがわかる。
とにかく横になる時間を増やすに限る。
そして、この自然に囲まれた環境は最高だ。
この日は、東京から早川誠司さんが照明機材を車に積んで来てくれた。
元キッドアイラックのアートディレクター。
キッド亡き後は、自身で立ち上げたアトリエ第Q藝術のディレクター。
もちろん照明家として「ハムレッツ」シリーズをはじめ、ご一緒した舞台は数知れず:)
前日のビデオを見て、ちょっと照明足したいな、と思い小さな電球を買うなどしていたのだけど。
もう顔みたとたんに早川さんに「おまかせ!」。

前日、ビエンナーレの総合ディレクターの方が舞台に立ち会って下さり、
過分なお褒めの言葉をいただいていた。
そして、彼が事務局などで宣伝してくださったおかげか、
この日の舞台は会場に入りきれない人が出るほどで。
早川さんの存在も心強かった。


2日目も無事終了。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中之条ビエンナーレ初日

2019-08-27 22:44:18 | 丹下一の泡盛日記

朝6時半にヒグマ春夫さんの車と合流、中之条へ。
その朝も妄想で目が覚めた。
そして台本は固まっていない。
こんな状態で現場に入るのは初めてだ。
それでも道中ヒグマさんと話していると再びアイデアがわいてくる。
アーティストとの会話は一番の栄養。


会場の旧沢田小学校に到着。

今回は「蚊帳」を使っていると聞いていた。
素敵な空間。
そして根拠も理由もなく「大丈夫だ!」と確信。

蚊帳を知っている世代は少ないのだろうか。
「テントですか?」と聞かれた。。。
気分を変えようと、ヒゲをそらずに白塗り。
久しぶりだなあ、白塗り。
2011年4月以来かも。
そして本番。
次々とお客様が入ってきて小さな会場は一杯に。
その中でご挨拶から始める。
このプランは以前からのアイデアで、ソロでないと試すことができなかった。
あっという間に30分、終了。
拍手をいただき、そしてカンパの箱にお金が!

ヒグマさんとスーパーへ買い出し。
久しぶりに飲む。
作品を展示しているアーティストの方たちがいて、一緒に飲み話す。
なんて楽しい時間なんだろう!
幸せな初日になった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中之条へ!

2019-08-24 22:29:11 | 丹下一の泡盛日記

前日、北海道の鵡川でトウモロコシを一本購入。
トウモロコシご飯が食べたくて。
帰宅してさくっと眠り、早起き。
洗濯しながらトウモロコシご飯を炊く。
トウモロコシ1本につき米2合が基本で。
お弁当にした残りは稽古場に。

今日はプレイバッカーズ自主公演のリハーサル。
今回、あきちゃん(小森亜紀)がコンダクターなので自分はミュージシャン。
新しい地平に移行すべくピアノと格闘中。
お昼ご飯を食べたらさすがに北海道の疲れがじんわりと。
めげずにぎりぎりまで稽古。
いいエンディングになりそうだ:)
終了後は上大岡でスーツケースを購入。
中之条にもハバロフスクにも行けない状態だった。
混雑した電車に疲れて帰宅。
シャワーを浴びて実家に顔を出し、即座に戻る。
台所で野菜を刻み始めていた母に申し訳ないことをした。。。
荷造り開始。
明日6時半にヒグマ春夫さんと合流。
中之条へと向かい、そのまま本番!
台本も固まっていない。
あ、やるべきことはきちんとあります。それなりに。
ぶっつけ本番だ。
中之条から戻ってプレイバッカーズの本番1本、の後に北海道へ。
なんてことは今は、もう考えない考えない。。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二風谷、無事終了

2019-08-24 06:50:52 | 丹下一の泡盛日記

アイヌが追いやられた二風谷まで運転して来た。
初めて北海道もレンタカーで小樽から洞爺湖、伊達、支笏湖とまわった。
森の木々が「北」にいることを感じさせてくれた。
ポーランド大使館の人たちが北海道が好き、と言っていた理由もわかった。
北海道は別の「国」だと感じている。
そして、いまだに北海道では写真のようなアイヌの村があって、
民族衣装を着た人たちが暮らしている、と思っている人がいるらしい。
倭人との関わりで思うと、そうならよかったのかもしれない。
この谷だって最初からたくさんの人が住んでいたわけではない。
美しい大地の底辺には暗く重い歴史が渦巻いている。
小学校を通じてその大きなよどみに向き合いに来た、とも言える。
「向き合う」ことができたかどうか、
目をそらさないでいるのが精一杯でもある。
もちろん今までの6年間、北海道でのプレイバックでは常に「歴史」を感じていたし、
アイヌ関連の本は読み続けて来た。
朝、秀さんに教わった通りに地元の神様に祈りを捧げて学校へ。
小グループで聞いた女の子の話は、新大久保での在日韓国朝鮮人や沖縄出身者への差別を思い出させるものだった。
そして、かよさん(宗像佳代)のさすがのコンダクティングで後半を無事終了。
地元チーム「ピグマリオン」のメンバーとご飯。
ちょっと買い物して空港へ。
空港内の温泉施設がとてもよかった。
ぐったりした身体を夜のフライトまで休めていると
「Stick」のイメージがぽつり、ぽつり、と次々に降りてくるのだった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二風谷へ

2019-08-24 00:53:41 | 丹下一の泡盛日記

月曜日、伊達市の小学校へ。
初めての学校なのが嬉しい。
午前中にきちっと終えて、「喫茶去」のお蕎麦屋さんへ。
その後、ハンドルを握り高速へ。
二風谷へ向かう。
その地名を聞いたのはもちろんだいぶ前のこと。
そして初めての訪問だ。
仕事で訪れることができて本当に嬉しい。
様々買い込んで読んでいたことや、
アイヌの伝統舞踊・儀式の継承者で彫刻家でもある秀さんに教わったこと。
それらを身の内に抱えて、車を飛ばす。
というのもアイヌ博物館が16時で閉まるからで。

無事に到着。
それまで小説や資料を読んでいて何度も登場するのだけど、
直に見ることのなかった生活関連の実物が目の前にある。
脳裏に焼き付ける。
そして、くみちゃん(佐藤久美子)が「ねえこれ、秀さんじゃないの!?」と。
なんと秀さんの作品も展示されているのだった。
その場でLINEすると「なつかしいねえ」と返事。
萱野茂さんの博物館にも。
実は前夜も断酒。
この夜も本来は酒の文化を持たなかった。
そして倭人がもちこんだ酒で文化を破壊された、と言っても過言ではない
アイヌの土地に敬意を表して断酒。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする