泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「にごりえ」最終調整へ

2018-04-29 00:00:20 | 丹下一の泡盛日記
金曜日は「にごりえ」の稽古へ。
この日から3日間、稽古場を借り切って最後の仕上げ。
なんたって一番遅れている自分は、ここからが勝負。
とはいえ、朝テレビをつけて北朝鮮の金委員長が初めて軍事境界線を越える映像を見て感動したのだった。
ここ数年の「チキンレース」やオリンピックを見据えてのステップアップなど、着々と駒を進めている様子に、すげえなあ、と思っていた。
様々な声はあるだろうけれど、やっぱりこの映像は何かを数ミリは進めたような気がする。
与えられた役割を演じるだけの日本は大変だ。
東大の学生食堂の壁画が廃棄された話にも切なさつのれども、とにもかくにも稽古なのだった。
この日の稽古場にはゲストが。
香港のEと台湾のJ。
プレイバックのスクールで来日。
本番は見られないけど、リハーサルならと、井村昂さんにお願いした。
通し稽古を見た二人はとても喜んでくれた。
終了後は、もちろん居酒屋へ。
井村さんはじめ何人かと飲みつつ様々話す。
滑走路を走り出した気持ちで帰宅。
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寒くて目覚めた

2018-04-27 00:49:35 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、珍しい夢を見た。
仕事の帰りにいい加減に電車に乗ったら、なんと「氷見」駅にいる。
冷たい雨が降っていて、京都経由で帰ろうか、なんて考えていた。
目が覚めたら寝ているうちに暴れて布団をはがしていて、寒さに震えていたのだった(-_-;;;
メールの着信音で目覚め、驚き、自分にあきれ果て、急遽対応!
しばらくして大事ないことが判明。
先方の勘違いだった。
なんせ大抵のことは「自分が悪かったため」とまず考えてしまうので。。。
早起きができてよかった。
洗濯たくさん。
布団も干せた:)
午後は「さらばアメリカ!」の稽古へ。
ちょっとだけ早めに出て(早起きするといいことあるもんだ)、バス停一つ手前の「港の見える丘公園」へ。


空が広いのは気持ちいい。

ここから港を見て、遊歩道のような裏道を下る。
1年半を経て、あの膨大な台詞はほとんど入った。
場面も押さえている。
ここからの一か月が本当に練り上げていく時間になる。
その初日のような稽古になった。
「さらばアメリカ!」の稽古は、これでしばらくお休み。
明日は劇場と同じサイズの稽古場で「にごりえ」の本番直前稽古が始まる。
3日の楽日までは「にごりえ」に集中!
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水の近くで稽古する幸せ

2018-04-25 22:36:40 | 丹下一の泡盛日記
ひどい雨の音をうつらうつらと聞きながら、なかなか布団から出られない。
ながらも、1週間ぶりの「さらばアメリカ!」の稽古モードに切り替えようとしているのか。
頭の中を台詞が渦巻いていく。
芝居の稽古2本同時並行が、ぎりぎりのところまで来ているのだろう。
午前中は「にごりえ」の当日パンフレットの割付け。
一息ついて今日最初の食事。

野菜の炒飯をいつものようにレタスで包んで。
竹の子とわかめのみそ汁。
肉も魚も使っていないベジ食だ。
ネットでベジタリアン料理のレシピを調べていた。
面白そうな料理もたくさんあるのだけど。
材料が手に入りにくいものが多い。
で、和食にすればなんの問題もないのだった。

雨も上がった午後、稽古場へ。


月が出ていた。

海で仕事をすることが多かった父方の血。
そのせいか海の近く、水の近くにいると身体が落ち着くような気がする。
最初に感じたのは長崎にいた時。
そして逗子でもそうだった。
船の稽古場に通うのも何かのご縁なんだろうか。
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稽古も仕事もない一日

2018-04-25 11:39:49 | 丹下一の泡盛日記
火曜日は、どの稽古も入らず、なんと「オフ」。
というか「仕事」も入らなかった、てことなので喜んでいる場合ではないのだけど。
それでも家の中のことや事務作業など、たくさんリセットができて助かる。
友人への郵便物を出すついでに年賀はがきで当選した切手もゲット:)
4月も終わりになろうかというころにようやくこんなことしてるんだもの。
無精な自分に嫌気がさすこの頃。

郵便局の近くでもツツジが満開。

すりおろしたズッキーニに卵とチーズを混ぜて焼いた。
なんかものたりなくて1枚残っていたパンを焼いて半分ずつ味付けを変えて。

稽古が続くと同じものばかり食べ続けてしまう。
いつもと違う味が欲しくなるのだ。
宿題の映画もようやく再見。
杉村春子、いいなあ。
三越劇場で見た宮本研の作品に主演していた杉村春子にノックアウトされてしまった。
戯曲は購読していた雑誌「新劇」に掲載されていて、それも何度も読み返した。
この台本からあの演技が生まれてくるのか、とその深さにうなった。
そして、20歳そこそこの自分は、そのもっと奥や深みには、全く気がついていなかったことが今は、わかる。

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5日ぶりのビール

2018-04-24 10:17:10 | 丹下一の泡盛日記

稽古と本番ばかりの毎日だけど、この日は「にごりえ」の稽古のみ。
「にごりえ」の当日パンフのレイアウト作業。
在宅だと作業の隙間にちゃんとご飯が作れてありがたい。
「稽古」の方は、どうにも進まず。
身体が納得していないので5日ばかり酒を抜いた。
好転反応が始まり、身体が重い。

先日の稽古の写真。
羽鳥直志さんが撮影して下さった。
舞台では飲み続けている:)
下高井戸の稽古場が最後で、稽古後飲み屋に。
久しぶりに飲むビールの旨いこと(^o^)/
これで稽古が好調なら最高なのだけど、真逆なのでそこまで染み渡らない。
もちろん初日の夜は最高のビールを飲む予定だ:)
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ダブル稽古でへろへろに

2018-04-22 23:17:54 | 丹下一の泡盛日記

日曜日は、お弁当持って、まずプレイバッカーズの稽古へ。
先週の自主公演vol.33「仕事」を撮影したビデオは事前に全員が見ておくことが義務づけられている。
少しでも時間を節約するためだ。
そして様々な方向から演じた4本のストーリー(のパフォーマンス)を分析していく。
ストーリーを噛み砕き、エッセンスを掘り下げる。
この局面においてプレイバッカーズはかなり深い作業をしていると思う。
日本の演劇の世界にいては決して気がつかなかったことをたくさん学んでいる所以。
そして、そのエッセンスをどう演じるか、もたくさん話し合った上で、再度チャレンジする。
日本ではプレイバックシアターに関わる演劇人でプア・シアターを理解しているのは、残念ながら自分くらいなものだろう。
だからパフォーマーの「演劇的な」基本レベルは決して高いとは言えない。
(自分だって未だに舞台上をまともに歩くこともできないのだから偉そうなことは言えないが)
そして、「できること」を上手く組み合わせていけば「いいパフォーマンス」になる。
そのためにもエッセンスの理解を深めることがとても重要になる。
濃い時間が続いたのでいつもよりも30分以上早く終了。
助かった。
髪を洗う時間ができた。
くらくらしながら一旦帰宅。
風呂場で髪を洗い、洗い流す。
これで夜も持つだろう。

用意しておいたバッグに、竹の子ご飯の残りをおにぎりにして詰め、都内の「にごりえ」稽古場へ。
抜き稽古の日。
演出の井村昂さんに細かいサジェッションをいただく。
こちらもいい時間になった。
終了後、飲み屋に、の一行。
さすがに身体が「無理です」宣言をしているので失礼して帰宅。
再び風呂に入り、また髪を洗い、洗い流す。
さすがに宿題がたまり始めている。
明日の日中に全て終わらせたいなあ。
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子どもの頃の匂いを嗅ぎながら「にごりえ」の稽古へ

2018-04-22 00:51:31 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は都内で身体のメンテナンス。
ゆがみをがっちりと戻してもらうと、なぜかものすごい睡魔が。。。
かつ喉がおかしくなる。
溜まっていた「毒」が出てきたのだろう。
稽古に行くまで何度も水分を排出。


稽古場の近くでつつじが満開。
このあたりは50年前、小学生の頃、遠足に来たあたりだ。
もちろんその面影はないのだけど。
なぜかそれに気がついたとたんに子どもの頃、学校に行き帰りに嗅いでいた草の匂いが鼻孔に。
記憶の香り。


舞台面がとれる広い稽古場で通す。
相変わらず小声で芝居している。
まだこの役に身体がなじんでこない。
明日はいつもの稽古場に戻る。
ぼちぼちもう一歩踏み込まないと、身体が嫌がって仕方がないのだ。
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一月分の新聞に目を通す

2018-04-21 11:52:17 | 丹下一の泡盛日記
金曜日の午後は実家に。
飲まずに夕方辞す:)
夜、いつもの階下のスーパーではなく数年前にできた近くのスーパーに行ってみる。
刺身の色が違う。
小振りだけど安い。
即購入。
帰宅して食す。
旨い。
がつがつ食う。
やっぱり、黙っていても客が来る店は気合いをキープするのが難しいんだろうなあ。
地物の野菜も置いてあったし、また行ってチェックしなければ。
夜中、実家から持ち帰った新聞に目を通し始める。
新聞記事を読む仕事を長年やっていたので、新聞を読むのは速い。
読みたい見出しのところしか読まない。
他は見出しだけで大体わかる。
朝鮮半島情勢は、事前に想定していた通りに進行している。
トランプが大統領になった時から、米朝首脳会談は想定されていたことだろう。
日本の首相が冬期五輪の開会式に「出席しない」と最初の頃言っていたが。
ブラフにしてもあり得ない、と思っていた。
電撃的な米中国交樹立をやったニクソン。
そして冷戦を終わらせたのはレーガンだった。
今振り返って、その構造が見えてくる。
そしてあらためて、国際政治・外交は、キャパの小さい自分には計り知れない世界だと思う。
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いつでも、誰かが招いている

2018-04-20 09:21:20 | 丹下一の泡盛日記

そこそこちゃんと食べているつもりなんだけど、酒を抜いた翌朝は身体が正直になっている。
ちゃんとしたもん食べさせろ。
野菜が食べたい、と声が聞こえてくる。
冷蔵庫に残っていたキャベツもしっかり煮てみそ汁にすれば大丈夫。
身体が喜ぶ:)
そして再び「さらばアメリカ!」の稽古へ。


稽古前に新緑が美しい山下公園を歩く。
歩きながらも台詞をぶつぶつ。
いつも思うのだけど、稽古のはじめの頃は周囲に気を使う。
この頃は、もうそんなことがどうでもよくなっている。
怪しいおっさんと思われているだろう。


稽古場へ向かう途中は花がたくさん。
つつじの季節は思い出がある。
あれから遠くへ来たもんだ。
とも思うし、この「さらばアメリカ!」は若い頃に一緒だったチームがやりたかった舞台に近いかもしれない、とも思う。
40年もかけてぐるっと巡り、「あの頃」を取り戻そうとしているかもしれないし。
もちろん同じところに戻ってきたわけでは決して、ない。

だって、いつでも、空の向こうから誰かが招いているんだもん。
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「さらばアメリカ!」の稽古

2018-04-18 22:22:11 | 丹下一の泡盛日記

低気圧のおかげで身体が重い。
バスに乗って「さらばアメリカ!」の稽古場へ。
電車でも行けるのだけど、バスだと一本で行ける。
乗り換えなしが嬉しい。
小高い丘(山手)を超えていくのだけど、長崎を思い出して楽しい。
そして、以前シェイクスピアの朗読で出演したベーリックホールやエリクソン邸、ゲーテ座なんかを眺めつつ。

こないだまで満開だった桜は、すっかり葉桜に。
そして様々な花が満開。


雨も上がり空が晴れて来た。

いい稽古の時間になった。
バスの時間にもちょうど間に合い、帰宅へ。
途中でバスを降りて、中華料理や目指して歩いていたら、目の前で看板の明かりが消えた(T.T)
仕方がないのでスーパーで晩ご飯購入。
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