泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ルティ・カネル・シアター・グループ「生きることのゆらぎ」At Sea

2018-08-31 01:31:55 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は、溜まっていた映像を見た。
「オフィーリア」の延期を決めたけど、だらだら飲んでいてもしかたない。
3時間ほど映像をチェックして、新しい発見もあり:)
それでも朝起きてくるとなんか身体が重い。
というか体重もかなりヤバいことになっている。
そんなときになぜかユーチューブで8年前の舞台の映像が。
細いなあ!
この頃は、いつでもOKです! てな状態だったのだけど。
そういう話がちっともこなかった。
「自分がもったいない」とも思っていた。
だったら自分で企画してやりゃあよかったんだよな。
もちろんせんのないこと。
夕方、髪を切る。


その後、シアターχへ。
イスラエルの演出家ルティ・カネルさんのチームの舞台「生きることのゆらぎ At Sea」をみる。
素晴らしかった。
こういうのやりたいんだよね、という舞台。
元々、こういう演出の舞台がやりたかったのだけど、周囲の理解も無く回り道をした。
1987年に「1/2」(にぶんのいち)という舞台でようやく、だったのだけど。
古典を題材にすると、もうひとつな感じだし、市民劇では難しい。
お芝居しか知らない今の日本の観客には、どうなのかしらないけれど。
このイスラエルの舞台は、非常にレベルが高く、本当に刺激的だった。
たくさんの舞台をご一緒した坪井美香ちゃんがいて。
一緒に観た後、一杯やりつつ話せたのも幸せ。
10月17日〜21日に「竹取物語」をやるのだとか。
なんと「オフィーリア」延期のおかげで初日の日程が空いている。
こういうアレンジなのかな:)
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10月の公演「オフィーリア」を延期します

2018-08-30 10:20:31 | 丹下一の泡盛日記
夜、SNSが中国から来てるよ! とお知らせ音がなる。
次々に鳴るので、なんだろう?
中国にいるユアンロンからヴォイスメッセージが何本も。
長い話を少しずつ送ってきたのだ。
英語なので、前置きなし。
いきなりの本題を聞いて「!!!!!」。
「オフィーリア」に出演できなくなった、と。
まいったなあ。
夜が明けて茅根さんと話す。
思いもかけず、久しぶりに只やん(只野展也)とも話せて、ちょっと気持ちに風が吹く。
そして、10月の「オフィーリア」を延期する気持ちが固まった。
40年演劇に関わっているが、企画段階で流れることはあっても、仮チラシ撒いた後。
これは初めてのことだ。
12月の「春琴抄」が来年に延期になったのに続けて。
なにかが起こっているのか!?
とにもかくにも事務連絡。
そして午後は太田成美さんと稽古場で会って話す。
先行稽古をしていた彼女が舞台の中心に据えられる予定だった。
残念。
帰宅していくつかの連絡作業の後、沈思黙考。
過去のことを考えても、こういうときは無理をしない方がよかった。
今年の後半はプレイバッカーズツアーを続けながら静かに熱く、来年の準備に徹することに致します。
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函館、無事終了

2018-08-28 18:26:14 | 丹下一の泡盛日記

火曜日はDAY2。
1コマだけなので、ちょっとゆっくりの出陣。
朝、ゆっくりと温泉につかり、食べ過ぎた身体を目覚めさせる。
今回の宿は、昭和の匂いがぷんぷんする温泉ホテル。
たくさんの人たちが温泉に入り宴会場で思う存分飲んで食べて、幸せな夜を過ごしてきたんだろうなあ。

この小学校の敷地内には梨が実っている。
最初、柿かと思ったのだけど、カラスがつついていた落ちた実をみると梨。
小学校で梨をみたのは初めてだ。
去年は雪の中での来校だったから気がつかなかった。
本番の方は、小さな果実を手にして無事終了:)
お昼を食べて空港へ。
夕方には蒸し暑い羽田に着陸していた。
こんな、仕事だけして帰ってくるツアーが再び始まった。
ちなみに来週も函館。
その翌週は伊達、と北海道が続く。
うっかりしているとあっという間に12月になっちまう。
「オフィーリア」のことも深めていかないとね。
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函館DAY 1

2018-08-28 18:15:18 | 丹下一の泡盛日記
日曜日、羽田空港から函館へ。
昨年の「大千秋楽」が函館だったなあ、などと思い出しつつお迎えのさっちゃん(杉山さち子)の車に乗り込む。
翌朝8時には学校に。
地元チーム「縁JOY」のみんなと再会:)
久しぶりの「いじめ防止授業だけど、もうすっかり身体に入っていて。
「いつもと同じ」ことをすればいい。
そして、もちろんパフォーマンスは即興なので。
「同じこと」など1度もないのだった。
加えてアクターやるのは7月の大分県竹田市以来。
「久しぶり」なので思い切って動く。
このところの欲求不満が食欲に向かっての「でぶ」状態。
やっぱり「舞台」で身体を動かすのはいいもんだ:)


午前中をきっちり終えて、いつもの回転寿し。
やっぱり魚は旨いなあ。
亜紀ちゃん(小森亜紀)が頼んだものが美味しそうで、お腹いっぱいだったのに無理して食べる。
ものすごく美味しかった。
つまり、身体がほしがるものをその時に食べることができたということで。
この皿は220円だ。
お勘定も全部で2000円を切る。
メニューをちゃんと理解していればもっと安くなるはず。
横浜のスーパーで刺身に手が出なくなるはずだよなあ。


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自主公演振り返りのミーティングへ

2018-08-26 12:20:58 | 丹下一の泡盛日記

昨夜帰宅後、自主公演の動画の編集作業。
古いPCなので、時間がかかる。
途中で寝落ち。
明け方完成。
これから振り返りのミーティングへ。
本番翌日に振り返りするようになって久しい。
当初は一週間は間を置いていた。
この18年間でそれだけスピードアップしたということか。
ミーティング後、そのまま空港へ移動して久しぶりの函館へ:)
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プレバッカーズ自主公演vol.34「まつり」

2018-08-26 04:00:27 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は、年に一度の人形の家あかいくつ劇場でのプレイバッカーズ自主公演。
自主公演もなんと34回目。
この劇場が何回目か数える気にもなれない。

山伏神楽の太鼓を持ち込んで冒頭に打たせてもらった。

楽屋には、ひったん(長船博子)の新潟の実家の笹団子が:)
朝できたばかりのものを届けて下さった。
やわらかい!

ベトナムで購入した銅鑼たちも初舞台:)

ピアノも調律したばかり、とか。
気持ちいい。
おかげさまで客席は、ほぼ埋まっている。
即興の世界とはいえ、楽器を触るのは技術が必要。
だからできないことはしないのだけど。
もっと先に行きたい、と思いつつ。
もどかしい思いで終了するのは、いつものことだ。
今回は、プレイバックの世界とはちょっと違う神楽太鼓から入ったからか。
冒頭で打ち終えて太鼓を袖にしまいピアノに触ろうとしたら、
なんと手が震えている。
アル中か!?
いや、何かが降りてきていた。
その震えは鍵盤に触った瞬間に止まるのだった。
やっぱりアル中か!?
そのときに再度予感たのだけど(実は最初から予感していた)、
ピアノで終わらせただけでは何かが足りなかったのだろう。
終了後すぐに顔を洗ったのだけど、打ち上げ会場に移動する頃から頭痛が。。。。
まだまだ未熟。。。。
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プレイバッカーズ自主公演最終リハーサル

2018-08-24 22:52:52 | 丹下一の泡盛日記
昨夜、眠くて仕方なくて早めに布団に入った。
いつのまにか爆睡、して1時過ぎに目が覚める。
夢の中で思いついていた「ネタ」がいい感じで。
ついに起きだしてノートにメモ。
なんせ今回は日本語だけでなく英語か中国語で内容が分かるようにしとかないといけない。
辞書を使い英語の訳もつけていく。
3時頃、とりあえず終了し眠る。
朝、またしても早々と目が覚める。
脳が動いてるんだろうな。
布団からPCに移動。
今度は中国語の役もつけながら全体を考える。
時間切れでお弁当作りプレイバッカーズの稽古場へ。

明日、土曜日はいよいよ自主公演「まつり」。
キーボード担いで出かける。
ピアノから遠ざかっているせいか、どうも「おと」がしっくりこない。
普段とはもうひとつ違う世界に行きたいと思っている為だろうし、
とりあえずの水準はクリアしているのだけど、もうそこには満足できない自分がいる。

翌日の為に早めに終わらせよう!
とのことで用意した晩ご飯代わりのサンドイッチをぱくつきながら。
助走態勢には入れた。
滑走路に入るのは明日の劇場でのリハーサルで大丈夫。
14時30分から離陸するのだ。
帰宅すると10月の日程に変更が。。。
台本から考え直さんといかんなあ。。。。
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猪股俊明さん出演の「て」

2018-08-24 01:30:52 | 丹下一の泡盛日記

4時間ほど眠って目覚める。
眠れない。
珍しい。
めんどうなので起きだして横浜まで出かける。
結果、所用を済ませることができて満足。
なのだけど体内のざわつきが収まらない。
一旦帰宅してから池袋へ。
猪股俊明さん出演の芝居「て」を観る。
もう40年近いおつきあいの先輩で。
この頃は、あちらこちら引っ張りだこで立て続けの舞台出演。
5月には、迦樓羅舎名義で上演した最後の舞台「イマキュレート・ミスコンセプション」以来17年ぶりに葉衣企画「にごりえ」でご一緒した。
家族を中心に据えた芝居で猪股さんは父親役。
途中から、これはもしかして作者自身とその家族がモデルではないかと思いながら観ていた。
終演後、猪股さんに確認するとその通りだった。
自分には、なんだか「痛い」芝居で。
不条理的な笑いも散りばめられていて、役者たちの演技もレベルが高い舞台だった。
そして、最後の方で母親が長年耐えてきた夫(父)の暴力について語るところで数人の観客が笑っていたのだけど。
プレイバッカーズでDVをテーマにした公演などを18年前からやっている自分には、母親の言葉が非常に生々しくて辛かった。
「ドメスティック・バイオレンス」を理解するのが難しい人は、まだたくさんいる。
客席は満員。
当日券はキャンセル待ち。
うらやましいぞ:)
もちろんこれはたくさんの人に見てほしい舞台だ。
その後、実家へ。
父と弟と夜散歩。
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「オフィーリア」の稽古

2018-08-23 06:03:29 | 丹下一の泡盛日記

昨日、午前中に家事をすませ午後から台本にとりかかる。
元の戯曲があるので、その言葉たちをどう組み合わせるか、の作業。
決して創作しているわけではないのだけど、これも「創作」のうちに入れてもらえる作業だとは思っている。
本来は役者と一緒に身体を動かしながら、作品についての話をしながらの作業。
勝手に机の上で、は難しい。
だからいくつかのパターンを「記録していく」と言った方がいいかも。
その「メモ書き」を抱えて稽古場へ。
太田成美さんと二人の稽古。
なにかのはずみで彼女の祖父母がうちの両親とほぼ同じ年と。
気がついてみりゃ充分に娘の年齢なので。
話すうちに、どうも「授業」になっちまう。
いかんいかん。
それでも彼女にお願いしていた「宿題」で持ち込んできてくれた反復する身体の動きが嬉しい。
帰宅して録画しておいた731部隊のドキュメンタリーをみる。
この頃のNHKすごいなあ。
70年以上前の録音された音声をアメリカやロシアで見つけ出してくるなんて。
日本ではどんどん行方不明だったり、いつの間にか処分されたりしているのだろうか。
そして、ここでも「作業」を命じていたトップの人間たちは、無事に帰国して、いつの間にか社会復帰しているのだった。

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中国語/漢字世界に浸る

2018-08-21 22:49:57 | 丹下一の泡盛日記
明け方、トイレに目覚めるお年頃。
そして、例によって布団に戻った明け方の夢で舞台の場面の妄想が始まる。
その後、朝が来ても布団の中でもんもんとその夢を追い続ける。
いつの間にか二度寝している。
出かける予定が無いからいいのだけど、芝居やってなかったら、ただの三年寝太郎だ(-_-;;;
今年の前半は走り続ける日々で、幸せなことに「ハムレッツ」以外は役者のことだけを考えていればよかった。
時間の余裕はあったはずなのに、事務仕事に大きな穴があいているのを発見。
おかしいなあ。。。。(-_-;;;
事務作業モードと役者モードは両立できないタイプだもん。
それでも起きだしてからは、さくさくと家事。
プレイバッカーズ自主公演のために出しっぱなしになっていたテーブルも片付ける。
だいぶ風通しが良くなってきたところでご飯。
その後、ご褒美のように、探し物がバックアップのメモリースティックから見つかる(^o^)/

食後、読みかけの震災に関する本を読了。
続けて、白川静の本何冊かめくって漢字についての記述を読み直す。
このアパートに引っ越してきた頃、分厚い辞書も含めて何冊も買い込んだ。
まだお金持ってたんだなあ。予算気にせずに、がんがん買い込んでいた。
おかげで今、助かっているのだ。
一人暮らしになった部屋の中で読みふけった本に、たくさんラインを引いてある。
今読み直しても、いい刺激になる。
だいぶ脳が活性化したところで、10月の新作「オフィーリア」の作業に。
「ハムレット」から使用する場面の中国語訳をワープロ打ち。
以前、香港や台湾で何冊もシェイクスピアの中国語訳を仕入れてあった。
この中国語の漢字が難関で。
先日の「真名井」同様、「外字」だらけ。
だが、それを丁寧に打っていくことで、翻訳を追うことになり、訳者のスタンスが自分にもわかる。
サポートのPCと日中辞典が大活躍。
この中国語の辞書は、30歳の頃、香港の歌手の歌詞カードを自分で訳すために購入したものだ。
作業の最後で、自分が使いたいオフィーリアの台詞1行を翻訳者が飛ばしていることが判明。
(別にミスしているわけではないと思う。中国語の台詞としての「おとや声調」を優先したのだろう。)
夕方、翌日のお弁当のおかずを階下のスーパーで買い込んだのが唯一の外出。
晩ご飯も食べる気になれず、ひたすら作業続行。
今回は、NYからユエンロンが参加してくれるので、日本語に加えて北京語、台湾語、英語での上演になる。
もちろん字幕なしで台詞の意味もちゃんと伝わるように演出する。
複数の言語での上演は、20年以上前から何度もやってきているから大丈夫。
2011年に天女座で日中語でやったときも「なんか中国語がわかるようになってる気がした!」って言ってもらえたのだった。
21時、なんか胃に入れとかないといかん、と思い台湾のJが持ってきてくれた乾麺で焼うどん。
中国語ワールドに浸っている。
と、「明日の仕事はキャンセルで」と連絡が(T.T)
お弁当2食分のおかず買い込んで気合い入れてたんだけどなあ。
ま、仕方ない。
明日の稽古までに台本前半仕上げちゃうぞ:)
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