泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

WAKABACHO WHARF オープニング

2017-06-01 22:44:07 | 丹下一の泡盛日記
ご近所の黄金町にWHARF(WAKABACHO WHARF)という新しい劇場がオープンした。
(京急線で二駅。隣町、って感じだ)
オープニングセレモニーにご招待を頂いたのでうかがった。
ちょっと遅れて到着したら、ものすごい人でようやく空間の隅っこにもぐりこむ。
受付にいる時から、能の謡が聞こえていて、しかも記憶の底にしっかりと刻み付けられた声が、それも二人。
劇場空間に入って納得。
銕仙会の二人のシテ方、清水寛二さんと西村高夫さんの声だったのだ。
お二人の姿を見ているだけで嬉しくなるのだった。
清水さんと久しぶりに話す。
パフォーマンスの後に乾杯し3階建ての場内を屋上まで見て回る。
エグゼクティブ・ディレクターに就任した龍昇さんはじめ岡本章さんや宮内勝さんなど旧知の先輩方にご挨拶。
18歳で最初に参加した劇団は劇場を運営していた。
東京都が初めて小劇場に助成金を出したケースで新聞や雑誌にも何度も登場した。
その空間は今はもうない。
ジァン・ジァンや直近のキッド・アイラック・アートホールなどたくさんの空間が生まれ、消えて行くのを見てきた。
だから、こんな小さいけれども素敵な空間が立ち上がったことを本当に嬉しく思い、言祝ぎたい。
来年5月までは身動きが取れない状態だけど、とりあえずは観客として出来る限り舞台に立ち会いたいと思っている。

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