硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

「中学生丸山」はとても面白いぞ。

2013-06-19 08:37:19 | 日記
映画館の割引チケットが手に入った。その瞬間観たい映画が決定した。「中学生丸山」である。

監督は、今やNHK朝ドラの脚本家である宮藤宮九朗さん。ちょっと変わった人であるが彼の作品を見るたびに天才だなと思ってしまう。

物語の前半は癖のあるくだらない面白さの連続である。映画館が貸し切り状態だったので我が家に居るかの如く、思わず笑ってしまう。

しかし、中盤から後半にかけての展開の早さ、面白さのちりばめ方、伏線の回収の見事さは秀逸である。この感覚は少年漫画をぱらぱらめくってゆく感じに近い。そして最後には前半のばかばかしさが生きてくるのである。此処を目指していたのかと気づくとおもわず感動してしまう。


また、キャストも最高である。この役にはこの人でなければならないという人ばかりである。

でも、僕の住む地域での放映時間は一日一回しかも夕方である。こんなに面白いのになぜ?と思ってしまうけれど、朝ドラを作っている人と言えども、映画となればマイノリティーなのだろう。

観る人にとっては、くだらな無さ過ぎと思う人もいるだろう。お金返せという人もいるだろう。でも、僕にとってはひさしぶりに大当たりな映画であった。

本当に面白いんだから。