硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

今年もお世話になりました。

2021-12-31 20:45:09 | 日記
今年は、なるべく鈍感になって生きようと心がけてきた。そうすることでしか、生き延びてゆくことができないと思ったからであるが、もやもやは残った。
怒りを鎮めること、自分の愚かさを戒めることを意識してみたが、やはり、もやもやが残った。

只々無力なのだなと痛感するばかりで、手のひらをじっと見る事しかできなかった。
それでも、死なないで生きてこれたのは、まだ、死んではいけないのだと背中を押されている気がしたからだ。

不慮の事件や事故、不本意な病によって、多くの人が亡くなるのを見聞きすると、生かされているんだなと思う。

来年も、何とか生きてゆこう。
そして、このブログで、思ったことを、少しづつ、つたない文章で、語ってゆきたいと思う。

本年も、お付き合いありがとうございました。
来年も、よろしくお願いします。

神は不在であらせられるのか。

2021-12-25 17:54:10 | 日記
カーラジオから流れるクリスマスソング。懐かしいなぁと思いながら聞き流す。
しかし、次第に心がざわざわしてくる。そして、ふと思う。

「なんで、メリー・クリスマスなんだろう。なんで、うきうきしていたんだろう」と。

気持ちが、今年ほど、クリスマスの華やかさから遠ざかったことはない。

世界中で多くの人が苦しんでいる。一握りの富裕層の人々を除いて。

神は不在なのだろうか。それとも、ヨブ記のように、試されておられるのだろうか。




お知らせ。

2021-12-22 17:13:51 | 日記
いつも、つたない文章にお付き合いしていただきありがとうございます。
今日は、「お知らせ」も含めて綴っておきます。

この間、車を運転しながらカーラジオを流していたら、パーソナリティーの女性の方が「小説家になろう」というサイトのお話をされているのが聞こえてきた。
誰でも、作品を投稿できるサイトがあって、それを楽しみにしているユーザーもいらっしゃるという。

いろいろ考えて、悩んで、少しだけ手を広げてみようかと思い立ち、以前にこのブログで載せていただいた「恋物語」を、加筆、修正して、投稿してみることにしました。

もし、小説家になろう。をご利用の方がいらっしゃって、よく似た作品を見つけましたら、僕が僕に許可をしていることをご理解していただけると助かります。

よろしくお願いいたします。

どうすることもできないけれど。

2021-12-12 22:10:59 | 日記
職場で人員削減、業務の見直し、効率化のうわさが立ち、個々に価値観が異なるので、従業員のメンバーが喧々諤々とした話を机上で繰り広げていた。
僕は直感的に関わりたくないなぁと思ったので、距離を取って傍観する姿勢を摂り、質問されても、ぼんやりとした回答を述べた。
しかし、問題は問題である。
議論にはかかわらずとも、しばらく頭の中で寝かしこんでおいて、いつか整理をつけておいた方がいいだろうと思い数日後、思考の糸口が見えてきたので場を借りて、思ったこと整理しておきたいと思う。

流動的で振り幅のある仕事と、利益追求至上主義というのは相性が悪いと思う。

仕事量の振り幅が大きい仕事であると、仕事量の多いポイントで仕事が回るように設定すると、仕事量が減少したときに、あらゆる面で無駄が生じる。
それは、振り幅がピークに達したときにストレスなく熟すことを前提としておきたいので、ある程度の無駄は許容しておくことがベターだと思わ得るからであるが、これは、かつて日本の多くの企業が採用してきた終身雇用型の形態であるように思う。

終身雇用は無駄を許容しておく事、余白を作っておく事で、安定したコミュニティーを形成できたと思うが、その反面、年功序列にする事で、個人のスキルを埋没させたり、不正の横行を助長させるデメリットがあったので効率が悪かったのであるが、共生社会としてはなんとなく成り立っていた。
しかし、近年では外資系企業も増え、このままではダメになるだろうと雇用形態も時代に合わせて変化させてきた。

一方、利益追求至上主義は、あらゆる無駄をそぎ落としておきたい事が前提である。
したがって、非正規雇用形態で人材を確保し、仕事が増えれば雇い、仕事が減れば雇用をカットする形態をとるが、どうしても偏りが生じてしまう。ネームバリューのある会社であれば、人材が流動的であっても、エントリーしてくる人は途切れないであろうけれども、そうでない企業が利益追求型を押し通してしまうと人材は流出し続け、人で不足に陥るが、その状態であっても廉価で労働力を確保しようとなると、その人材は、社会になじめなかった人や、移民という人たちに向けられて、労働環境は悪くなるように思う。

しかし、利益追求至上主義は、仕事の余白を嫌うものなので、仕事量が減少したときには雇用をカットするのがルールである以上、そのしわ寄せは反論しづらい言語の壁がある移民の人たちの可能性が高くなり、彼らの人権が希薄になる。

また、そう言った立場であるので、突然解雇される可能性もある。
普通の生活ができなくなった彼らは、それでも、生きていかねばならない。追い詰められれば、犯罪もいとわなくなり、ルールを重んじてきた地域においても、治安の悪化は避けられなくなるが、もし、職場に余白があれば、彼らも路頭に迷わないで済むのだと思うし、犯罪に手を染めないで済むのではないかと思う。
つまり、仕事の余白の必要性は、損をして得を取るということに他ならない。

さらに、鳥俯瞰で見てみると、斎藤幸平さんが述べられているように、先進国が発展途上国から人材と資源を安価で搾取し続けている間は、発展途上国の治安と環境の悪化を内包しつつ経済成長はすると思うが、地球上における二酸化炭素の排出量は増加し続けるということになるのではないかと思う。

話はずいぶんと大きくなってしまったけれど、余白を切ってしまうと、強力な独裁主義か原理主義的思想で統率してゆかなければ存続してゆけないのではないかと思ったりするけれど、それだと内輪で争いが絶えなくなるし、上位者に屈すれば、上位者だけが満足するコミニュティへと変貌してしまう。

どうすることもできないけれど、穏やかに働けなくなるのは嫌だなぁ。


思いやりと、貨幣の価値。

2021-12-10 09:05:42 | 日記
ここの所、おかしなメールが届く。

使用していないクレジットカード会社や、使わないAmazonやメルカリ、搭載していないETC、東海地区に住んでいるのに、JR東日本から等々。

ネットなら、効率よく人をだませるからだと思うのだけれど、騙す側の人にとっては、中毒性が強いから、思いやりと貨幣の価値が希薄になるのではないかと思う。


オミクロン株の正体?

2021-12-09 22:18:27 | 日記
オミクロン株という言葉をよく見聞きするようになった。
しかし、オミクロン株の存在は、解説を見聞きしても理解できない。
変異してゆくものがウィルスであるというのは理解できるけれど、世界のあちこちで確認されているというのが、よくわからない。
アフリカが発症なら、経路はたどれるはずなのに、それもよくわからないようである。

もしかして、その株は、人為的変異?
武器商人が戦争や紛争を操作するのと同質の働きが起こっているのでしょうか。

まさかね。

遠い昔の話と思い込むと、本質を見失う。

2021-12-08 10:07:23 | 日記
今日は太平洋戦争が始まった日。なのだそうである。
もう、それくらいの感覚を持つ人が大半ではないかと思う。
戦争がどれほど悲惨で、苦しむものかも、理解しがたいものとなった。
私たちは、お金がなければ、生きづらい世の中を生きているけれども、憲法から逸脱さえしなければ、大きな力で統制され抑圧を受けることはないし、大きな力を揺るがすような情報を暴露するようなことでもなければ、自由に発言することも許されている。
大きな天災でもなければ、目の前で、一瞬にして日常を奪われ、大勢の死体を見るようなこともないし、大きな力の強制によって、善意も悪意もなく、知らない人の命を大量に奪うこともしなくてもよい。

それを、ぬるいと思う人もいるだろう。しかし、ぬるいと思う人ほど、前線に身を置いて、苦しみぬいて職務を全うしないと思う。

戦争を体験した人達の中には、表舞台に出なかった多くの言葉がある。
今こそ、その言葉を表舞台に出して、時代の空気という得体のしれない怪物と対峙しなければならないのではないかと思う。
遠い昔の話だと思い込んだ時、その本質を見失い、同じ過ちを繰り返してしまうのではないかと思う。

これは、正しいことなのか。

2021-12-05 18:20:29 | 日記
川沿いの舗装された細い道を散歩する。自然豊かな道なので、季節の移り変わりと同時に、いろんな動植物との出会いがある。
今日、出会った生き物には正直疑問を感じた。

細長い軟体物。梅雨の間によく見るやつ。その生き物が、冷たく冷え切ったアスファルトの上を移動していた。
最初は目を疑ったが、間違いなく、ナメクジ。

今は12月でしょ。遠くに見える標高の高い山には行きもみられるっていうのに。
これは、正しいことなのか ??

卵が先か。それとも鶏が先か ?

2021-12-04 10:48:33 | 日記
オミクロン株と名付けられたコロナウイルスが流行する兆しを見せ始めている。
日本政府は水際対策を打ち出したが、早くも方針を転換。
その事象はよくある事なので、何も思わないけれど、気になることが一つある。

それは、メディアで報道された後に、政府がアクションを起こすというところである。
メディアが騒いだから手を打ったのなら、その時点で後手である。
そして、それは、情報収集力、解析力が乏しいということを意味すると思う。
逆に、政府は、メディアが情報を公開する前から、情報をつかんでいたのだとしたら、声明までのタイムラグは何のためにあるのかが疑問になる。
事の成り行きを見て考えるというなら、それも後手であるし、景気が回復してきたのだから、危機的状況になる手間まで、人とお金を回して行こういう目論見があるなら、水際対策としては、後手である。

卵が先か、それとも鶏が先か。の理論になってしまうけれど、人のする事なのだから、どちらかだと思うのだけれど、本当の所はどうなんだろうか。

さようなら。長谷川平蔵。

2021-12-02 11:34:30 | 日記
小さいころ時代劇は身近にあった。その頃は、テレビドラマでも時代劇がたくさん作られていて、学校から家に帰ると、おばあちゃんが時代劇の再放送をよく見ていた。そして、テレビが一家に一台しかなかったので、夜でも家族で時代劇を見るのがふつうであった。
ストーリーはよくわからなかったが、幼いながらも、胸を打つお芝居や、悪を倒す爽快感を感じ取っていた気がする。

時代が進むと、次第に時代劇は少なくなってゆき、流行ものを追うようになると、時代劇を避けるようになってしまったが、それでも、時々見入ってしまっていたのが「鬼平犯科帳」だった。
映画化されたときは。当時付き合っていた彼女につき合ってもらい観に行ったほど、心に残る作品だった。

そして、時代劇の中に、普遍的なテーマを忍ばせて見せていただいていたことに気づいたのは、ずいぶん歳を重ねてからであった。

池波正太郎さんの原作も素晴らしいけれど、文章を見事に体現した中村吉右衛門さん。
そして、映像化に心血を注いだ、関係者の皆様あっての「鬼平犯科帳」だった。

楽しんで観させて頂いていました。ありがとうございました。