マルガリータのつぶやき

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≪バスキア展 メイド・イン・ジャパン≫ 森アーツセンターギャラリー

2019-10-18 16:46:13 | 絵画、展覧会、記念館
 バスキア:ジャン=ミシェル・バスキア、
名前は知っていても、本物の作品にふれ、全容を捉えていた人は日本ではあまりいなかったのでは、
 マルガリータにしても、昨年、パリで展覧会の予告をみて、あるいは映画<バスキア>をかいまみて、
異才の若者のすごい人気ぶりがうっすら記憶に残っていた程度だった。

 今回、日本初、日本オリジナルの大規模展に130点、六本木に出かける前に映画やドキュメンタリーを見直して、
さらにこれらのレビューも検索していくと、「展覧会に行く前に、予習として、、」などの記述が多くみられて、やはり、皆同じ状況のようだった。




 さて、平日のお昼過ぎだというのに、チケットの列がぐるぐると、エレベーターホールの方まで、
招待券を持っていたので、そこは軽くクリアできてよかった。
それに、会場は意外とゆっくり、静か、画の前で思いにふける人、
一般の美術展と明らかに違う来場者の様子に、心地よく集中できた時間だった。



以下、カメラ撮影OKの作品から;

バスキアを一躍スターにした1980年初頭の作品


『Untitled』 前澤蔵 123億円で落札 
 幼いころから解剖学に興味を持っていたという。


『Self Portrait』 自画像と王冠


『Onion Gum』1983年
 「MADE IN JAPAN」 「YEN] ~バブルに向かう好景気の日本経済の強さが印象的だった(1982年初来日)




ウォークマン 「ナポレオン」




『消防士』1983年


バスキアの「知識空間」~バスキアの頭の中は~最晩年1986年の大型ドローイング





「実はバスキア作品はアメリカの戦後美術、抽象表現主義以降の正当な流れに位置している
大画面、荒っぽいタッチ、オールオーバーな性質、立体的で手作りのキャンバス、アフリカオリジンの黒人性」
 (宮下規久朗)~

 この天才の強烈なエネルギーを体感し終わって、なんとか、この解説は納得された。
没後ますます名声が上昇し、『20世紀の最後の巨匠』の地位に至り、、

美術館からまっすぐ帰宅、すぐにドキュメンタリー『バスキア、10代最後のとき』2017をまた最初から観だした。
 





 

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