マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

再び…鬼平犯科帳へ

2010-09-24 12:27:56 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
先日の9月20日、敬老の日を『鬼平』一色に染め上げたチャンネルをご存じ?

北海道から帰った夜9時頃、テレビでヤッテル、やってる!
時代劇専門チャンネルが、「鬼平犯科帳」まつり と称し、16:9のハイビジョン・ニューマスター版。



まだまだ、再放送が続くので~
やっと暑さも遠のき,もう一度しっかりと見ようかと、気力まんまんだ。             <詳しい予定表&解説、配役等> 

『鬼平』の第1シリーズは平成元年スタートだが、マルガリータが心に沁みいるような気分で見出したのは、ここ3,4年。(テレビの放送は見ていたのだが、あまりピンとこないまま)
“心に沁み入るように…”の3つのキーワードは…(“歳をとったからだ!?

(Ⅰ) 池波正太郎…  「映画論」。
  10年ほど前、様々な映画評論本漂流後、池波正太郎「フランス映画旅行」新潮文庫にいきあたった。
  時代小説の名手で美食家で…の先入観が覆った。映画への愛!リズム感あふれる練達の文章!
  たて続けに、「池波正太郎の映画日記」「味と映画の歳時記」「梅安料理ごよみ」…と読み込み、
  
  本に出てきた映画のビデオを求めて、恵比寿のTUTAYAに走り、
  今とちがって、ビデオ全盛期、映画評論家でさえ昔のビデオ探しは恵比寿だった。国別、俳優別、etc
  ~真田太平記(一)~(十二巻完読   
  (2週間寝ても覚めても(笑)、友人の読書子H氏さえ「老後の楽しみにとっておく」と言う分量!)
  剣客商売、梅安…
  
(Ⅱ)ジプシーキングス… 六本木、ホテルハイアットの立食ディナー付きライブで。
  ジプシーキングスの名も知らず、ただ鬼平の主題曲ときいて、ディナー付もうれしくて(笑)
    (食事もハイアット、立食ではもったいない内容だった。)
  ジジプシーキングスの生の迫力とまわりの若い女性軍のノリは、まるで異次元
    インスピレーション、日本人の感性に訴えかけてくる不思議な曲! <インスピレーションの動画>          

 (Ⅲ)中村吉右衛門  … とパナソニック電工 汐留ミュージアムの講演会で。  
     運よく2回、 あの鬼平のスゴミは、あとかたもなく~
     自分は、、鼻が低い~と謙虚なお人柄。 控えるはズラリと着物姿のきれいどころ、
     初代中村吉右衛門の養子となったいきさつから、
     歌舞伎の俊寛、勧進帳、四国の歌舞伎小屋「金丸座」再興話<6月の金丸座見学の様子はこちら>
     
当時流行のいわゆる「謎解き」の捕り物帳とは違う池波ワールド
平蔵の鋭い勘ばたらきや、話の底にただよう情感、蠢く人間模様、 吉右衛門版鬼平は適役、はまり役で20年。
   6月に放映された最新作「高萩の捨五郎」の一こま。