逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

池田信夫教授の勘違い。Twitterには感心が無いが、あまりに愉快なので

2013年02月21日 | 放射能と情報操作


『経済も一般常識も知らない、自称マクロ経済学者の爆笑ツイッター』

17時間 池田信夫 ‏@ikedanob
いま発症した癌は事故とは無関係。あの程度の線量では発症するとしても50年後。 RT @tnatsu: 何だか恐ろしいことが起こっているかもしれない。 RT @GoodBye_Nuclear: 福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症 http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/753f9a2af3c886e73508a2ff3cae53c6 …

悪魔の碾臼であるミルトン・フリードマンの新自由主義に骨の髄まで染まっていて、今だに抜け出せないでいる可哀想な自称マクロ経済学者の池田信夫氏の17時間前(昨日PM5時)に投稿されたツイッター。
池田信夫氏はシニョレッジ(通貨発行益)の意味をまったく知らなかったので基本的な経済学のイロハにも疎いと前から思っていたのですが、今回は『福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態』(2013年02月20日 | 放射能と情報操作)に対するツイッターで小中学生程度の知識もないことが判明しているのですから何とも哀れである。(本当に哀れなのは こんな大学教授から学んでいる学生たちなのだが)
総選挙の街頭演説で安倍晋三が『輪転機をグルグル回して紙幣を剃りまくる』と言っただけで外国投資家が敏感に反応して円安株高好景気になる原理が分かっていない。
デフレも公的債務も円高も、政府が紙幣の大量発行を行う(今のアベノミクス)ことで一挙に解決する事実は、なにも改めてノーベル経済学賞のクルーグマンやスティグリッツに教えてもらわなくとも、経済学の初歩的な知識があれば誰にでも分かる程度の常識の範囲である。
『・・・の異常事態』と後ろに付け加えたのは私の勝手な判断ですが、『3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症』の方は福島県の県民健康管理調査の検討委員会の公式発表ですよ。

『贔屓の引き倒し。 小さな親切、大きな迷惑』

福島県立医大の鈴木真一教授が『福島第一原発事故による放射線の影響を否定した』とマスコミ報道の記事にあるので、池田信夫本人としてはお家の一大事だと思い『自分では応援のつもり』で、押っ取り刀で馳せ参じたのでしょう。
ところが藪ヘビというか、丸っきりの贔屓の引き倒し『小さな親切、大きな迷惑』である。
記事は1週間以上前に公式に発表された『みんなが知っている』既存事実を書いてあるだけなのですよ。
この大馬鹿者が。
折角、2011年度の調査結果の発表を、ズルズル引き伸ばして2年後の2013年2月13日北朝鮮核実験の大騒動に紛れて発表した、福島県や政府の苦心惨憺の苦労が水の泡である。
池田信夫の『事故とは無関係』『あの程度の線量なら50年後』発言に一番怒っているのは、原発推進派の自民党や福島県、日本政府である。
原発反対派の方は、呆れるやら馬鹿馬鹿しいやら大笑いするやら。
池田信夫大先生が御親切にも大宣伝してくれているのです。
福島県や日本政府としては、『3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症』の驚愕的な事実を、誰にも気がついて欲しくなかったのですよ。池田信夫のお粗末な言い訳は迷惑千万なのです。

『手足を引っ込めた亀、じっと我慢の「引きこもり」アルマジロ戦術の日本政府』

どれほどの詭弁を弄そうと屁理屈をこね回そうと4万弱調べて、3人が発病している福島県の恐ろしすぎる事実は覆らない。
最早逃げきれないし言い訳も効かない。だから福島県や政府は何としても隠したい。
出来る限り最悪のニュースを小さく扱いたいのです。
ところが、わざわざ『無関係だ』『50年後だ』と自分で悪宣伝する、風が読めないネットウヨと五十歩百歩の知的水準のお馬鹿な池田信夫。
不都合な事実をあっさり認めて、その後は言い訳せず一切沈黙している福島県や日本政府の『じっと我慢の引きこもり』アルマジロ(亀の真似)戦術がわからない。
なにも福島県や政府でなくても、常識のわかる普通の大人なら『姑息で恥ずかしい言い訳』は誰も行わない程度の知恵がある。
池田信夫のように、頑是無い幼い子供のように『大丈夫だ!何でもない!』と大袈裟に騒げば騒ぐほど、今回の異常性特異性が目立つのですよ。
だから福島県や政府は現在一切言い訳せず沈黙している。
小児甲状腺癌は極めて珍しく通常なら100万人で0~1人の割合(厚生労働省の統計数字)なのです。
公平さを期すために原発懐疑派のツイッターも残しておきましょう。
17時間 上杉隆 / Takashi Uesugi ‏@uesugitakashi
悪夢です。"@tnatsu: 何だか恐ろしいことが起こっているかもしれない。 RT @GoodBye_Nuclear: 福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態 http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/753f9a2af3c886e73508a2ff3cae53c6 …"

『人の噂も75日(二ヶ月半)』

一番大事な神殿でも伊勢神宮では20年で新しく建て替える新しいもの好きの日本では、時の流れる勢いは凄まじくて、どれほどの大騒動大事件でも通常は2~3ヶ月で人々に忘れられる。
福島県で小児甲状腺がんの一人目は去年9月に見つかるが、マスコミ報道ではこの時に検査人数が数十万人だと読者に勘違いさせるように発表していたのです。
二ヶ月後の11月に、二人目が見つかったのに『一人目が見つかる』と悪質な大嘘を付いた時は、8万人目だと調査人数を誤魔化して発表している。
二人目から3ヶ月後の3人目の今回2月13日発表では、なんと調査した人数はたったの3万8千人だと言うではありませんか。
常識外れにも程があり、もう無茶苦茶である。
今の福島県では、何が起きているのでしょうか。
三次元世界では時間が経てば、普通なら検査人数が積み重なるので段々増えてくるのですが、福島県では逆に毎回数分の一にどんどん減っていく。
これ以上に恐ろしい不可解な怪現象があるでしょうか。

『現在から過去に時間が逆方向に流れる恐怖』

物理学もなにも完全無視で、多分時間が福島県だけは四次元世界で現在から過去に向かって逆方向に流れているのでしょうね。
何故これほど別次元の無茶苦茶が福島県や日本では普通に罷り通るのでしょうか。
凄まじい理不尽を人々が許している現状ですが、私としては不思議で不思議で、到底理解できないのですよ。
日本以外の普通の国なら怒り狂った大勢の市民が街にくり出して、とうの昔に暴動を起こしていますよ。
福島県庁や東電本社、通産省は焼き討ちされ知事や社長重役、首相や安全委員長は市中引き回しの上で獄門。到底死刑は免れないでしょう。
韓国紙ではないが日本人が死んだネズミのように大人しくしているのは到底自慢できる話では有りません。
人の噂も75日で、都合の悪いことは出てくる途端にすべて忘れているのでしょうか。
3・11以後に日本で起きた過去を正確に覚えていれば到底我慢できる限度を超えています。

『国家が確実に崩壊するチェルノブイリ症候群』

『チェルノブイリ原発事故では、小児甲状腺がんが見つかったのは最短4年』との主張は悪質極まる政治的なプロパガンダか、それとも善良な人々の『そうであって欲しい』との願望程度であり、科学的な統計数字とは無関係。
チョルノブイリ事故の客観的事実はもっと厳しい。
ベラルーシの場合、チェルノブイリ事故が勃発した1986年(総人口1000万人で2人)に比べて、翌1987年に2倍。1988年には2・5倍、1989年には3・5倍と小児甲状腺癌が徐々に増加していた。
ところが原発事故から4年後の1990年には突然15倍にも跳ね上がっている。
翌年(5年後)には30倍になり、もはや誰の目にも放射能の影響は隠しきれなくなってソ連は崩壊する。
『4年間は無関係』は明確な間違いで、正しくはウクライナやベラルーシでは『4年間は無関係である』と誤魔化したが、『4年以降は隠すことが無理になった』。
そんな人命無視の無茶苦茶を平気で行ったから、当然の結果としてソ連は消滅したのですよ。
『いま発症した癌は事故とは無関係』と何の根拠もなく言い放つ傲慢池田信夫ですが、正に国家を滅亡に導いた危険きわまる禍々しいチェルノブイリ症候群ですね。
今の『3万8千人中で小児甲状腺癌が3人発症』した福島県の異常事態とは、チェルノブイリ事故が勃発して5年後のウクライナやベラルーシの惨状と同じ姿なのです。

『禍々しい池田信夫教祖のご宣託』

客観的事実から出発して新しい仮説を立てるのが通常の科学の一般的手法である。
ところが池田信夫だけは別で、一方的な間違った独断的な『仮説』から出発して、目の前の客観的事実を頭から否定する。
科学とは逆のごり押しの池田信夫式の思考方法は間違いなく何かの宗教ですよ。
今回の『あの程度の線量では発症するとしても50年後』との主張は、科学的思考とは正反対の新種の破壊的カルト宗教(池田教?)である。
可哀想に、目の前の現実世界が少しも見えていない。
あるいは認めたくない。
池田信夫の『あの程度の線量では発症するとしても50年後』との説が100%正しいと仮定すると、無茶苦茶な困ったこが起きてしまう。
今判明している『実数値』を当て嵌めると、福島県だけは原発事故から50年後の2061年にタイムスリップして仕舞う。
論理的な筋道が立った判断や科学的思考が出来ないので、このことが池田信夫では理解できない。
いやはや、勘違いや間違いにしても凄まじい水準である。
この愚か者が。
チェルノブイリ事故から5年後と同程度の、福島県の3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態を、どう合理的に説明するつもりなのだろうか。
池田信夫の主張が正しいと、2011年3月11日の原発事故の何年も前から、福島県では放射性汚染物質が『長年にわたり大量に漏洩していた』とでもしないと、到底辻褄が合わないのですよ。
いくら高等数学を駆使した最新の金融工学でも金が勝手に金を生む安全安心トリプルAの『ねずみ講』は絶対に無理だったことが、つい最近のアメリカのサブプライムローンの破綻やリーマンショックで証明されているが、池田信夫は破綻する寸前まで大絶賛していた大馬鹿者である。
普通の注意力が有ればサラ金とねずみ講が合体した悪質な金融詐欺である正体が分かりそうなものなのです。
オレオレ詐欺に簡単に騙される高齢者と同じで、基本的に『騙されやすい』人なのでしょう。
客観的な科学的事実は、どれほどの屁理屈を捏ね回そうと否定することも変更することも絶対に無理。見苦しい言い訳は、そもそも無駄なのです。
ましてや『福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態』を、口先一つで否定出来ると考えているらしい、お粗末すぎる池田信夫の不見識には言葉もない。


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