固いフランスパンを引きちぎるように食べたら、右の顎が痛くなった。もともとおちょぼ口で上品なのに、これ以上口を開けられないとなると、流動食になってしまう。
しばらく固いものを食べずに、そっとしておくほうがよいと思ってそのままにしていたが、あまりに長引くので小松市民病院の口腔外科へ行った。加賀には口腔外科がないのだ。病院事情は悪い。
3.3ミリしか口が開かず、痛み止めと、筋肉をほぐす薬を処方された。固いものは避けるように、しかし、口は大きく開けるストレッチをするようとに言われた。ほっておくと筋肉が固まって大きく開けられなくなるとのこと。
何が不便かといえば、握り寿司をぱくっと口に入れられないことだ。通常指が3本入るくらいに開くそうだ。私の指は太いので不利ではある。何が不利なのか分からないが、寿司が口に入らないなどは秘密にしておかなければ、美味しいものを食べに誘われなくなっては困る。
そうでなくとも、会社の後輩と「おでんを食べ妖怪」という、半ばわたしの誘いで反強制の女子会ならぬ妖怪会?海外主張から帰ってくるmちゃんを待ち、小松で整体師をしている郁ちゃんに段取りをさせ、顎関節症とは口が裂けても言えまい。いや、口が裂けるほど開かないのだっ。