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【年初1000ドルから2万ドル近くにまで高騰!】ビットコインは本当の通貨に進化できるのか①

2017-12-21 00:03:13 | 世界共通

 今年9月上旬のこちらの記事で綴ったビットコインですが、あれからさらに価格が上昇し、それにつれて注目度も高まっている感じがします(年初1000ドル程度だったものが、足元では何と!2万ドルに迫る水準で乱高下中!)。今月からは先物取引も開始され、さらに投資が喚起されそうな気配が感じられます(?)。

 ところで、ビットコイン(に代表される仮想通貨)がこれほどもてはやされる本質的な背景には、以前書いたとおり、ドルといった既存の通貨に対する不信感の高まりがあるとみています。建前は景気をよくするため、本音は資産バブルを持続させるため(?)、世界の主要中銀はいま、ものすごい勢いで(?)マーケットにマネーを吐き出し続けているわけです。これは通貨の価値毀損(インフレ)であり、価値保存力の低下を意味するから、多くの投資家がこれらに代わる価値の保存手段に資産を移そうと考えて、そのひとつになり得そうなビットコインに買い向かうのは、まあ当然なのでしょう。したがって(株やジャンク債などと同じく)「ビットコインはバブルだ!」という声は、その通りではありますね・・・

 といった感じでこのビットコイン、現時点では投資対象としての存在感をますます高めているところですが、個人的な注目点は、これが今後、本当のコイン=通貨に発展していくのかどうか、です。端的にいえば、ドルなどと同じように(あるいは、これらに取って代わって?)ビットコインが財やサービスの交換の媒介物になっていくのか、ということになります。ビットコイン人気とは、やがてこれが流動性のある通貨に進化していくとの期待でもあるでしょうからね・・・

 ビットコインの仕組みから推測すると、その設計者にはそのような狙い―――ビットコインを世界中に流通する通貨にするという狙い―――があるとみるべきでしょう。ビットコインはとくに電子商取引との親和性が高いので、現代のインターネット社会における使い勝手は既存通貨と同等かそれ以上でしょうし、金貨のような実物貨幣などよりも優位に立つ(?)かもしれません。まあ実際にネット購買等でこれが使えるようになるには解決されるべき課題が山ほどある感じですが、これらがクリアされれば晴れて決済通貨として広く国境を越えて利用されるようになっていくのかも・・・

 ・・・で、こうなることを懸念するのが・・・中銀とか財務省のような各国の通貨・金融当局となります。

(続く)

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