映画『風立ちぬ』を見てきました(^^)
しみじみ~っと、物語の中に入り込み、浸りたかった…のだけれど、どうも、
浸りきることができませんでした^^;いや…映画そのものは、とてもよかったのだけれど、
子供世代には、少々難しかったような(?)気がしました。
後列に、お子様が、数名座っていて、両脇に母親さんたちが座っていたのだけれど、
ストーリーが理解できないのか?興味を持てないのか?落ち着きがなく、
しゃべったり、お菓子を食べたり、笑ったりと、、、忙しく、気が少々散ってしまい
集中力に欠けてしまったのだった^^;
席を選び間違えた~~~~~と、最初、席についたときに思ったんだけど、悪い予感的中でした(苦笑)
だって…「ナホコカツケツ」の電報を受け取り、大慌てで、支度し、菜穂子のところへかけつけようと
している二郎が、あわてすぎて転んだシーンで、後ろの子供たちは、大きな声で笑ってた^^;
ストーリーわかってれば、笑いどころじゃないと思うんだけど…、
子供たち…このストーリーが理解できないの??それとも、ただ、転んだことがおかしかったの?
って、気になってしまいました。
もちろん、見終わった後、何を思ったのだろう?とも。
ま、人のことはさておき…私の感想を(^^ゞ
空に憧れ、ただ、飛行機を作りたいという夢を持った少年が、大人になり、それを実現させて
しまうのが、ただ、すごいことだと思う。思いを持続させるエネルギーも、それを実現させるだけの
技術を身につける頑張りも。
菜穂子と出会い、恋に落ち…当時では、おそらく不治の病と言われていた結核と闘病する菜穂子との
別れ。
「きっと、一番きれいなときだけ、見てほしかったのね」という、二郎の課長さんの奥様(名前忘れちゃった)のセリフが、、一番記憶に残りました。
夢を叶えたい青年と、命短い少女との悲恋の物語…の周囲をとりまく、戦争。
その時代に生きた方は、みんな、、とても大変だったんだろうなと、思いました。
もしも、零戦がこの世に誕生していなかったら、日本は、戦争に突き進んでいくことはなかったかも
しれない?そんなことを思いつつ、見ていました。
日本のアニメは、韓国や中国の人にも、人気が高いみたいだけれど、このアニメは…旭日旗なんてのも
ちらっとだけど登場していたし、戦争を描いたお話なので、韓国や中国の人が見たら、
どう感じるのかな?なんてことも少し気になるところ。
もしかしたら、宮崎駿さん流の、メッセージなのかもしれないけれど。
この映画、多くの人に見ていただいて、子供たちは、年配の人と、感想など話し合ったり、
当時の話を教えてもらったりして、できれば、知識を持った後に、もう1度見て欲しい映画だなと
感じました。
最後の方に、「ゼロは国を滅ぼしてしまった」「一機も帰ってこなかった」というセリフだけあって、
特に戦争のことに関しては、それ以上は描かれていなかったから。
音楽も、とても楽しみにしていたのですが、心に沁み入ってくる素敵な音楽でした(^-^)
音楽のもたらす効果って、絶大だなぁ…なんてことも考えつつ、見ていました(^^ゞ
今度は、DVDで、、、ひとりきり、しんみりと見てみたいと思います(^^)