邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「社長洋行記」

2005年07月17日 | ★痛快!な映画
貼り薬「サクランパス」がメイン商品の
薬品会社の社長に森繁久彌、
以下秘書に小林桂樹、
部下に
加東大介、三木のり平。

おなじみのメンバーが
それぞれに持ち味を十二分に発揮し
期待を裏切らない出来の19作目。

今回は海外進出!ということだが
壮行会の宴会シーンに
またまた爆笑!
三木のり平の宴会芸に
噴き出さない人はいないだろう。

森繁の「酔っ払い演技」も、見もの。

いよいよ渡航となり、
洋行初体験の加東が飛行機の中から
すでに「日本人のお父さん丸出し」。

森繁の絶妙な間合いの台詞に、
どっか~んとかましてくる
三木のり平のメガトンギャグ。

受ける小林桂樹の可愛らしさ。

それに加え加東大介の練り上げられた
粘っこ~い芸が絡むのだから
もう
言うこと無し。

やり手のレストラン経営者、
新珠三千代は
非日常的な美しさと
ちょっとビブラートがかかっているような
独特の声で魅了する。
社長夫人役の久慈あさみと共に
シリーズには欠かせない女優さんのひとりだ。

社長シリーズは元々華やかで
洗練された味があるんですが
今回は
香港の大スター尤敏や洪洋(台湾) も
ゲスト出演して、
ゴージャスさが増している。

香港の空港について出迎えるのが
でたらめ香港なまりのフランキー堺。
この人が出てくると、いつ何をやるか
わからないのでスリルがある。
瞬発力があるのです。

さあこれから!というときに
唐突な終わり方だったのが
あれえ?だったが
すぐに「次、行ってみよう!」と思わせる抜群の面白さ。

1962年 杉江敏男監督作品 脚本 笠原良三

■人気ブログランキングへ
よろしかったらお願いします

■他の痛快映画の記事はこちら

最新の画像もっと見る

コメントを投稿