邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

ブログ見まくり

2005-09-30 | 日々の泡
このところ出ずっぱりで
バタバタしている。
と言いながら、
よそさまのブログを見まくっている。

面白い。

ナットク・・へえこんなブログもあるのかと思いながら
ぼ~~っと見ていると
睡眠不足なのに
あっという間に時間が過ぎる。

こういう時の脳波は
どういう具合になっているのだろう。
「ゲーム脳」のようなのではないだろうか?

といいながらも「足摺岬」の最終放送と
毎日の成瀬映画のチェックは怠りない。
DVD-Rも大量に補充しました。

と、偉そうに言っていたら罰があたって
「足摺岬」の録画に失敗しました。

泣きたいです。

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出かけてました

2005-09-28 | 日々の泡
ちょっと出かけていて
数日間パソコンと縁のない生活をしていたら
浦島太郎子になってしまった。

ケイタイメールを打つのは大嫌いなのですが
やむを得ず使用していたら
なんと壊れてしまった。

私の体から悪い「気」でも出ていたのでしょうか。

南無妙法蓮華経・・・

パソコンも携帯もなければないで事足りる・・と言いたい所ですが
ものすごく不便だった。

考えてみたら、
ほんの少し前までは誰でもこういう生活をしていたんですね。
数日なのに何週間も経ったような気がします。

それにしてもケイタイメールって苦手。
了解、とかOKが書いてあるキイなどあれば、ワンタッチで済むのになあ。

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「浮雲」放送万歳

2005-09-20 | 日々の泡
昨夜はBS2で「浮雲」が放送されるということで、
早々とDVDをセットし、
テレビの前でひとり
にやにやしたり眉をつりあげたり、戦々恐々としていた。

先日「晩菊」を録画したとき
なんの因果か
勢い余って途中で録画停止ボタンを押してしまい、
望月優子が「ちい~ん!」と鼻をかむところで
切れてしまった。
あわてて録画し直したが
「晩菊」上下巻を作ってしまった!

浮き足立つとよくないことは起きるものだ。
禅の心、無の心が肝心。・・ってわたしだけですか。

先日も歌舞伎座の駐車場に車を入れた際、
楽屋入りする中村芝翫を見かけてびっくり興奮し
危ない目にあいかけたばかり。

それにしても森雅之のラストは何度見てもウマ~~~

「足摺岬」での、
亡くなった母から届いた小包を抱きしめて泣く
木村功の姿にも胸が痛んだが・・

共に「慟哭」という言葉が相応しい、
痛ましい泣き方だった。

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全国ロケ地縦断の旅

2005-09-18 | 日々の泡
昨夜NHKで放送されていた
「列島縦断鉄道乗りつくしの旅」
という番組を見た。

俳優の関口知宏くんが
2004年5~6月に、鉄道による12000kmに及ぶ旅を成し遂げ、
今年はその残りの路線に乗り、全部で全長20000キロの
列島鉄道乗りつくしに挑戦するというもの。

放送は何回かに分かれ、車窓から見える美しい景色や
土地の人々とのふれあいなどを描いている。
昨日はその春編ということで。
鹿児島・枕崎駅から福井・九頭竜湖駅まで。

関口君は絵も描ける。
その日にあった印象的な事柄風景を
小さなスケッチブックに描く。すごく上手い。
カラフルで楽しい絵だ。

触発されたイメージを音にして作曲し、
笛で演奏してしまうところもすごい。
日本的で叙情あふれる旋律だった。

途中下車して
カラオケで歌う歌がなぜか三橋美智也!?

若さいっぱいの関口くんの明るい人柄のせいもあって、
いい番組になっていた。

日本には美しいところがまだ沢山残っているのだなあと
しみじみする秋の夜。

さて、そこで
我々日本映画ファンとしては
「列島縦断映画のロケ地巡り」、というのはどうでしょう?

「張込み」の大木実になりきるとか・・・どうでしょう。
ただし冬でもランニングシャツ一枚でお願いします。

ご興味のある旅行会社、マスコミ関係社様が
ございましたらご一報下さい。(半分本気)
っていうか、自分が行きたい。

成瀬映画のロケ地については
こんな素晴らしいサイトがあった。

「足摺岬」へもぜひ行ってみたい。

追記:今調べて知ったんだけど、関口知宏くんのお母さんは
「アカシヤの雨」の西田佐知子、お父さんは関口宏、
・・ってことはおじいちゃんは佐野周二なんですね。

音楽の才能は母ゆずりかも。なるほど光っていました。
何故三橋美智也を知っているのかも、ようやくナットク!

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追悼中北千枝子さん

2005-09-16 | 日々の泡
わ~~

中北千枝子が死んじゃった!(泣)

いい女優さんでしたね。
つい最近も「山の音」で、
実家に戻ってきた小姑役を口をとがらせて演じているのを
拝見したばかり。

「流れる」でのだらだらした浴衣姿も忘れられない。

「ニッセイのおばちゃん」もそういえばやっておられたんですね。
笑顔が目に焼きついています。

79歳。もう一度だけでもお姿を見たかった。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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「足摺岬」

2005-09-15 | ★人生色々な映画
昭和初期の日本。
暗い世相。
左翼への弾圧は日増しに強くなっていき
主人公の青年も「アカ」の嫌疑をかけられる。

前半は
木村功演じる苦学生の周りの貧困、冤罪、自殺、母の死、
病苦、特高による恩師の逮捕、と
これでもかというくらいに
不幸の追い討ち、しまいには木村自身も喀血してしまう!

すべてに絶望した木村は
死に場所を求めて、思いを寄せる
津島恵子の故郷、「足摺岬」へと向かうが
そこで出会ったひとたちとの暖かい交流によって
再び生きる力を蘇えらせるのだった。


雨、雨、雨の場面が多い。

青年の心を表すように
足摺岬にはどしゃぶりの雨が降り続いている。

暗い世相の中で必死に生きていく人々の強さ、明るさ。
薬売り(殿山泰司)、遍路の老人(御橋公)。
人生経験豊富なこの二人の会話がすごくよかった。

「若いうちが華じゃ。命を粗末にしちゃいけない。」
こんな台詞も御橋公が言うとオイオイ泣けてくる~~

なんであんなにいい歌が歌えるんだろう、殿山泰司は。

献身的に青年を看病する娘(津島恵子)の優しさにも打たれた。

ラスト、木村功のまっすぐ前を見据える目がいい。

上手すぎる子役がいると思ったら河原崎健三
脊椎カリエスで寝たきりの少年を演じていて、
神木くんより上手かったかも。

人恋しくなる、
いい映画だった。

1954年  吉村公三郎監督作品 原作 田宮虎彦
 脚色 新藤兼人 撮影 宮島義勇音楽 伊福部昭  美術 丸茂孝

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読書の秋

2005-09-14 | 日々の泡
高峰秀子のインタビュー記事が読みたくて
キネマ旬報を探しに本屋に行ったけど、もう遅かったみたい。
代わりに
こんな雑誌
を見つけた。

特集記事で、
成瀬映画にゆかりのある
小林桂樹と草笛光子、長岡輝子のインタビュー、
川本三郎のエッセイなどが掲載されていた。

小林と草笛光子の話は「記憶の現場」とダブっていた。

面白かったのは「成瀬の言葉感覚」というコラム。
「流れる」や「晩菊」の一場面が
イラスト(漫画)で表現されていて
こんな台詞あったあった!とひとりごちた。

そのまま文庫コーナーに向かい、
川端康成の「山の音」を買ってきた。

キミには特別に手製のブックカバーを着せてあげよう。
そして夜、虫の音が聞こえる庭で読むのだ。

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「山の音」

2005-09-13 | ★人生色々な映画
川端康成の作品の底に蠢く、
暗く激しい情念がうっとおしく
恐ろしく思ったことがあった。
だが惹かれた。
流麗な文章の影にある「死」の匂いに
憂鬱になると同時に、魅入られた。

川端康成原作を映画化した成瀬巳喜男のこの作品も
一見、
互いに思いやる
舅と嫁の愛情を細やかに淡々と描いているように見えるが
水木洋子脚本による
何気ない台詞のひとつひとつを聞き
登場人物の行動を見ていくにつれ
人間の心の底知れない深みをのぞいていかされる。

不穏な嵐の夜の描写、菊子が鼻血を押さえるシーン、
額のあざの話や能面のエピソード、
山村上原親子の会話など
全編を通してセクシュアルな雰囲気が漂う。

上原の愛人の激しさと
秘書の杉葉子の屈折。
そんなコントラストも
すべて計算しつくされている。

黙って耐えている聖女のような嫁の
心の底にある闇を原節子が熱演している。

新宿御苑での山村と原が並んで歩くシーンはいかにも
玉井正夫のカメラらしい美しい画だった。

鎌倉の川端康成の家を模したというセットがすごい。
上原謙と山村聡親子が並んで出勤するシーンが印象深いが
家の前の道までセットらしい。

中古智の美術の素晴らしさについては
「記憶の現場」にも詳しく述べられていたけど
恐ろしいほど完璧な仕事だったんですね。

成瀬の映画は文学でいうところの
行間を読む楽しみがあると思う。
俳優すらもそれと知らずに演じていたと
いうことも、もしかしたらあるのではないかしら。

そんな、言葉を超えた何かが
見る人々を捕らえて離さないのではないかと思う。

1954年成瀬巳喜男監督作品
原作川端康成 脚本水木洋子 撮影玉井正夫 美術 中古智 音楽斎藤一郎

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成瀬な秋の宵

2005-09-09 | 日々の泡
録画しておいた「山の音」を見ながら時折
BS2で放送されている「放浪記」を見ると、
「お父様!」という原節子のしなっとした声の後に
「ばかやろう!」という高峰秀子の罵声が続いて
くらくらするような相乗効果が産み出されていく。

山村聡を見るとどうしても
「瘋癲老人日記」が思い出されて困る。

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成瀬巳喜男の「妻」

2005-09-08 | ★人生色々な映画
成瀬監督ってやっぱり意地悪だったのかも。

高峰三枝子
思いっきり生活臭のある奥さんを演じているのだが、

美しすぎる。文句なしに綺麗です。

上原謙だってそこらへんを歩いている会社員には
到底見えない浮世離れした美中年だ。

それにしてもまあ、成瀬監督は
「高峰さん、ご飯食べ終わったらそのお箸を楊枝がわりに!」とか、
「耳かき使うとき、口、ゆがめて」とか指導したのだろうか。

高峰秀子に言わせると
「成瀬監督って俳優に何にも言わないの。だから楽。」だそうだけど
高峰三枝子が自分の判断で
お寿司に何度もねちょねちょ醤油をつけ、
片手でお茶をぐいっと飲むわけはないだろう。
ましてやうがいを・・

これも立派な汚れ役である。

豊田四郎監督も細かいが、
些細な仕草やちょっとした目線で
その人となりを出すのが憎たらしいくらいにうまいですね。

上原謙と高峰三枝子は倦怠期の夫婦。

変わりばえしない日常生活にうんざりしている夫は
ふとしたはずみから同僚の子持ちの未亡人(丹阿弥谷津子)と
いい仲になってしまう。
妻はそれを知って・・

息がつまるようなテーマだけど、この夫婦の家は
二階を間貸ししているために人がしょっちゅう出入りする。

開かれた家なのだ。

夫婦の周りにいる人物の配置が絶妙で、
うっとおしいテーマなのに開放感があるのはそのためだと思う。

未亡人の丹阿弥谷津子は殺したら化けて出そうな
じと~~っとした女だが
最後は意外にあっけなかった。

上原が浮かれてホイホイしたり、
帰ると妻の前で黙りこくりじ~~っと下を向いている様子も
とても可笑しく見た。

三國連太郎が
下宿人のユーモラスな味の画学生役で抜群。
うますぎ。
どこかしらなよ~っとしていて
役によってからだの動きも全然違うってすごい。
一挙一動を凝視してしまう。

この作品の脚本は井出敏郎だが
皮肉めいた、
厭世的な結末は監督の恋愛・人生観も反映しているのだろうか?

「フルムーン旅行」というキャッチフレーズの
CMが人気を博したが
まさにこの二人が温泉に入っていたなあと懐かしく思い出す。

1953年 成瀬巳喜男 監督作品  脚本  井手俊郎 撮影 玉井正夫  音楽 斎藤一郎 美術  中古智

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