邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

夏の読書

2009-07-30 | ★読書
最近入手した本

●「幸田文きもの帖」

幸田文のエッセイを娘の青木玉さんが編纂したもの。

着物好きなら、目次を見るだけでワクワクしてくるが
こぼれる」という章の
威勢のいいおばあさんたちの長襦袢自慢のくだりが面白い。

「上へ着るものはなんでもいいさ。
下に着るもので気がひけちゃ、かなわないからねえ」
これぞ粋!
「一生薄汚い色合いの襦袢は着ない」
襦袢狂いには嬉しい一節。
心意気!!

他に
「しつけ帖」(入手済み)
「台所帖」がある。きもの帖を読み終えたら買うつもり

●「茶室のしくみ」(淡交社)
「千羽鶴」を見ていて
茶室が気になって気になって。眺めていたら
森雅之と木暮実千代が現れて困った。

●「蝦蟇の油」 黒澤明の自伝・再読しています。

●「茶席の着物」(淡交社)
ながめているだけ。垂涎の帯着物を。
茶席には白髪がよく似合う。年を重ねる楽しみが増えた。
しかしここにも森・木暮の影が・・・!!
あ、
デコちゃんの着物について書くんだった!

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「女が階段を上る時」感想

2009-07-29 | ★人生色々な映画
夫を交通事故で亡くし、生活のために
銀座で雇われマダムをしている圭子(高峰秀子)。

うわべは華やかだけど裏に回れば・・
というわけで、
圭子の周りの様々な人間模様を面白可笑しく
時にほろりとさせながらテンポよく話は進んでいく。

キラキラと光輝く夜の銀座、
バーのインテリアも「レトロモダン」で素敵。

時折はさまれるナレーションは、圭子の独り言のようで
しみじみと聞き惚れてしまった。
多くも無く少なくも無く、
しかも説明的でなく、
絶妙のタイミングではさまれる。
(余談ですが、今のNHKの大河ドラマをこのあいだちらっと見たら
ナレーションがすごく耳についてしまったのですが・・)

菊島隆三のさすがの脚本、デコちゃんの上手さによるものだ。

黛敏郎の軽快なメロディが作品を都会的に彩る。

出演者は
けち臭さ全開の小沢栄太郎、計算高い森雅之、ひたすら可笑しい加東大介
若い仲代達矢、ちらっと出ても存在感大の沢村貞子
同じくちらっと出てもいやらしく上手い中村鴈治郎
やり手の細川ちか子マダム、
可愛い小悪魔団令子、光り物が断然似合う淡路恵子など
いずれ劣らぬ達者ぞろいなので
楽しくないわけが無い。
主役の高峰秀子はもちろん、
人物ひとりひとりの腹の中、思いが
浮き上がってくる脚本、巧みな演出、
役者の一流の演技が三位一体となって極上のドラマに仕上がっている。

特に、
ちゃっかり屋の若いホステスを演じている団令子が良かった。
彼女が出てくると
パアッと画面が明るくなるよう。
ユーモラスでコケティッシュでムチムチしていて・・
時には変な髪形で・・・
デコちゃんとはまた違うリズムの台詞まわしも
いいアクセントになっていた。
黒澤の「椿三十郎」でも
入江たか子とのまったり母娘がいい味出してましたよね。

劇中、おんぶに抱っこで
頼ってくる身内にうんざりして
圭子が泣くくだりは、
小さい頃から
職業として女優をやり家計を支えてきた
高峰秀子の人生そのものとだぶった。

シビアな内容は
ユーモアで巧みに味付けされていてカラリとした味わいだ。
まるで彼女のエッセイのようである。

バーの階段を上る圭子の足取りは
物語の最初と、
最後では
微妙に違っていた。

実はこの映画を再見したのには
映画のクレジットに
衣裳:高峰秀子と書かれていたように
デコチャン監修の
衣裳を見たかったというのもひとつあったのです。
長くなりますので、またにしますね!

監督 成瀬巳喜男
製作 菊島隆三
脚本 菊島隆三
撮影 玉井正夫
音楽 黛敏郎
美術 中古智

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神保町シアター「女が階段を上る時」

2009-07-28 | 日々の泡
行きたくて行きたくてうずうずしていた
神保町シアターに遂に行ってきた。

成瀬巳喜男特集。
「女が階段を上る時」を見た。

2時からの上映なので
チケットを早めに入手するため
1時15分ごろ着いたが、
すでに整理券の番号は71番!
99席しかないのでぎりぎりセーフ。

危なかった!

1時30分には完売していた。
恐るべき人気!

客層はシニア6割、
若者一割、中間3割といったところか。

観客の中でどこかでみたことある人がいらっしゃると
思ったら、
俳優の小野武彦さんだった。
鮮やかな赤いポロシャツのオフ姿。
今朝のヤフー・ニュースに登場
「パトカーと接触事故」とか?
でお顔を見たばかりだったのですぐわかってしまった。

大きなスクリーンで見たデコちゃん、美しかった!!
それに色々発見があった!!

またのちほど!

*写真は神保町シアター入り口(これじゃ何処だかわかりませんね)

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「千羽鶴」ネタバレ 追記

2009-07-27 | ★愛!の映画
木暮実千代の、娘の目さえもはばからぬ、というか
ちょっとアブナイんじゃないかと思うくらい
ストレートなアタックぶりは、童女のように
素直で美しい性格ということもあるけど
菊治の中に元愛人だった菊治の父、
清水将夫の面影を見ているからなのだ。

また、森と木暮の間を嫉妬する杉村春子は
菊治の父と昔男女関係があって、
愛人になった木暮を憎んでいたからだったのだ。

ややこしや~~~

そこで、絡みあう複雑な男女関係を

方程式で表してみた。

X=三谷浩造(清水将夫)
Y=太田夫人(木暮実千代)

Z=栗本ちか子(杉村春子)

XA=三谷菊治(森雅之)
 
YA= 太田文子(乙羽信子)と、する。

その関係は
X × Y        
X × Z

XA× Y

原作では
森雅之は木暮の娘である乙羽信子にまで手を出す(!)ことになっているので
XA × YA 


ということになる。

映画では乙羽はその気ムンムンの森を振り切って
「ひとりで生きていきます」と未練有り気に去っていくが
さすがにそこまで罰当たりになれないという解釈だろうか・・

木暮の形見である茶碗を割るのも乙羽ではなく
憎しみと嫉妬でゆがんだ杉村という、
解りやすい設定に変えられている。

方程式に戻ると、
ここで大罰当たりなのは
二回づつ出てくる X と XA そして Y である。

それも茶道を絡めているのだからまったく背徳の極み!

川端文学を方程式で表すのも神をも畏れぬ仕業・バチアタリと言えますが・・

原作での各登場人物の複雑な内面を
上手い俳優さんたちが見事に演じきっていたと思う。

ただ
Xと XA
森雅之の二役だったら、
もっともっと罰当たりで色気のある作品になっていたに違いないと
少しザンネンに思う。

しかしこれで
X × YA
XA × Zなどが加わったら
見るものは どうにでもしろとあきれるだろう。
(だれもそこまでやらない?)

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「千羽鶴」

2009-07-26 | ★愛!の映画
森雅之  菊冶
木暮実千代 (太田夫人)
乙羽信子 (太田文子)
木村三津子 (稲村ゆき子)
杉村春子 (栗本ちか子)
清水将夫 (三谷浩造)

亡き愛人の息子にしなだれかかる未亡人。
木暮実千代が終始濡れた瞳で
これでもかこれでもかと女っぽさを振りまいております。

受ける森雅之もいやみなほどに
水もしたたる
若ダンナぶりで、
このツーショットは発禁ものの色っぽさ。
困っちゃうな~~であった。

大・川端康成原作。

二人の間に割って入る杉村春子は、
嫉妬の感情をぶちまける生々しい「女」の演技をして
いつもながら上手いのだけど、
原作のイメージとはちょっと違った。
お茶の先生というよりは粋すぎて小唄の師匠に見えてしまう。

教科書どおりの木村三津子 、
しなやかな木暮、
しゃきっとした杉村春子の
各自個性が出たお点前シーンも興味深く見た。

全体に漂う背徳のムードに圧倒される。
驚きの演出が続出。

濃厚なエロティシズムが漂う茶室を
千利休が見たら口をあんぐり開けるだろう。

少しお茶を習っているので、茶室の場面が多いのも楽しかったが
好きな男を前にして
お茶を点てている
木暮実千代が
段々感情が高ぶってきて
遂に「ああっ!」「抱いてください」といいながら
高価なお道具をほうり出して
森雅之の前に
どさっと身を投げ出す!
見ているこちらのほうが
ああっ!と声が出そうになってしまった。

茶室を大きく斜めに区切る、木暮実千代の肢体!

ありえない演出!ありえない構図!

でもそのありえなさが映画的面白さを産んでいるのだと納得。
原作とは違った展開もまた映画的であった。

母が死んでからいきなり女っぽくなる乙羽信子もさすがの上手さ。
森雅之が女を見る目というのはいやらしいくらい
色っぽいのでこれにはほとほと困った。

陰影が美しい画面だと思ったら
カメラは宮川一夫だった!

増村保造版で若尾文子が木暮の役だそうなので
(そして菊治は平幹二朗!)
こちらもまた違う意味で
とんでもない演出になってはしないかと
見るのを楽しみにしている!

1953年 監督 吉村公三郎
原作 川端康成
脚本 新藤兼人

撮影 宮川一夫
音楽  伊福部昭
美術丸茂孝
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夏の晴れ着

2009-07-25 | 昭和の想ひで
明治生まれだった祖母は
一生着物でとおした。

夏でも
アッパッパを嫌い
涼しげな麻の着物、
たとえば 明石縮み、
小千谷縮みなどを着て半幅帯に小さな前掛けを締め
お盆だ、祭りだと忙しく立ち働いていた。
普段着はほとんど
半幅帯で過ごしていたように記憶している。

小さな頃から祖母の身支度を見て育ったので
私の着物の着方は「祖母の着物」がお手本になっている。

出かけるとき
お太鼓は小さめに形づくり、少し下のほうで締める。
半襟は少しだけだして帯アゲはほとんど出さない。
帯締めはきゅっと両端を上に上げる・・など。


夏祭り。

少し上等の
白っぽい着物の上に絽の紋付羽織をきちんと
着た祖母の姿が目に焼きついている。

外からはにぎやかなお囃子と太鼓の音。
簾戸の間から入った
涼しい風が家の中を吹き抜けていた。

写真は夏のお祭りに着せてもらった
私の絽の振袖です。

「●●(私の名前)は、最近アッパッパばかり着ているね」
と祖母に言われそう!

今日は小千谷を着ましょう。

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音楽効果その2

2009-07-23 | 日々の泡
そういえば
近所の薬屋(ドラッグストアではない)では
モダンジャズがBGMだ。

朝早くから開いている店の中で
几帳面そうな店主が軽快なリズムに乗りながら
棚の埃をハタキではたいている。

これは客のためというよりは
おじさんの趣味、気持ちよく働くため、
の音楽になっていると思う。

おじさん、そのせいかいつも上機嫌。
「バン~ドエイド?そこにある~~よ!!♪」
どことなく変拍子だったりする。

いつもにこやかに応対してくれるから
それもいいか!と思うのである。

このブログにも何か音楽をつけたいところだけど
いいものが見つからない。
お仕着せの音楽も迷惑かもしれないし。

それより、
来てくださる方が好みの音源から取った音を流しながら
見てくださるといいかなと、思う。

ちょっと一服しながら音楽に乗って読める、
カフェのような
そんなブログを目指します!(大きく出た)

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音楽効果

2009-07-22 | 日々の泡
プールに行ったら
いつものラテンとかハワイアンとかのインストではなくて
モーツァルト」が館内に流れていた。
自分のクロールがどことなく優雅になったような気恥ずかしいかんじ。

週末初めてのラーメン屋に入ったところ、
こぎれいな店の
BGMはなんとモダンジャズだった。
ラーメンにモダンジャズとはこれ如何に?
ミスマッチのようでなかなか悪くはなかった。
ただ、しょうゆラーメンの喉越しがいつもとは違った。

お店でも何処でも、音楽が流れていると気になるたちで
ついつい耳をそばだててしまう。

以前ちょっとした手術をした時、
手術室にクラシックが流れていたのは不気味だった。
患者の緊張をほぐすリラックス効果を狙ったものだと思うけど、
非日常的な空間にそぐわない音楽が
かえって恐怖を誘って、
ここから出してくれ~~」と叫びたくなった。
歯医者さんなどでも流れているし、
たいがいの人は安らぐのだろうが、私にはただただ恐ろしい。

ラフォーレ原宿や109など若者が集まるビルでは
耳をつんざくような馬鹿でかい音量の音楽で
購買意識を駆り立てようという試みのようだけど
私など(大人)がたまたま迷い込むと
音楽にかく乱されて、品物を選ぶどころでは無くなってしまう。

まったりした音楽では客のテンションはあがらないし
「年中お祭り」的な雰囲気作りには効果的なのだろう。

お店にとって音楽は
インテリアと同じくらい重要だと思う。
飲食店でも
その店の雰囲気に合った音楽が流れていると、
空気に彩が加わって心地よく食事が出来る。

ヨーロッパのカフェでは
さりげなくセンスのいい、
しかも個性的な音楽が流れていて、
さすがの感性だなと思った。

日本の店ももっと冒険してもいいのでは?と思うけど
失敗するとダイレクトに客足に影響しますね。

映画も音楽の使い方で
ずいぶん変わってくる。

黒澤明と木下恵介、
鈴木清順の映画は音楽をすごく重要視してますねえ。

特に木下恵介。
永遠の人」のフラメンコ使いは
ぶっ飛びセンスでした!

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「カスタムレイアウト」テンプレート化移行中

2009-07-17 | 日々の泡
gooブログが
テンプレートをアップグレイドするというので
早速新しいバージョンに変えてみました。
自分から変えなくても
今月末には自動的に変わるみたいですが。。

このブログは
「フレンチ」という名前のスタイルで
それは変えずに・・
まず、フォントの大きさを選んでいただけるようになりました。
でもこの「小」というサイズにすると、
私の肉眼では読めません!!

両側にバーが来て
ちょっとうるさいですかしらね?

まだ良く仕様がわかっていないし
私自身が慣れてません

まああなた、そういわず前向きに・・・
ブログパーツも貼り付けられるというから
やってみなさいよ。

という声が。

はいはい

色んなパーツがあるんですねえ!
何に役立つかわからないのですが
とりあえず試しに色々貼ってみました。
また変えるかもしれません。

「メッセージ」という機能もあるので、宜しかったら♪

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「夢十夜」のネイル

2009-07-16 | 日々の泡
「夢十夜」で、
若尾文子が
真珠貝を持つシーンがある。

その美しい指先に
塗られたマニキュアを探している。
今のところ
Dior
reflets de litchi / LYCHEE REFLECTS
という色が一番近い気がする。

着物にマニキュアが
これほどまでにぴったり合っているのは見たことが無い。

かなり衝撃的。

さすが大女優!
派手なピンクもなんなく自分のものにしちゃってます。

若尾ピンク♪

もう一度画像を良くみて購入を検討しよう。


「しかし、待てよ~~!」
(『十六夜清心』の台詞の抑揚で)

その前に
私は若尾文子ではないということを忘れていた。

それにあのマニキュアに合う着物を
果たして持っているのだろうか??
箪笥をチェックしてみる必要がある。

その前に鏡を見る必要も!

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