なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

何と表現するのか

2013年06月07日 | Weblog

 学会で不在の間に、16歳女性がまた受診していた。今年になって2回意識消失で救急搬入され、3回目はけいれん発作で搬入された。頭部MRIと脳波で明らかな異常はなかった。てんかん専門の脳神経疾患病院に紹介したところ、てんかんにしてはおかしいが否定はできないという返事だった。心療内科への紹介も考慮されるとも書いてあった。その後、頭痛で外来を一度受診した。救急車以外で歩いて受診したのは初めてだった。

 今回は不随意運動が続いて受診していた。首と上肢をぐにゃぐにゃと動かしていたそうだが、意識は保たれていたという。当直帯に入ったばかりの時間帯で、当直は外科医だった。内科の若い先生が帰宅する直前だったが、呼ばれて診察した。セルシン静注であまり効果がなく、結局よくわからないまま入院して翌日までにゅいんすることになった。翌日神経内科医が診て、今度は精神医療センターに紹介転院となった。紹介状の病名にはヒステリ-性てんかんとしてあったが、精神科医はなんと表現するのだろうか。

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