なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

蜂窩織炎だった

2013年05月27日 | Weblog

 81歳男性が発熱・腰痛で入院している。腰痛は変形腰椎症・腰椎椎間板ヘルニアで、化膿性脊椎炎ではなかった。発熱は画像上、肺炎のためかと思われたが、呼吸器症状はなかった。入院時に両下肢の浮腫があり、心不全というよりも貧血・低蛋白血症のためと判断された。浮腫はあるが、発赤・熱感はないと思っていた。血液培養でStreptococcus dysagalactiaeが検出されて、肺炎の菌としては考えにくく、蜂窩織炎で出る菌という話を病棟の看護師さんいすると、入院時には右下腿と大腿部内側に発赤・熱感がありましたよと言われた。あれ、そうでしたか。すでに解熱して下肢の所見は消失していた。

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