なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

心不全・腎不全

2012年06月07日 | Weblog

 87歳男性。腎機能障害とネフローゼがあり、腎臓内科の外来に昨年から通院していた。1週間前から両下肢の浮腫があり、息切れを訴えるようになった。数日前に外来を受診して、利尿剤が処方されていたが、改善しなかった。今日受診して、胸部X線で両側胸水貯留を認めた。たまたま腎臓内科医が休みだったため、内科で診た。心電図で慢性心房細動があり、心拍数は正常からやや頻脈だった。循環器科に心エコーを依頼すると、EF33%でMRもあった。腎不全+心不全として、内科で入院になった。認知症としてアリセプトも処方されていた。病棟に上がってから、ちょっと目を話すと、自分で廊下に出てきて自分の部屋がわからなくなっていた。性格は温和でこちら指示にはちゃんと従ってくれるが、夜間が心配だ。尿カテーテル挿入はイヤだと言われたが、ふだんでも失禁しているので、利尿剤を使うと大変なことになるので、パンツタイプのオムツを家族に買ってきてもらうことにした。

コメント
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