読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「この嘘がばれないうちに」

2017年11月07日 | 日記

川口俊和(サンマーク出版)

 前作が良かったので、同じ「柳の下」を狙った小説です。それなりにストーリーが楽しめました。
短篇だし、文字がスカスカだから短時間で読める。発想がいいのでしょうね。

出版社による内容紹介です。
『2017年本屋大賞にノミネートされた、『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ最新刊!

愛する人を思う気持ちが生み出した、不器用で優しい4つの「嘘」。
「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」
不思議な喫茶店フニクリフニクラにやってきた、4人の男たち。どうしても過去に戻りたい彼らの
口には出せない本当の願いとは……?

45万部を突破した『コーヒーが冷めないうちに』の7年後を描く、期待の新刊がついに発売!
とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
  その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
  そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名は、フニクリフニクラ
あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡。
第1話 22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話
第2話 母親の葬儀に出られなかった息子の話
第3話 結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
第4話 妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

著者紹介
川口俊和(かわぐち・としかず)
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。小説デビュー作の『コーヒーが冷めないうちに』は、2017年本屋大賞にノミネートされた。

担当編集者より一言
『コーヒーが冷めないうちに』の続編がついに発売です。原稿を読みながら今回も泣きました……。私は、とくに第2話がお気に入りです。あなたは、どうですか?   』

・・・現代のファンタジーですね。出来栄えとしては前作の方が上かな。軽~い「読み物」好きにお勧め。
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