氏家 幹人PHP新書)
タイトルにひかれて読んだ。江戸時代も結構長生きの人は少なくなかったようだ。要は、乳幼児の死亡率が高くて、全体の余命を引き下げていたみたいだ。それにしても本書で取り上げた3人は、それないrの長生き。最初の鈴木牧人の若い者に対する苦情など、老人としてはいかがなものかでしょうけど、我々もそうならないとは限らない。
内容紹介は
『頑健・有能な大将軍・徳川吉宗にも「老い」は訪れた。半身麻痺と言語障害を抱え手厚い介護を受ける一方で、側近たちに対しては往年の為政者としての力を発揮しつづけたという。埋もれていた史料『吉宗公御一代記』を基に晩年の新たな吉宗像を提示。大河ドラマの名場面で見せる覇気も、全くの虚実であることが判明する。また、家族との確執に悩み、七万字もの遺書をしたためたある偉人。そして世の安直な風潮を醒めた目で観察し、十八年にもわたる散歩の記録を残した不良老人。こうした対照的な二人の姿を通して「老いの豊かさと孤独さ」に迫る。江戸の死体から性風俗・少年愛まで……。歴史で語られることの少ないディープな話題を掘り起こした過去の作品で、人気のある著者。今回も「老い」という江戸時代のマイナーなテーマに挑戦し、それを見事ユーモラスに描写している。
それからの人生をどう生きるか? 時代を超えて変わらぬ人生最後の問いへの示唆。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
氏家/幹人
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。専攻は日本近世史。著書に『江戸藩邸物語』『殿様と鼠小僧』(以上、中公新書)、『武士道とエロス』『江戸の性風俗』(以上、講談社現代新書)、『不義密通』(講談社選書メチエ)、『江戸の少年』(平凡社ライブラリー)、『大江戸死体考』(平凡社新書)など多数ある。 』
・・・中でも名言は、老人の心(気持ち)はなって見ないと分からない、というところ。嫌味な言動にはそれなりの理屈があろうけど、若い人には理解不能だ。 それでも『北越雪譜』を書いた新潟の偉人の鈴木さんは、偉いのかただの困った老人だったのか?
・・・面白い分析ですね。
タイトルにひかれて読んだ。江戸時代も結構長生きの人は少なくなかったようだ。要は、乳幼児の死亡率が高くて、全体の余命を引き下げていたみたいだ。それにしても本書で取り上げた3人は、それないrの長生き。最初の鈴木牧人の若い者に対する苦情など、老人としてはいかがなものかでしょうけど、我々もそうならないとは限らない。
内容紹介は
『頑健・有能な大将軍・徳川吉宗にも「老い」は訪れた。半身麻痺と言語障害を抱え手厚い介護を受ける一方で、側近たちに対しては往年の為政者としての力を発揮しつづけたという。埋もれていた史料『吉宗公御一代記』を基に晩年の新たな吉宗像を提示。大河ドラマの名場面で見せる覇気も、全くの虚実であることが判明する。また、家族との確執に悩み、七万字もの遺書をしたためたある偉人。そして世の安直な風潮を醒めた目で観察し、十八年にもわたる散歩の記録を残した不良老人。こうした対照的な二人の姿を通して「老いの豊かさと孤独さ」に迫る。江戸の死体から性風俗・少年愛まで……。歴史で語られることの少ないディープな話題を掘り起こした過去の作品で、人気のある著者。今回も「老い」という江戸時代のマイナーなテーマに挑戦し、それを見事ユーモラスに描写している。
それからの人生をどう生きるか? 時代を超えて変わらぬ人生最後の問いへの示唆。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
氏家/幹人
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。専攻は日本近世史。著書に『江戸藩邸物語』『殿様と鼠小僧』(以上、中公新書)、『武士道とエロス』『江戸の性風俗』(以上、講談社現代新書)、『不義密通』(講談社選書メチエ)、『江戸の少年』(平凡社ライブラリー)、『大江戸死体考』(平凡社新書)など多数ある。 』
・・・中でも名言は、老人の心(気持ち)はなって見ないと分からない、というところ。嫌味な言動にはそれなりの理屈があろうけど、若い人には理解不能だ。 それでも『北越雪譜』を書いた新潟の偉人の鈴木さんは、偉いのかただの困った老人だったのか?
・・・面白い分析ですね。