読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「司法取引」

2024年04月09日 | 日記

ジョン・グレシャム(新潮文庫)上下

米国の法制度にある「司法取引」があって成り立つ小説だ。我が国にないけれど、面白い制度だ。これに証人保護プログラムがあって、整形手術まで含むところがなんとも徹底している。
「コン・ゲーム」として映画にもなりそうなストーリーのエンターテインメントです。

内容紹介は
『連邦判事とその愛人の殺害事件が迷宮入りかと思われた頃、冤罪で収監されていた弁護士バニスターが、真犯人を知っていると声を上げた。彼はその情報と引き換えに、自らの釈放と証人保護プログラムをFBIに要求する。藁にもすがりたい捜査当局と何度も交渉と説得を重ねたバニスターは、ついに念願の出獄を果たすのだが……。自由を求めて、破天荒な一世一代のコンゲームが始まる。 

FBIは判事殺害容疑で、麻薬関係の犯罪歴があるクィンを逮捕。判事に賄賂を贈っていた彼は、当初、事件との関わりを強く否定するも、やがて自供を始める。一方、証人保護プログラムが適用されたバニスターは、当局の監視下に置かれながらも自由な日々を過ごしていた。しかしある日、突然姿を消してしまう。その身に何が起こったのか……。騙し合いに次ぐ騙し合い、衝撃の結末。』

・・・ところで、話の中に出てくるけど、人が人を好きになるのはどこで判断しているのか。整形手術で全く別人になっても、その人を好きになれますか。顔かたちやしぐさ、声、どこで判断しているのか、全く「別人」になっても好きになれるのか。これが「疑問」だ。
・・・それほど、複雑なゲームじゃあないけど、下巻ではほぼ先が見えるところが、ちょっとね。。。
・・・この著者の傑作と言われる『評決のとき』を次には読んでみたい。何かの都合で、最初に読み損ねていた。😙 
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「トゥデイズ」

2024年04月09日 | 日記

長嶋有(講談社BOOK倶楽部)

表紙から分かるように、団地の物語。淡々とした暮らし。そこに事件が出てきて・・・というのだが、変化がなさ過ぎて、挫折。
でもまあ、紹介だけでも・・・という訳で、下記。

内容紹介は
『どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。
夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説!
「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。
三本阪奈による漫画化原作、「舟」を併録。 

著者
長嶋 有
ながしま・ゆう
1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。02年「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、07年の『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞し、08年には『ジャージの二人』が映画化された。16年『三の隣は五号室』で第52回谷崎潤一郎賞を受賞。その他の主な小説に『ぼくは落ち着きがない』『ねたあとに』『佐渡の三人』『問いのない答え』『愛のようだ』『もう生まれたくない』『私に付け足されるもの』『今も未来も変わらない』『ルーティーンズ』、コミック作品に『フキンシンちゃん』、主なエッセイ集に『いろんな気持ちが本当の気持ち』『電化文学列伝』『安全な妄想』、句集に『新装版 春のお辞儀』がある。  』

・・・ともかく、読んでいないも同然。評価もなし。すみません。😰 
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