ピエール・ルメートル(文春文庫)
実は、最初を読んでから「・・・?」「ちょっと残酷過ぎて・・・」読まずにほおっておいたのです。
ところが、ある書評を読んで、これは最後まで読んだ方が良いかな、と目覚めて?今、読了。
このような展開の面白さ、視点の変化、そして読者の気持ちの変わりようを体験できる小説はないだろう。
物語は誘拐された女(主人公アレックス)の状況から始まり、一方で捜査側の追跡で少しずつ明かされてくる謎、という展開が面白い。一種陰惨な話だが、パリの警察側の4人のやり取りや人物が、愉快だったり人情味のある話だったりして、ホットできるところがこの話の暗い面から明るい面に場面転換してくれるのが救いになって読み続けることができる。
内容紹介は
『「週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位! 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。
早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)』
・・・その通りだ。お勧めとはいえ皆さんはすでに読んでいるかもね。
実は、最初を読んでから「・・・?」「ちょっと残酷過ぎて・・・」読まずにほおっておいたのです。
ところが、ある書評を読んで、これは最後まで読んだ方が良いかな、と目覚めて?今、読了。
このような展開の面白さ、視点の変化、そして読者の気持ちの変わりようを体験できる小説はないだろう。
物語は誘拐された女(主人公アレックス)の状況から始まり、一方で捜査側の追跡で少しずつ明かされてくる謎、という展開が面白い。一種陰惨な話だが、パリの警察側の4人のやり取りや人物が、愉快だったり人情味のある話だったりして、ホットできるところがこの話の暗い面から明るい面に場面転換してくれるのが救いになって読み続けることができる。
内容紹介は
『「週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位! 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。
早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)』
・・・その通りだ。お勧めとはいえ皆さんはすでに読んでいるかもね。
自分も「その女アレックス」読みましたよ。
面白いですよね。
スピーディな展開と意外な結末に驚きました。
刑事たちのキャラが立っているから、それもまた良かったと思いましたよ!