岩田明子(文芸春秋)
亡くなった元総理に密着したNHK記者で、長年、近くから安倍さんを見ていただろうからその人柄や言動を解釈できるのだろう。
しかし、あまり時間をおかずに書いた点で何となくその評価が、甘いような気がする。本来は「歴史」あるいは「後世の判断」というのがあって初めて客観的になるような気がして、それを踏まえると、本書はかなり生の情報だと思える。
内容紹介は
『安倍氏に最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版!
「回顧録」で明かされなかった肉声をふんだんに収録。
暗殺前夜も電話で話した、20年間の取材の総決算!
【目次】
第1章 第三次政権への夢
第2章 雌伏の五年間と歴代最長政権
第3章 慰安婦問題と靖国参拝
第4章 トランプと地球儀俯瞰外交
第5章 拉致問題解決への信念
第6章 習近平との対決
第7章 生前退位と未来の皇室像
第8章 スキャンダルと財務省
第9章 岸家と安倍家の葛藤 』
「回顧録」で明かされなかった肉声をふんだんに収録。
暗殺前夜も電話で話した、20年間の取材の総決算!
【目次】
第1章 第三次政権への夢
第2章 雌伏の五年間と歴代最長政権
第3章 慰安婦問題と靖国参拝
第4章 トランプと地球儀俯瞰外交
第5章 拉致問題解決への信念
第6章 習近平との対決
第7章 生前退位と未来の皇室像
第8章 スキャンダルと財務省
第9章 岸家と安倍家の葛藤 』
・・・人柄など安倍さんは良い人だったように見える。特に外交はうまく回っていたと思う。
・・・ネットの書評で、もう少し踏み込んでよかったとされるテーマがいくつか指摘されていたが、それはまた次の機会に色々事実関係が見えてきたときに分かるのだろう。😥
・・・以下ネットの引用「・・・トランプやプーチン、習近平など、大国のトップといかに渡り合ってきたか、首脳会談のやり取りが詳細に描かれており、安倍外交の内幕が垣間見えた。
トランプとはゴルフ外交などで親密さをアピールしていた印象が強いが、日米貿易交渉では対日赤字を減らしたいトランプの強硬姿勢をどのように和らげて日本の国益を勝ち取ったか、その苦労談も詳しく書かれていた。
プーチンとも何度もテタテ(通訳のみを入れた一対一の会談)を行い、北方領土問題解決の糸口を探り、合意寸前まで行きかけていた。
習近平に対しても当初は胸襟を開かなかった習近平に対し、ジョークを交えながら会談の場を盛り上げ、少しずつ本音を引き出していく様子が興味深かった。 」
トランプとはゴルフ外交などで親密さをアピールしていた印象が強いが、日米貿易交渉では対日赤字を減らしたいトランプの強硬姿勢をどのように和らげて日本の国益を勝ち取ったか、その苦労談も詳しく書かれていた。
プーチンとも何度もテタテ(通訳のみを入れた一対一の会談)を行い、北方領土問題解決の糸口を探り、合意寸前まで行きかけていた。
習近平に対しても当初は胸襟を開かなかった習近平に対し、ジョークを交えながら会談の場を盛り上げ、少しずつ本音を引き出していく様子が興味深かった。 」
・・・内政は菅官房長官(当時)が仕切って、もっぱら外交で頑張っていた印象がある。内政で霞が関は苦労したでしょうけど。😵