遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

早々不一

2019年07月01日 07時37分46秒 | 読書

     早々不一    朝井まかて(著)2018年11月発行
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ボダ子

2019年07月01日 07時02分50秒 | 読書

       ボダ子   赤松利一(著)2019年4月発行

   初めて読む作家の小説、今らしいとも言えるし、イタい感じ。

   主な登場人物は「大西浩平」と、彼の一人娘の通称が「ボダ子」、
   (境界性人格障害を抱えているところから「ボダ子」と呼ばれている)
   浩平の3人目の妻(ボダ子の母)。
   浩平は、失業を機に、東北の震災復興土木事業のバブルのおこぼれ
   に預かろうと目論み、関西から三陸沿岸地方への移住を決める。
   この際、ぎくしゃくしている娘との関係もなんとかして、
   破綻しかかっている家族関係も解決できるのではないか、、、と
   淡くも虫のいい期待を抱き、仙台に移り住むことにするのだが、、、。

   まあ、浩平自身の性格にも問題が多いし、妻の性格、思考回路は
   変えられるものではないし、結果的にはうまくいかず、更に悪化。
   この夫婦の一番の被害者がボダ子な訳で、こんな両親と暮らしていたら、
   病まない方が奇跡だろう。なんとも辛い話だ。
  
   まあ、個人的には「次も読みたい」というタイプの小説ではないけれど、
   被災地の現場、現状、ボランティアの実態などがリアルに描かれている
   ところは、さすがでした。

     わがまま母
   

   
   
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