遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

スリランカの旅(3)

2017年09月22日 12時45分16秒 | スリランカ

   ツアー3日目(9月5日・火)

   この日は、午前中にツアーのハイライトでもある
   「シギリアロック」の観光

   朝食の前に、珍しく母一人でホテル内を散策。
   人が歩いていない時間帯を狙って、少しウロウロしてから、
   娘とレストランに行き、朝食ビュフェ。
   カレーコーナーは相変わらず充実していて、インドやスリランカのゲストが
   選んでいます。
   スリランカ人は、三食カレーが当たり前だそうですから。
   母はとても無理ですが、もし頑張ってカレー三昧の日を過ごしたら
   毛穴から出る汗までスパイシーな匂いがしてきそう
   と思い、朝カレーは控えました。
   娘は何か珍しい素材のカレーにチャレンジしていたみたいですが、、、。

   朝8時半頃、ホテルの玄関付近でラージャさんと待ち合わせし
   スイッラさんの車で出発。
   ホテルのあるタンブッラからシギリヤまでは車で約30分。
   道が整備されていてば、多分15分で着く距離ですね〜

   シギリヤロックに関しては、期待と不安で胸いっぱいだった母、、、
   「シギリヤレディ」の壁画を観るだけじゃなく、
   せっかくだから頂上の城跡まで登ってみたいなあ」という希望と
   「でも、急な階段を上まで登れるだろうか?」という体力の心配

   さーて、シギリヤロック入り口到着!
   運がいいのか悪いのか、、、この日は「ポーヤ・デイ」にあたり、
   スリランカ民主主義共和国の休日というではないですか!
  
   ※ ポーヤ・デーとは、
    スリランカで多数を占める仏教徒たちは、
    満月の日を「フルムーン・ポーヤ・デー」と呼び
    労働を断って1日体を休め、寺院へ参拝する聖なる日としている。
    この日は、国民の休日にもなっていて、役所や銀行も閉まる。
    また、アルコール類はご法度で、高級ホテルのレストランでさえも
    出さないところがある。

   夏休みの最後とポーヤ・デイの休日が重なり、
   シギリヤロックは、もう、ものすごい混みようで、、、
   遠くの岩にほぼ直立している階段に隙間なく見える人、人、人、、、
   まるで、黒い蟻が岩壁に群がっているみたい
   が、今更、帰る訳にもいかず、、、
   ラージャさんについて、まずはシーギリヤ博物館に立ち寄り、
   「シギリヤロック」について、歴史のお勉強。
   博物館は、2009年、日本のJICAの援助で建設されたとのこと。
   ジーギリア周辺からの出土品の展示、シギリアレディのフレスコ画のレプリカ、
   頂上の宮殿跡の再現VTRなど、わかりやすい。
   
    

   地球の歩き方から
    _
    その岩山はジャングルの中に突如として姿を現す。
    周囲の緑とはあまりにも対照的な赤褐色の岩肌は。
    空に向かって垂直に切り立っている。
    ・・・
    シギリアのへの旅は、こんな驚きとともに始まる。
    しかし、さらに驚くべきは
    この岩山の頂上に華麗な王宮を建てて住んでいた王がいたという事実だ。
    (その王の名は「カーシャパ」で、
    彼の父「ダートウセーナ」は、459年からアヌラーダプラを統治、
    広大な貯水池を建設した偉大な人物・・・母注)
    その父を殺し、強引に王の座に着いた若き王子は、弟の復讐を恐れ、この狂気
    とも言える城を築いた。
    急激な岩肌を這うようにして山頂に登り詰め、今は遺跡だけとなった王宮に
    立った時、聞こえてくるのは風の音だけ。こんなさびしい場所で、自ら孤独を
    選び、権力を手にした若者は何を思っていたのだろう。
    略
    スリランカの遺跡を訪ねる旅に、この岩山は欠かせない。
    ここが王都として使われたのは11年間という短い期間だった。
    しかし、ある意味で岩山は、アヌラーダプラよりも、
    ポロンナルワよりも人をひきつける。
    人間の野望と悲しみに満ちたシーギリア。
    それはいまでも繰り返される歴史の跡ではあるかもしれないが、
    この岩山の王ほどに孤独な歴史を作った人物は他にいないだろう。
    _

    「地球の歩き方」でも、
    こんな思い入れが強くロマンティックな語り口の解説文は珍しいかな、、、
    と思い、転記してみました
    確かに、素晴らしくも不思議で、悲しく哀れな物語の舞台でした。

    
   で、シギリアロックの見所は、
   東洋のモナリザと称される「シギリアレディ」、「ミラー・ウオール」
   「ライオンテラス」「急で狭い階段」頂上の「宮殿跡」頂上からの景色、、、
   ジーギリヤ・ロックは、もともと古代から仏教僧の修験場だったそうで、
   僧たちが瞑想していたという洞窟や石窟寺院後も残っています。
    5世紀後半、ほんの11年間統治した狂気の王「カーシャパ」のおかげで、
   島国の密林地帯に、21世紀になって、世界中から観光客が集まることに
   なるとは、、、皮肉なものです。

   まずは「シギリアレディ」を目指し階段入り口に並ぶものの、
   これじゃ、いつになったら登れるかわからない渋滞状態。。。
   そこで、ガイドのラージャさん、横道に移動、私たちを先導し、
   どんどん別の階段を登り始め、母娘も慌てて後を追う。
   抜け階段かな?、、、どうやらベテランガイドの特権を行使したみたいで
   係員の人たちとも顔なじみらしく、チェックポイントも無事スルーでき、
   並んでいる人達からの不審の眼差しを浴びましたが、
   母も、背に腹はかえられず
   炎天下ジッと動かぬ列に並ぶ体力はないので、止むなし。

   壁画のシギリアレディ鑑賞は、まるで初めてパンダを行列して見た時みたい
   な状態で、ゆっくり足を止めることはできないし、カメラは禁止!
   監視員と白人女性が撮った撮らないで、大揉めしてるし。。。
   博物館でじっくり見ておいて正解でした。
   母は、シギリアロック登り始めてからは暑さ、人混み、急階段
   へ対応することで精一杯。
   なので、写真は、一枚も撮る余裕もなし。
   大混雑の人混みの中、急傾斜で狭い階段を登るだけでも大変でした。

   (いつかそのうち、娘が送ってくれたらアップします)

   まあ、なんとかかんとか、汗だくヘロヘロになりながらも頂上へ登り、
   下界を見下ろせたのは爽快でした

   下りは、登る時とは混み具合が違い、割とスイスイ。
   一気に降りてきました。

   汗ビチョビチョで気持ち悪かったので、
   シャワーし着替えたかったですが、
   シギリヤロックが見えるホテルでのランチが組み込まれていて帰れず
   「ホテル・シーギリヤ」へ移動
    
    シギリヤロックが真正面に見えるプールのあるホテルです
   が、まだランチタイムにならない、というので
   仕方なく、娘とラウンジで飲み物を片手にしばし過ごす
     
        ライムジュース ↑ 生のライムを絞ってもらいます
    ラウンジにはこんな絵が飾ってありました ↓
   
     5世紀の昔、こうやって宮殿を造ったんですね〜
     
   ランチは、ここもブッフェでした
   飲み物は、ポーヤー・デーはアルコール禁止なので
     
      ガイドさんお薦めの「ジンジャービア」ノンアルコールです
    

   食事の後、ホテルへ帰る途中、スリランカの木彫りショップに立ち寄り、
   天然素材を使った染色の話など説明してもらい、仮面などを見て、
   「ヘリタンス・カンダラマ」へ戻りました。

     つづく
  

   
コメント
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