姉と来し後楽園に天皇の歌碑を見つけて二人で読みぬ
二人とも和服装ひ満開の桜の下を姉と歩きぬ
二人なら目立たないだろうと姉と共に和服を着て後楽園の花見に出かけました。桜は後楽園の中よりそばの旭川沿いの土手の桜の方がきれだと思い後楽園の周りの散歩道を歩いていると、烏城を見渡せる旭川沿いに天皇の歌碑がありました。行書なのでああでもない、こうでもないと言いながら「きしちかく烏城そびえて旭川ながれゆたかに春たけむとす」と二人でやっと読みました。そして満開の桜を愛でなからゆっくり歩きました。歩きながらこんなことはもう最後かもしれないなあと思いました。