わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

柿の種

2020-11-30 19:58:45 | Weblog

            

         戴きし柿には確と種ありてぷつくり光る命が光る

 このごろは葡萄でも柿でも市販されているものは食べやすいように薬品処理が施されているので種が無いか、あっても小さくて少ないです。ところが友から戴いた柿は、昔から家に在った木らしくてしっかりと種が入っていました。私の記憶に残る古里の柿もしっかり種があったのでふと懐かしくなりました。見ているとぷっくりとした茶色の種がぴかぴか光って可愛らしい!! 猿蟹合戦の柿の種もこんなだったのかな?

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宇宙の暮らし

2020-11-29 21:36:05 | Weblog

 

          

   手洗いもマスクも無くて三密で暮らせる宇宙羨(とも)しかりけり

 長いコロナ禍の中で「手洗いマスクで3密を避ける」も当たり前のように身に付いてきたものの、先の見えないコロナウイルスとの戦いにうんざりしています。そんな中ネットで見つけた野口聡一さんの宇宙からの画像「和食で米感謝祭を祝う」が目に止まりました。勿論マスク無しに3密です。今ではコロナを気にしないで暮らせるのは宇宙だけになってしまいました。野口さんたちが羨ましい!!

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青きな粉

2020-11-28 21:50:37 | Weblog

          

    コロナ禍の続く日々なり届きたる青きな粉にておはぎ作らむ

 コロナ禍の初めのころは、親子で手作りおやつを作るひとが多くて小麦粉やバターが品薄になったことを記憶しています。そのころはあまりそのことを意識してなかったのですが、コロナ禍もこう長く続くと私も何か美味しいおやつを作ってみたくなりました。生協に注文していた青いきな粉が届いたので、家にあるささげ(あずきとそっくりの豆)を使っておはぎを作ってみようと思っているところです。上手くいくかな?

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朝ドラ「エール」

2020-11-27 21:55:33 | Weblog

            

      朝ドラの「エール」終わりて亡き母と軍歌唄ひし雪道思ふ

 朝ドラの「エール」が終了し、今日はここに登場した代表的な歌をスタッフたちの自慢の咽で聞かせてもらいました。残念なことに期待していた軍歌はありませんでしたが・・・実は昭和24年私が8歳の頃のこと、母と声を合わせていろいろな歌を唄いながら1時間もの雪道を歩いて帰ったことがありました。その時の歌が軍歌だったのです。戦争の記憶の薄い私にとって軍歌と言えば母との懐かしい思い出の歌なのです。

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お地蔵様の絵

2020-11-26 22:32:35 | Weblog

          

    収まらぬコロナ禍のなか善久のお地蔵の絵に癒されてゐる

  新型コロナウイルスの感染者数が最近日に日に拡大し暗い気持ちになってしまいます。そんな中、何年か前に四国の寺巡りをした時に買った絵葉書が目に止まりました。「まあるい心」と題した10枚セットの葉書きには丹羽善久という方のお地蔵様の絵と言葉が書かれています。お地蔵さんのほっこりとした可愛らしい絵に惹かれて買ったのですが、今はこんな時期なのでお地蔵様の絵に毎日癒されています。

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押し葉

2020-11-25 20:58:57 | Weblog

   

     紅葉は今わの際の華やぎと思ひ押し葉を作る秋の日

 この時期にしか見えない紅葉。我が家の庭で見つけるだけでもいろいろあります。よく見ると一枚一枚わずかに紅葉の仕方が違っていて楽しいです。この美しい紅葉は、死の間際の華やぎのように思われて押し葉にすることにしました。このごろめったに使わなくなった電話帳が吸湿性と重さの点でぴったりなので、それに挟みました。斑入りの常緑の葉も綺麗だったので合わせて作りました。

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昼間の月

2020-11-24 21:36:48 | Weblog

          

     心友の所在分かりて見上げたる空に昼間の白き月浮く

 沢山の友が居ますがその中に一人だけ特別の心友が居ます。彼女とは学生時代大阪で4年間共に下宿生活をしこの歳まで友情を温め合ってきました。なのに突然連絡が途絶えてしまいました。コロナ禍のため大阪まで行くことも出来ず心配していましたが、老人ホームに入っていることがようやく分かりました。ほっとしながらも何故?と思い見上げた空に昼間の白い月がまるで私の心を写すかのように浮いていました。

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銀杏落ち葉

2020-11-23 20:53:03 | Weblog

           

    大木の銀杏落ち葉が家宅跡を黄に染め上げて今日の陽の落つ

 吉備津彦神社の池のそばにぞくに「王藤内広場」と呼ばれる広い空地があります。ここは平安期から明治までの名家「大守王藤内」の家宅跡ということで、石碑とわずかの土塀が残っています。そこにある一本の銀杏の大木の落ち葉に息を呑みました。数限りない落ち葉が広場を黄色に染め上げていたからです。やはり何百年も生きてきた銀杏の木は泰然としてものすごい迫力です。人間の小ささをつくづく思いました。

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柿と柚子

2020-11-22 19:36:12 | Weblog

           

    三人の友より賜びし柿とゆず籠にいつぱい優しさいつぱい

 友から柿と柚子を戴き喜んでいたらまた別の友からも戴き、そうしていたらまた別の友からも・・・という訳で籠いっぱいになりました。柿と柚子は古里そのものの匂がして私の好物です。だから見ているだけでほっこりして幸せな気持ちになります。あふれるほどの柿と柚子はあふれるほどの友の優しさ・・・・私には良き友がたくさん居て幸せです。明日は柚子ジャムを作ろうかな。

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アボカドの黄葉

2020-11-21 21:42:32 | Weblog

    

         庭隅に実生のアボカド黄葉し西陽を受けて金に耀ふ

 食べた後のアボカドの大きな種を土に埋めておけば簡単に芽を吹きます。二つの植木鉢にも育っているのですが、これは庭木のそばに埋めておいて育ったものです。ところが何故かこのアボカドの木だけが綺麗に黄葉しています。小さな赤いもみじの紅葉も綺麗ですが、大きな葉のアボカドの黄葉もなかなか綺麗です。特に太陽に反射すると金色に輝いていちだんと綺麗に見えます。

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