三密は仏教用語と知り辞書をひけば「仏の身・口(く)・意のはたらき」
この半年ほど三密(密集、密着、密閉)という言葉を聞かなかった日はありません。ところが「三密」は本来は仏教用語であることを五木寛之さんの「地図のない旅」を読んで知りました。さっそく辞書を引いてみると「密教で仏の身・口(く)・意のはたらきをいう。人間の意志の及ばないところを密という。また、人間の身・口・意の三業もそのまま絶対なる仏のはたらきに通ずるところから三密という。」とあり、びっくりでした。
三密は仏教用語と知り辞書をひけば「仏の身・口(く)・意のはたらき」
この半年ほど三密(密集、密着、密閉)という言葉を聞かなかった日はありません。ところが「三密」は本来は仏教用語であることを五木寛之さんの「地図のない旅」を読んで知りました。さっそく辞書を引いてみると「密教で仏の身・口(く)・意のはたらきをいう。人間の意志の及ばないところを密という。また、人間の身・口・意の三業もそのまま絶対なる仏のはたらきに通ずるところから三密という。」とあり、びっくりでした。
昨日まで梅雨が明けぬと日々嘆き明くれば今度は暑い嘆く
今年の梅雨はいつになったら明けるのかと嘆いていたら、やっと30日になって中国地方の梅雨明けが宣言されました。といっても今日の天気はすごい急変ぶりで、曇ったり、晴れたり、激しい雨が降ったり、雷が鳴ったり、日が照りながら雨が降ったり・・・・もう女心も顔負けするほどでした。それでも昼下がりにはやっと落ち着いて夏らしい空がみられ猛烈に暑くなりました。そうなると暑いとまた嘆きます。人間ってほんと我がままです。
体操を一緒に終えてバイバイすテレビ体操の姉さんたちに
NHKの簡単なテレビ体操を(9:50~10:00)を毎日しています。見なくても簡単なので覚えていますが、動作が正確に出来るのでモデルのお姉さんたちを見ながら一緒にします。終わると二人のお姉さんが笑顔でバイバイをしてくれます。ある時、ふと私も苦笑しながらバイバイをかえしてみました。すると独り住まいの私には元気で一日のスタートが切れるようで明るい気持ちになりました。今では毎日バイバイをしています(笑)
夏休みの時来たれどもこの年はコロナ居座る梅雨も居座る
吉備津彦の宮の裏庭梅雨に濡れ忠魂碑も濡れ青く鎮もる
いつの間にか夏休みの時期となりました。納まると思っていたコロナ禍は反対に増大しつつあります。その上、今年はいまだに梅雨が明けません。家に居ることが多い高齢者の私にはそうでもないのですが、元気いっぱいの子どもたちはいかに苦痛だろうかと思ってやります。写真は吉備津彦神社の裏庭にある忠魂碑広場ですが、人影も無く、生い茂った木々や忠魂碑などが梅雨に濡れているばかりでした。
同じ餌を食みてめだかは生くるのに人はあらゆるもの食みて生く
毎朝、めだかが私を待っているようで起きたらすぐ餌をやりにいきます。水槽に近寄るとすぐに近寄ってきて口をぱくぱくさせます。いつも同じ市販の餌なのにいつも美味しそうに食べます。それを見ていてふと思いました。「いつも同じものを食べて生きていくのだなあ。人間はあれだこれだとありとあらゆるものを食べているのに」と。考えてみれば人間ほど多種類のものを食べるいきものはいません。そのことを感謝して食べなくては・・・
戴きし初桃ふたつ卓上にふはりと優しき香りを放つ
温かき心のやうな初桃の色に魅せられ絵手紙を書く
「弟が育てたものです」 と言ってかつての職場の先輩が白桃を1パック持って来てくださいました。そういえばもう桃の時期ですが、私には初桃なので出して卓上に飾りました。近寄ると優しい桃の香りがほのかき漂ってきます。色がまた美しくて何色と言えばいいのか、黄と赤と黄緑を薄めて混ぜたよう・・・まる温かい心のような色です。あまりの美しい色に急に絵手紙が書きたくなり、久々に日本画絵の具を出して絵筆を握りました。
泉水に芹の育ちて初に見る白き小花の清しかりけり
以前にも書いたように水漏れのする泉水に芹とクレソンを植えました。クレソンの時期は終わりましたが芹は今も成長し続けています。 その泉水の一隅に白いものがふわふわしているのに気づき、よく見るとそれは花でした。野生の芹は小さい頃に何度も見たことがあり、最近でも用水などで見かけますが、花を見たのは初めてでした。小さな白い泡粒のような花が丸く密集していて、なんとも可愛らしくて清々しい花でした。
誕辰のプレゼントにとクローバーの四葉の栞孫へと作る
孫が小さい頃の誕生日プレゼントはもっぱらおもちゃでした。大きくなるにつれて欲しいものが分からないので、お金となりました。でもとうとう孫の一人が今年から社会人となったのでお金は止めることにしたのですが、そうなると何をプレゼントしていいやら? 願うことは幸せしかないので四葉のクローバーの栞を作ることにしました。四葉のクローバーを捜して押し葉にして、ようやく今日栞が出来たので手紙と共に送りました。
今日もまた取り留めのなき長電話「彼の世は絶対無い」と姉言ふ
年を取ると言うことは電話が減ると言うことかもしれない。親交のあった友も次々亡くなってしまい、よく電話がかかってきたり、かけたりでするのはもっぱら姉です。今日も取り留めのない話に花を咲かせる長電話を姉としました。短歌に始まりコロナ禍からコロナ対策の政府批判、そして命について等々・・・最後に姉が力をこめて「私は彼の世なんて絶対無いと思う。死んだらそれで全ておしまいよ」だって。そうかもしれないです。
持ちくれし生まれたばかりの鈴虫の数多の幼虫余りに小さき
鈴虫の5ミリほどなる幼虫が存在示し触覚揺らす
鈴虫の幼虫もらひ緋めだかの幼魚をあげる土用丑の日
昨日、友の持って来てくれた鈴虫の幼虫です。見るたびに生まれたばかりの幼虫はこんなに小さいのかと思います。5ミリくらいでまるで蟻のようです。目を離すとすぐ分からなくなってしまいます。でも見つけられるのは自分の存在を示すかのように長くて白い触覚をゆらゆら揺らせているからです。昨日は鈴虫のお礼に友に生まれたばかりの小さな緋めだかを20匹ほどさしあげました。どちらも元気で大きくなあれ!