日本海の青海原に育ちしに鯛は桜の色して光る
連子鯛の死しても清きまなざしに見詰めらるれば食ぶをためらふ
魚屋の店頭に並んでいた鯛の優しい色に誘われて2匹入りを1パック買いました。ラベルを見ると「連子鯛 島根県産」とありました。青い海を泳ぐ魚たちはほとんどが目立たないように青に近い色をしているのに鯛はなぜこんな優しいピンクなのでしょう。桜の花の色にも似ていて、なんだかほっとした気持ちにさせてくれます。それに、死んでいても澄み切った綺麗な眼がぱちりと開いているので、食べるのをためらってしまいそうです。