わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

梅花黄蓮の蕾

2024-01-29 16:14:57 | Weblog

     やつたーと思はず声上げ写真撮る梅花黄蓮ちさく蕾みて

     鉢植ゑの梅花黄蓮蕾んだと電話す姉に娘に友に

     蕾みたる梅花黄蓮おおきさも色も形も真珠の如し

  思わずやったー! ばんざー!と叫んでしまいました。牧野富太郎植物園で買った小さなバイカオウレンの苗に小さな蕾が二つ付いているのを発見したからです。小さな鉢に植えて水はやっていましたが、小さいままだったので、花が咲くなどとは思ってもみなかったのです。もう嬉しくて写真を撮ったり娘や姉や友達などに知らせたり大忙し!今は小さくてまるで真珠珠のようですが、咲いたらどんな可愛い花なのか楽しみです。

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寒波

2024-01-27 21:37:10 | Weblog

           

      朝まだき寒さに目覚め耳にする新聞配るバイクの音を

      寒波来て散歩取りやめリビングにステッパー踏み太極拳す

  このところ寒い日が続いて老人にはこたえます。氷点下3度に冷え込んだ夜明けは、寒さのため目が覚めてしまいました。しばらくじてバイクの音が小さく聞こえてきて、それは新聞を配る人のバイクの音と気づき、頭の下がる思いでした。ところが、私はと言えば、この寒さのため「毎日歩く」と決めて実行していた今年のモットーも挫折してしまい、三日前から部屋の中でステッパーを20分ほど踏んだ後、太極拳をしています。

 

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湯豆腐

2024-01-25 21:19:19 | Weblog

      

   厳寒の夕餉のレシピはウインナー里芋レタス入りの湯豆腐

  昨日も今日も日中でも気温が上がらず寒い一日でした。こんな日は食べるものも温かいものに限ります。鍋ものとかおでんとか・・・そこで考えた末、今日の夕食のレシピは湯豆腐にしたのですが、これだけでは栄養が不足するので、レタスやウインナーや下茹でした里芋も入れ、熱々をポン酢と酢味噌でいただきました。ということで、どこにも無い珍湯豆腐となってしまいましたが、やはり寒い夜は熱いものが何よりのご馳走でした。

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おかわかめの芽

2024-01-22 21:44:41 | Weblog

 

           

    去年(こぞ)の秋姉に貰ひしおかわかめ小さき芽のまま冬陽に光る

 昨年の11月に姉の家に行った時、こぼれ種から芽吹いているオカワカメの小さな芽をもらいました。これは雲南百薬とも呼ばれ中国からの長寿の薬草です。蔓性で花も咲きグリーンカーテンにもなるので育ててみたいのですが、これからの大きな寒波に耐えられるだろうか心配です。今は貰った時のままの大きさですが、それでも緑の双葉を精一杯広げて冬陽を浴びながら頑張っているように見えます。枯れずに冬を乗り越えてくれますように!

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大岩団扇

2024-01-21 18:20:29 | Weblog

      

    冬の陽を集め睦月の庭隅に大岩団扇匂ふがに咲く

 我が家にはどういう訳かオオイワウチワが庭のあちこちに育っています。この花は「春の使者」という花言葉を持つように春一番に花を開きます。ところが陽のよく当たって、風の当たらないところの一株に、早々と薄紅の花が匂うように咲いているのに気が付きました。まだ1月というのにあまりの早さにびっくりです。これも暖冬のせいなのでしょうか?それにしても時には氷点下になる朝もあるというのに・・・・なんと逞しくて可愛いい花でしょう!

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折紙のポチ袋

2024-01-18 21:39:24 | Weblog

    お年玉やる人無きにお洒落なるポチ袋折る雨の一日

    ハート付き熨斗付きそれに木の葉付き何でも出来る折紙無限

    ラブレター入れて渡すもいいだろにそんな昭和はもう戻らない

 今日は小雨が降ったり止んだりの雨の一日。何をする元気もなくて折紙で小さな封筒を折って楽しみました。ハートや熨斗や木の葉の付いたものなど作っていたら止まらなくなっていっぱい作りました。ポチ袋にもなりますが、もう孫は結婚したり社会人だったりでやる人もありません。ラブレターを入れて渡すのにもぴったりですが、もうそんな時代は過ぎ去ってしまいました。

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十頭身

2024-01-16 20:39:11 | Weblog

       

    入り日背に十頭身のわが影を追ひつつモデルの気にて歩けり

 今年の抱負は「毎日歩く」に決めたので今のところ実行しています。入り日を背にして吉備路を歩いていると、私の前に、私の影が八頭身美人、いやいやそれよりもっとすごくて、十頭身の超美人のモデルさんみたいな影を引いていました。その影を見ていると、身長の低い私は嬉しくなり、モデルさんになったような気分になって、自分の影を追いかけながら歩きました。ということで今日は楽しいウオーキングでした。

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夕日

2024-01-14 22:03:22 | Weblog

        

      角ぐめる桜の小枝透かしめて吉備の中山に夕日の沈む

 少し元気が出たので散歩の遠出をしました。ちょうど吉備の中山に夕日が沈むところでした。この山は古くから都でも有名な山で、平安時代の古今集には「まがねふく吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と詠まれていて、地元の人々は昔よりこの山を大切にしてきました。目の前の土手の桜の木の幹は、まるで影絵のように黒いシルエットとなって浮かび上がり、角ぐみ初めた無数の小枝は輝く夕日に透かされてとても綺麗でした。

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蝋梅

2024-01-12 20:57:56 | Weblog

     

   友の逝き空き家となりて十年の庭に蝋梅黄の香を放つ

 親しくしていた同年齢の近所の方が乳がんで亡くなられてかれこれ10年になります。彼女は立派な庭のある邸宅に独りで住んでおられ、珍しい植物も育てておられました。遠くにお子さんが二人おられますが、家は今も締め切ったままです。その家の勝手口のそばを通って公民館に行くたびに、楽しくお喋りをした日々を懐かしく思い出します。今は、勝手口の傍の蝋梅が満開に香り立っていて、それが返って私を哀しくさせます。

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花びら餅と鶴の干菓子

2024-01-10 18:35:59 | Weblog

 

     初釜の花びら餅の薄紅に癒され茶道のスタートを切る

     初釜の鶴の干菓子の美しく持ちて帰りて食べられずゐる

 初釜は年の最初におこなわれる大切な茶会です。今年は先生の手料理を頂いた後お茶を点てました。初釜と言えば決まって「花びら餅」です。牛蒡と薄紅の餡をはさんだ半月型の不思議な形は子孫繁栄を表しているそうですが、ほのぼのとして心が癒されます。またお干菓子はひょうたんと鶴だったのですが、精巧に出来た飛翔鶴の美しさに持って帰りましたが、美し過ぎて食べられそうにありません。日本の和菓子職人の技はほんとにすごい!

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