遠き日は貧しく今は健康にとぷちぷち食べるもち麦ご飯
もち麦は、食物繊維が豊富に含まれているだけでなく、β―グルカンも含まれているという健康食材です。お米１合に小さじⅠ杯を入れて炊くとおいしいもち麦ご飯が出来上がります。名前の通り「もちもち・ぷちぷち」とした食感でなかなかおいしいです。麦ご飯と言えば戦後の貧しい頃に食べた懐かしい思い出が蘇ってきます。でも今では私のように健康のためにと麦ご飯を食べている人は多いのではないでしょうか。
ぴりぴりと胸刺す痛みに耐えかねて医院に行けば帯状疱疹
初恋の痛みに似たりちくちくと胸の疼ける帯状疱疹
昨日の夕方突然に左の乳房の下に痛みを覚えました。寝て起きたら治るだろうと床に付いたのですが、ひと眠りしてまたちくちく痛み出し、夜通し胸をかかえてうとうとしていました。朝になると増々痛みがひどくなり、太極拳は休んで医院に行きました。「帯状疱疹です」と言われ、塗り薬、治療薬、痛み止めなどをもらいました。それにしてもこの病は、火花のような痛みがちくちくと周期的に襲って来て初恋の痛みそっくりです（笑）
西口のレトロな駅舎も待ちくるる君も今無く車行き交ふ
昨日「木梨憲武展」を観るはずで行ったシティミュージアムから見た岡山駅西口の風景です。ここは表玄関より遅れて改装したので、今ではこちらの方が整備されて便利になり、たくさんの車が行き交っています。以前はレトロな駅舎で、その前に停車して汽車から降りてくる人を待つことも出来ていました。今ではその懐かしい面影も、甘酸っぱい思い出もかき消すかのようにただただ車ばかりが行き交っていました。
やうやくに春が来たやう三時間待ちて済ませし確定申告
申告の待ち時間にて観るはずの「憲武展」は休館日なり
今日は温かかったので確定申告に行くことにしました。例年混雑するのですが、今年はすぐ近くで「木梨憲武展」をやっているので、待ち時間が長かったら鑑賞しておればいいと考えて出かけました。ところがなんと「木梨展」は休館日。おまけに申告会場は大混雑で、もらった番号札は９０５番、３時間待ちという有様でした。ああ、なんということ、こんなのは初めて！３時間待ってようやく済ませるとやっと春が来たような気分でした。
細編みにて作りし小さな小銭入れ皮より軽くて便利でお洒落
机の引き出しから、新品の小さながまぐちの口金が出て来ました。誰が買ったのかまったく記憶にないほど遠い日のものです。するとすぐ作りたくなる私です。ふと木綿の編み糸が残っていたのを思い出し、二色を使って細編みで円形を二枚編んで繫ぎ、口金をつけて小さながまぐちを作りました。小銭を入れてみるとこれがなかなかいいのです。皮のがまぐちを持っているのですが、それより軽くて使い易くお洒落です。
冬越えて鉢に早々咲き初むるルッコラの花は白き十字架
ベランダで冬を越えたルッコラが鉢の中で咲き始めました。三寒四温のこのごろですが、確実に春がきています。ルッコラには胡麻の風味と匂いがあり、カルシュームや鉄分、ビタミンＣが豊富な野菜で簡単に年中育てられます。サラダやお浸し、炒めものなど何でも出来て、おまけに花も食べられます。その花には血のような線が入っていて十字架そっくりです。花の一つを採って鎖に付けたら立派なロザリオになりそうです。
昼下がり「無事到着」とラインくる女孫（めまご）独りのアメリカ旅行
文明の力に驚くどこからでもラインが届く世界は一つ
孫から来たラインの時刻は、日本の空港が昨日の朝の７：４１ 香港が１４：３３、そしてやっと今日の１５：５３ アメリカ到着でした。「大学が休みに入ったら、昨年の１２月にアメリカのボストンに赴任したパパの所へ遊びに行く」と言っていた女孫でしたが、独りで行くと聞いて少し心配していました。でも無事に着いて一安心。それにしても今はどこの国にいてもラインで一瞬に言葉が届くなんて・・・文字通り世界は一つですね。
小さきに魅せられ小さく作りたる小物入れはあまりに小さき
今日、急に思いついてフェルトで小物入れを作りました。昨日小さなお雛を出したので、小さいものに魅せられたせいか、小物入れも小さく作ってしまいました。出来上がって何を入れようかと思ったのですが、あまりに小さくて、薬かネックレス、指輪、イヤリングぐらいしか入りそうにありません。でも考えてみたら、旅行に行く時、それらのものを入れるのにちょうどいいかなと思っています。
手作りの小さき雛を玄関に飾れば小さき春がほころぶ
昨日「雨水」について調べていたところ、「草木が芽生え始めるこの時期にお雛様を出すと幸せになる」との記述があったので、さっそく玄関に飾りました。写真は私の手作りのもので、左から折り紙を折って作ったもの、紙粘土を固めて作ったもの、はまぐりに和紙を貼って作ったものです。立派なお雛ではありませんが手作り雛は小さくて可愛く、それなりに味があって、今日の玄関は春を呼んでいるようです。
雨水の日庭の野菜とわたくしを潤しひがな雨降り続く
雨の日は家に籠りて遅ればせ短歌日記を二冊仕上げぬ
今日は２４節気の「雨水」です。このころは雪から雨に変わり、そろそろ農作業の準備を始める頃とされています。今日はいかにもその日にふさわしく朝から一日中雨がしとしと降り続き、庭畑の小さな野菜もしっかり潤いました。私も一日中家に籠って気になっていたパソコンの中の短歌日記の二年分（平成２８年と２９年）を印刷して製本しました。ちょっと私も潤ったかな？ でもまだ３０年の短歌日記を仕上げなくては・・・・
