わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

みやげ

2011-03-29 18:07:01 | Weblog
        

       女孫へと編みし毛糸の靴下と手袋みやげに京都へ向かう

 明日は孫たちのいる京都へ向かいます。みやげにと孫たちの好きな「きびだんご」もたくさん買いました。それに女の孫には手作りの毛糸の靴下と手袋も持って行きます。お正月に来た時、毛糸の靴下がほしいと言っていたからです。彼女の大好きな水色にしたので、おそらく喜んでくれると思います。そんな訳で、しばらくブログともご無沙汰です。
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つくし

2011-03-28 10:47:40 | Weblog
          

         もう春とつくしは顔を出したれど枯葉被って大寒小寒

 三月も終わりに近づこうとしているのに、このところの朝の冷え込みは氷点下の日が続いています。それでも陽だまりには雑草が芽吹き、つくしが顔をのぞかせていました。でも、時ならぬ今年の寒さに、小さなつくしはちぢこまって枯葉を被っていました。まるで寒さをしのいでいるようで可愛らしいですね。
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墓参

2011-03-27 21:10:44 | Weblog
           

        時ならぬ雪と姉より知らせきて墓参諦む母の命日  
        雪溶けてひと日遅くれて墓参する古里の風に母の匂ひす 

 昨日は眠い目をこすりながら、早起きをして県北津山へ車で向かいました。母の命日なので、墓参りをするためです。ところが途中で携帯電話がかかり、「ものすごく吹雪いているから止めた方がいい」というのです。仕方なく中間点で引き返しました。そして今日改めて津山へ向かい、一日遅れの母の墓参りをしてきました。冷たい風の中に、温かい母の香りがしたようでした。                        

   
          
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ミモザの香り

2011-03-26 22:02:27 | Weblog
         

     山峡より手折りて挿せば故郷を恋ふがごとくにミモザ香り来

 先日山から手折りて帰ったミモザの花を花瓶に挿しています。葉はねむの木の葉にそっくりで葉も可愛いのですが、どうしても水揚げができないので、花だけにしました。葉を切り落とす時初めて、ミモザにもこんなよい香りがあることを知りました。うっかりしていると気づかないようなほのかなものですが、その香りは、あの山峡の木の枝の元に帰りたいと言っているように思われました。
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こぶし

2011-03-25 20:49:23 | Weblog
         

        山峡のこぶしの蕾まだ硬く育むやうに春の雨降る

 玉野スポーツセンターは山に囲まれた静かなところにありました。グランドは山を切り開いて造られており、自然の木々がすぐめの前に飛び込んできました。この硬い蕾はおそらくこぶしだと思いますが、今年は寒さのせいか少し遅いようです。そんなこぶしの蕾に春の雨は「この命の水を吸って膨らみなさい」と話しかけるかのように降り注いでいました。

 
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新芽

2011-03-24 21:41:28 | Weblog
          

        「嬰児」の語源となりし新芽吹き命耀ふ翡翠のごとく

 可愛らしい新芽が春雨に濡れて翡翠のように輝いていました。こんなに美しい緑色だったとは、この歳になってやっと気づきました。赤ちゃんのことを嬰児(みどりご)と言いますが、遠い昔は「緑子」と書いていたようです。この新芽の可愛さと限り生命力を、生まれたての赤ちゃんに重ねたのでしょう。まさにその通り・・・見れば見るほど可愛く、生命力に満ち溢れていました。
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ミモザ

2011-03-23 21:22:04 | Weblog
           

        春を告げ黄の泡のごと咲き盛るミモザに彼岸の雨降りしきる

 孫のサッカー観戦に行ったとき、玉野スポーツセンターのグランドのわきに、ミモザの花を見つけました。小さな黄色いポンポンをいっぱいにつける可愛らしい花です。少し離れて見ると、まるで黄色の泡のようにも見え、春のおとづれを告げるように咲いていました。この日は春のお彼岸の日でしたが、あいにくの雨にしっぽりと濡れ、ちょっと寂しそうに見えました。
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健脚

2011-03-22 19:08:18 | Weblog
             

       高校の男孫の試合サッカーのボールに弾ける蒼き健脚

 昨日の孫のサッカーの試合観戦についてもう一首。冷たい雨の中でずぶ濡れになり、泥まみれになり試合する様は、ほんとうに迫力に満ちていました。一つのボールに鍛えられた脚が嵐のごとく降り注ぎ、弾かれたボールは宙を舞い、そしてまた脚に、頭にと弾かれ宙を舞う・・・限りない可能性を秘め、まだ蒼い高校生というこの時期のすべてが、まぶしくうらやましく感じられたひと時でした。
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サッカー

2011-03-21 19:29:04 | Weblog
           

        サッカーの遠征試合に京都より来し孫に宛てシャッターを切る

 京都に住んでいる高校一年の男の孫が、サッカーの遠征試合に岡山にやってきました。こんなことはめったにないので、胸をときめかせ、雨の中を観戦に出かけました。雨はなかなか止まず、まさに泥まみれの死闘でしたが、親元から離れ、懸命に戦ってる孫は別人のように逞しく見えました。小さいころはあまり元気な子ではなかったので、こんなにも成長してくれたことに、喜びと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
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天災

2011-03-20 21:43:09 | Weblog
          

        宇宙へも飛び立ちたるに天災を防ぐすべ無き人類思ふ

 ガガーリンが初めて月へ降り立って以来、人類は何度も宇宙へと飛び立ち無事に帰ってきました。どのような計算をして宇宙の軌道を回り帰ってくることが出来るのか・・・人間の頭脳のすごさを思います。けれども、地震・台風などの天災の予知能力は、そのすばらしい頭脳でも知ることが出来ないのが、私には不思議な気がするのです。でもやはりその方がいいかもしれません。その方が謙虚でいられるでしょうから・・・
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