わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

生家の夢

2023-01-31 21:52:01 | Weblog

 

   しんしんと雪降る中に凛と立つ無住の生家を夢見て目覚む

   生家には今も在りけむ窓の辺に大工作りし勉強机

  今朝、生家の夢を見て目が覚めました。夢の中の生家はしんしんと降る雪の中に凛と立っていました。目覚めて、高校まで暮らした生家のことをあれこれと思いました。中学のころ腰かけて勉強出来るようにと、母が大工さんに頼んで白木の勉強机をつくってくれたこと・・・一生懸命受験勉強に励んだあの机は二階のあの窓辺に今もあるような気がしました。そして今、保存写真の中に生家があったので懐かしく眺めています。

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くちなわ

2023-01-30 21:59:42 | Weblog

   幼き日つかひし言葉「くちなわ」は古語と知りたり八十路を過ぎて

 沖ななも著の「優雅に楽しむ短歌」は短歌を始めたころ、ふと書店で見つけ買ったものです。読みやすく分かりやすく、内容も多岐に渡って書かれているので夢中になって読んだ本です。20年近く経て改めて読んでいたら古語のところで大発見をしました。小さいころ「へび」のことを「くちなわ」と言っていましたが、なんと古語であることを知りました。方言とばかり思っていたのでびっくり! 81歳となって初めて知ることはまだまだありそうです。

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ロシアの石

2023-01-29 21:32:21 | Weblog

 

     シベリアの捕虜の遺児らと巡拝に拾ひし小石の眠る小箱よ

     拾ひ来しロシアの石を眺めつつ今も終わらぬ戦争思ふ

 ロシアがウクライナに侵攻した戦争は11か月あまりも続いています。その報道を見ていてふとある小箱を思い出しました。私はシベリア捕虜の遺児なので、ロシアには捕虜巡拝のため2回行っています。その時、捕虜の碑を巡るたびに祖国へ帰れなかった人の思いをかなえる気持ちで、近くの小石を一つずつ拾って持ち帰り小箱に入れて祀っていました。久々に開けたその小箱の石を眺めながら、今も終わらない戦争を哀しく思いました。

 

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寒いですね

2023-01-28 20:51:31 | Weblog

 

     床暖の上に炬燵し重ね着し「寒いですね」と姉に電話す

 今日は良い天気でしたが、冷たい風が吹いて寒い一日でした。我が家は床暖房が入っていますが、それでも寒いので床暖の上に炬燵をして、さらに今日は一枚多く重ね着をしました。こう寒いと心まで寒くなって津山の姉に「寒いねえ」と電話しました。津山は岡山よりもっと寒いので「ほんとに寒いねえ・・・」と姉。そして長々とおしゃべり。でも、それだけで温かくなったような気がしました。ふと歌人俵万智さんの「寒いねと話しかければ寒いねと応える人の居るあたたかさ」の歌を思い出し、姉が元気でいてくれて幸せだなあと思いました。

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冷凍庫の中

2023-01-27 21:13:43 | Weblog

 

   温暖化はどこに行きしか日本は白に埋みて冷凍庫の中

 このところの日本の寒さは格別で、最低気温は毎日氷点下。今、日本は毎朝冷凍庫の中です。北海道は―29.3度とか、想像もつかない冷え込みです。岡山の県北の友からは、80センチの積雪だというメールが届きました。県南のわが町ではうっすらと降っただけですが、低気温が続いています。夏は地球温暖化でものすごい暑さだったので、冬はその分暖かいのかと期待していたのに・・・・地球温暖化はどこかへ行ってしまったのでしょう。

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幸齢者

2023-01-26 21:35:34 | Weblog

          

   初に知る「80歳から幸齢者」精神科医の和田氏の言葉

   高齢者越えていつしら幸齢者和田氏の言葉噛みしめ生きむ

 先日の新聞で知った新語「幸齢者」。これは精神科医の和田秀樹氏著の「80歳の壁」という本の中に出てくる言葉らしいです。私はまだ読んでないのですが、分かる気がします。確かに80歳を越えると、子どもや孫のためにしてやることも無くなり、今こそ自分の為に好きなことをし、お金も好きに使えばいいと思います。勿論健康でなくてはいけませんが・・・この言葉のように幸齢者となった私は幸を噛みしめ元気で生きていこうと思います。

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雪の玄関

2023-01-25 20:42:42 | Weblog

 

      玄関の積もれる雪に新聞の配達人の大き靴跡

 朝起きて玄関を開けてみると昨夜からの予報通りに、岡山にも雪が降り積もって道路は真っ白でした。でも思ったより少なく1センチにも満たない雪でしたが、やっぱり純白の世界は綺麗でした。ふと足元を見ると、新聞を配達した人の足跡がくっきり見えました。勿論毎日早朝に配達してくださっているのですが、ふだんはなんとも思わなかったのに、こうしてはっきりとした足跡を見ると、毎朝早くからご苦労様だなあと思いました。

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2023-01-24 20:36:44 | Weblog

 

    「頼むね」と声かけ五種の薬飲む八年続くこれからもずつと

 出来るだけ薬は飲まない主義だったのですが、平成27年3月22日に脳梗塞を発症して以来、山ほどの薬を飲み続けています。最初はこれに加え、もう2種類の薬があったのですが、先生と相談して今では朝に4種、夕に1種に減らしてもらいました。幸いにも全快し、今も変わりなく暮らせているのは薬のおかげだと思い、「頼むね」と薬に声をかけながら毎日飲んでいます。もうすぐ8年が来ますが、これからも飲み続けなくてはいけない私です。

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大根?かぶ?

2023-01-23 21:18:56 | Weblog

       

    大根かかぶか分からぬものなれどわが庭先に育てば嬉し

 昨年の秋風が冷たくなりかけたころに、遅いけれどと思いながら採っていた種を庭先の小さな畑に蒔きました。土があれば育つもので、今ではこの寒さの中でも少しずつ育って緑の葉をしげらせています。夕餉の一品にと思い抜いてみると、愛らしい根っこが姿を現しました。それが丸いようでもあり、細長いようでもあり、大根かな?かぶかな? しかも白と紅・・・でも葉は確かに大根です。こんな野菜でも庭先に自分で育てたとなると嬉しいです。

 

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いかピー

2023-01-22 21:54:20 | Weblog

        

   何気なく買たる菓子の「いかピー」の初の珍味に手が止まらない

 私はあまりおやつは買わないのに、ふと何気なく買ったこのお菓子「いかピー」。それがなかなかの珍味で初めて味わうこのお菓子に、ついつい手が出て止まりません。説明によると、落花生を和菓子にも利用される寒梅粉ミックス(でん粉,もち米粉)と小麦粉で包み込み、刻みいかをまぶして焼き上げたとのこと。だからいかとピーナツで「いかピー」なのですね。少し甘味もあって、特に刻みいかがよい働きをしていて美味しいです。

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