わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

幸せな年

2018-12-31 21:16:03 | Weblog

              

          なんでもないことが幸せこの年の幸せ数へ戌年終へる

 今年ももうすぐ終わろうとしていますが幸せな年だったと思います。先ずは恙なく過ごせたこと。考えてみると風邪もひかず、お腹もこわさず、頭痛さえも無く、あれやこれやと好きな趣味に精出した一年でした。また、今年は岡山に大雨災害がありましたが、お蔭さまで私は大した被害もありませんでした。このように何でもない日常が変わり無く過ごせたことの幸せに感謝しながら、平成最後の大晦日のブログを終えることにします。

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生け花

2018-12-30 22:04:22 | Weblog

   

           末長く健やかにして幸あれと大王松の長き葉生ける

 松や竹を正月に生けるのはおそらくいつまでも緑を湛えているので、それにあやかって元気であるようにとの願いからだろうと思います。大王松の葉の長さを測ってみるとなんと40センチもありました。だから普通の松よりもずっと長く願いが叶うような気になり、家族の健康と幸せがこれからも長く続きますようにと祈りながら生けました。沢山いただいたので家のあちこちに生けました。すっかり正月らしくなりました。

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椿象(かめむし)

2018-12-29 21:33:54 | Weblog

  

        持ちくれし大王松に椿象が潜んでゐたり翡翠の如く

 毎年このころになると庭の大王松を剪って持って来てくれる友がいます。この松は葉の長さが長くて30センチほどあります。それでダイオウマツまたはダイオウショウと呼ばれています。正月の花を生けようとしたところ細い葉に翡翠のように光る丸いものを見つけました。何?実かしら?と思ってよく見ると緑色のカメムシでした。でもあの嫌な臭いを発することもなく、なぜか光り輝いてとても綺麗でした。そして今日カメムシを漢字で「椿象」と書くことを知りました。不思議だったのでその訳もついでに調べやっと納得しました。

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初霰

2018-12-28 21:28:59 | Weblog

  

        北風と冬陽の中を斜の光引きてひと時初霰降る

        初あられ庭の椿の葉を滑り百合水仙の葉の上(え)に憩ふ

 風は冷たかったですがよい天気だったので、今日も庭掃除をしていると急にぱらぱらと霰が降って来ました。ザラメの砂糖のような小さな霰でした。それが太陽の光の中を風にあおられて斜めにキラキラ光りながら降って来るのでとても綺麗でした。霰は紅い花をつけた椿の葉を次々と滑り落ち、その下の百合水仙の柔い葉の上に止まっていきました。陽が照って雨が降ると「狐の嫁入り」と言いますが、今日のは「狸の嫁入り」とでも言いましょうかねえ(笑)

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木通(あけび)と馬酔木(あせび)

2018-12-27 21:53:45 | Weblog

      

        実生より育ちしあけび天めざし庭木上りて黄葉みする

        春に咲くあせびが早も庭先に赤米のごと蕾みてをりぬ

        冬庭は生きる縮図を見る如し散るもの咲くもの蕾むものあり

 4,5年前に山好きの友が良く熟した木通の実を採ってくれました。珍しいので食べた後の種を庭に埋めておいたところ、芽が出て少しずつ蔓を伸ばしてクロガネモチの木を上り、今は楕円形の小さな葉を黄葉させています。そばでは馬酔木が早々と小さな米粒のような蕾をを付けています。ピンクの馬酔木ですが、蕾の時はまるで赤米のようです。庭掃除をしていると、庭は葉を落とし休眠に入ろうとするもの、これからと蕾むもの、狂い咲くものなど様々・・・まるで人生の縮図を見る思いでした。

 

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まゆみの落ち葉

2018-12-26 22:57:38 | Weblog

 

      これもまた侘かと思ひ苔の上のまゆみの落葉掃くをためらふ

      株価のごと狂ふものあり庭先に季違へ咲く大岩団扇

 年の瀬も近づいて今日は庭の掃除をしました。まず、毎日散るまゆみの葉の紅葉を掃こうとしましたが、これが結構おもむきがあって、「侘・寂の世界ならこのままにしておくかもしれない」なんて思い掃くのを止めました。表に回ってみると泉水の縁にオオイワウチワが一輪可愛い薄紅色の小花を集めて咲いていました。この花は4月から5月頃に咲くはずなのに狂い咲きです。そういえば昨日は株価も狂って急暴落したようです。

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年賀状

2018-12-25 20:56:36 | Weblog

                

          今年こそ毛筆にてと賀状書く墨を擦りては溜息つきつつ

 年末の大仕事の一つに年賀状があります。今年は毛筆の手習いを始めたので、せめて表書きだけは心を籠めて毛筆にすることにしました。ところがいざ書いてみると大変です。文字が小さい上に半紙に書く時のよう上手く墨を含んでくれません。墨もしっかり擦ったのに濃くつきません。筆が悪いのかもしれないと取り替えてみるもののやはり駄目。墨を擦っては溜め息をつくばかりでなかなか進みません。また明日挑戦です。

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クリスマスイブ

2018-12-24 20:56:51 | Weblog

          

           何事もシンプルがいい一色の巨大ツリーが夜空に光る

           駅前の巨大ツリーの電飾にこころ華やぐクリスマスイブ

 今日はクリスマスイブですが、私が子どものころは何の記憶もありません。わが子が小学校に入ったころからケーキを食べるようになり、その後、クリスマスプレゼントを子どもに送るなどの形が定着したように思います。今では恋人たちが一緒に過ごす夜とか。外国では聖夜とも。いずれにしても今の私にはもう関係ない夜なのです。でも、夜空に輝く駅前のシンプルな巨大ツリーを見ているとやはり華やいで来ます。

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誕生日

2018-12-23 22:13:47 | Weblog

    

         天皇の平成最後の誕生日を祝ふ小旗の浪の激しき

         友や子や孫より次々お祝いのメール届きて喜寿となりたり

 今日は天皇の85歳の誕生日でしたが、天皇として平成最後の誕生日とあって一般参賀者が例年より多く8万2850人と報じられています。私も心からご苦労様と思いながらテレビを観ました。ところで私も天皇と誕生日が同じで今日77歳となりました。早朝6時15分の友からお祝いメールをかわきりに、子どもや孫たちからもお祝いメールが届きました。一人暮らしの変わり無い日でしたが元気で喜寿を迎えられたことに感謝です。

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冬至

2018-12-22 22:20:13 | Weblog

            

      冬至にと友持ちくれし柚子あまた独りの卓に優しく香る

      チコちゃんに叱られるかもと思ひつつ訳知らぬまま柚子湯に入りぬ

 今日は冬至。この日はかぼちゃを食べて柚子湯に入る風習があります。庭先に生っているからと書道の友が柚子をくださいました。私には優しいたくさんの友が居てほんとに幸せです。ところで、冬至にこのような風習がある理由として、「かぼちゃで栄養をとり、柚子湯に入って風邪をひかにようにする」と言われていますが、もっと確たる理由が他にあるのではないでしょうか?こんなことを言ったらチコちゃんに叱られそうです。

 

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