わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

タイムの花

2022-04-30 21:48:04 | Weblog

   爽やかな香と愛らしき小花にてそこここ埋め尽くすタイムよ

 もうすぐ終わりそうですが今、タイムの花盛りです。庭をはみ出して塀の外までも・・・もうあちこちピンクの花だらけです。こんなに強い植物とは知りませんでした。タイムはハーブの一種で爽やかな香りを放ちますが、この時期にはピンクのじゅうたんを敷き詰めたようにピンクの小花を咲かせます。花が終わると私は葉と茎を切って洗い乾燥させて茶葉を作ります。麦茶などとブレンドするとさわやかな香りの美味しいお茶が出来ます。

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血水草

2022-04-29 21:41:49 | Weblog

        

        血水草の別称を持ち茎切れば白雪芥子は朱き汁噴く

 嫋やかで人を惹きつける清純な花の白雪芥子を調べていたら、他に「スノーポピー」と「血水草」の別名をもっていました。スノーポピーは白雪芥子を英語で言っただけですからすぐ分かります。もう一つの血水草を見た時もすぐ納得しました。実はこの花の茎を切ると朱色(オレンジ色に近い)の汁が噴き出すように出てくることに気づいていて、それが血を流しているように見えて何となく嫌だったからです。中国名らしいですがこれは使いたくない別名です。

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まあるい心

2022-04-28 22:44:27 | Weblog

           

    アイビーの蔓をリングに育てればわたしの心もまあるくなりぬ

 アイビーは挿し木にしてもすぐ根付く上に育ちも早いです。これはわが家のアイビーの一枝を小さな鉢に挿してリング状に上らせたもので2年目になります。上に向かって伸びようとする蔓を途中から「ごめん」と言いながら無理やりに下に向けてついにリングが完成しました。なかなか可愛いので今は玄関に飾っています。丸っていいですね。見るたびに私の心までまあるくなってくるようです。このままいつまでもまあるい心で暮らしたいものです。

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ミサイル攻撃

2022-04-27 20:43:00 | Weblog

 

  「ミサイルで攻撃しました」淡々と告げるニュースを淡々と聞く

 ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが初めて報じられた日はただただ驚きました。この時代に戦争が起こるなんて・・・ 「どうにかして平和を」 と心から願いました。ミサイル攻撃のニュースやウクライナの人たちの痛ましい映像に心が痛み、さらに核戦争への不安も感じました。あれから何日も同じような日々が続き、同じように心を痛めて来ました。でもこのごろはそのニュースを淡々と聞いている自分が居て、そんな自分を恐ろしく思います。

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緋めだかの初産卵

2022-04-26 19:13:04 | Weblog

  

      はやばやと産卵したよ緋めだかが赤い毛糸の産卵床に

 緋めだかの産卵は6月ごろと思っていたのですが、このところ気温が高くなったのでもしやと思い産卵床を入れておきました。ところがなんと今朝みると10個くらい生んでいました。赤いめだかだから私の作った赤い毛糸の産卵床が気に入ったのかな?それとも栄養豊富なグリーンウオーターが気に入ったのかな?いずれにせよこんなに早く生むとはびっくりです。このままだと親が食べてしまうので、あわててクレソンが浮かぶ別の水槽に移しました。この調子だと今年はどんなに増えるのだろう?めだか屋さんにでもなろうかな(笑)

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蕗の味

2022-04-25 21:37:20 | Weblog

    

    これは蕗これは白雪芥子の葉と区別をしつつ庭の蕗とる

    筍と炊きたる蕗のほろ苦き味を楽しむ独りの夕餉

 古里の山から抜いてきた蕗がどんどん増えて、白雪芥子と一緒に庭の一隅を占めています。見ていたら急に食べたくなったので蕗を採りました。蕗の葉と白雪芥子の葉はとてもよく似ています。小さいのが白雪芥子、大きいのが蕗なので私はすく分かりますが、初めての人は区別するのが難しいかも知れません。今日の夕食レシピの一品に蕗と筍の煮つけをしました。今年初の蕗は柔らかくてほろ苦く最高でした。やはり苦みは究極のうま味ですね。

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清純な誘惑

2022-04-24 21:56:26 | Weblog

 

      今年また白雪芥子が白々と狭庭を埋めて優美に咲けり

     群れ咲ける白雪芥子の清純な誘惑に酔ふ朝のひと時

 白くて芥子に似ているところから白雪芥子と名付けられたこの花は、我が家の庭が好きらしく、困るくらいに増えて毎年この時期に白い可憐な花をいっぱい咲かせます。ハート型の葉に四枚の白い花弁、そして黄色のポンポンみたいな大きな蕊、全体が嫋やかで可憐で・・・いつまで見ていても飽きない花です。花言葉を調べてみたら「優美」 「清純な誘惑」とあったので、この言葉を入れて詠んでみました。

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火の如く

2022-04-23 21:39:02 | Weblog

        一株を貰ひ五年を経て今は三株に二輪の君子欄咲く

        ひと茎に十五の花を丸く付け君子欄は火の如咲けり

 友が5年ほど前に小さな君子欄をひと株持って来てくれました。2年して花が咲き、3年して2株に増えたので鉢を少し大きいものに植え替えました。それ以来毎年花を咲かせ、今年も相変わらず2輪の華やかなオレンジ色の花を咲かせています。よく見ると小さな株が出来ていて3株となりました。一本の茎に丸く沢山の花が咲いているので、数えてみたら二本とも15個の花が咲いていました。まるで火が燃えているようです。

 

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ありがとう

2022-04-22 21:52:43 | Weblog

       

   動き出す新幹線より「ありがとう」と姉は手帳に書きて吾に見す

 在来線との連絡の都合で姉と話す時間はあまり無く、新幹線のホームに上がって乗る位置を確認するのがやっとでした。動き始めた列車の中で姉は突然持っていた手帳に大きな字で「ありがとう」と書いてそれを列車の窓ガラス越しに私に見せながら遠ざかって行きました。そのことが寝ようとしても思い出され悲しくなりました。どこにいても電話で話は出来るけれど、会うことはもう出来ないような気がして、よけいに悲しくなってしまいました。

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姉の旅立ち

2022-04-21 18:51:02 | Weblog

      子の住める熱海に姉は旅立ちぬマスクの下に憂ひ隠して

      見送る吾に姉は持ち呉る自らの育てしサニーレタスと葱を

 津山に在住の姉がある事情でいろいろと悩んだ末、身の回りを整理して息子の住む熱海に今日旅立ちました。コロナが気になるものの、岡山駅に向かい24番線から万感の思いで見送りました。姉の複雑な思いを推し量ってみるものの、マスクのせいで分からないまま、お互いに目だけを見つめ合って力いっぱい手を振りました。こんな時なのに姉は自分の育てた立派なサニーレタスと葱を持って来てくれました。

 

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